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6/10【天龍プロジェクト】新設UNタッグ王座決定ワンデートーナメント開催 青柳兄弟が制して初代王者に

『天龍プロジェクト認定UNタッグベルト初代王者決定1DAYトーナメント』が10日、東京・GENスポーツパレスで行われ、全日本・青柳優馬&青柳亮生がトーナメントを制し、初代UNタッグ王者となった。

 PWFが認可し、天龍プロジェクトが認定するUNタッグ王座が新設。黄、青それぞれのベルトには“龍原砲”天龍源一郎&阿修羅・原のキャッチフレーズだった“阿吽"の阿と吽の文字があしらわれた。

 この日、初代王者チームを決めるワンデートーナメントが行われた。出場したのは佐藤耕平&SUSHI、青柳兄弟、河野真幸&児玉裕輔、神谷英慶&吉田和正の4チーム。青柳兄弟は1回戦で耕平&SUSHIと激突。亮生が腹部攻めで劣勢の連続となり、優馬のドロップキックも誤爆してピンチを迎えたが、最後は丸め込みでSUSHIから3カウントを奪って逆転勝利を収めた。

 決勝戦に進出した青柳兄弟は河野&児玉と対決した。ここでも二人は阿吽の呼吸とはいかず。児玉にツープラトン攻撃を狙ったものの、勇馬がドロップキック、亮生がバックエルボーを同時に放って息が合わない。その後も優馬のドロップキックが亮生に誤爆し、河野&児玉に攻勢を許した。

 終盤には亮生のトラースキック、キリモミ式ジャンピングハイキックが立て続けに優馬に誤爆。孤立した優馬が河野のランニングニーと児玉のトラースキックのサンドイッチ攻撃を食らった。敗戦の2文字がちらつく中、亮生が児玉を雪崩式フランケンシュタイナーで叩き落として突破口。ダブルドロップキックの兄弟連係もようやくズバリと決まり、勇馬がロックスターバスター、THE FOOLとたたみかけて児玉から3カウントを奪った。

 ワンデートーナメントを制した青柳兄弟が新設・UNタッグ初代王者に君臨。兄弟でのタッグ王座戴冠は初で、亮生は自身初のタッグベルト奪取となった。「1回戦から2回戦まですべてバッチリ。阿吽という言葉はまさに青柳兄弟のために用意されたものと言っても過言ではない」と豪語した優馬は新設ベルトを手にして「これから先、どんどん青柳兄弟が重みのあるベルトにしてやりたいと思います」と宣言。「そのうち全日本プロレスのリングでもやってしまおう」とホームリングでの防衛戦も視野に入れた。

 試合後、さっそく挑戦者が現れた。天龍プロジェクトの中心選手の一人である光留だ。「佐藤光留ここで何と呼ばれてるか知ってる? ミスター天龍プロジェクトだよ」と豪語した光留は「所属もデビューのリングもバラバラなんだけどさ、痛みの伝わりすぎるプロレスって俺が口走っちゃたらさ、みんなそれで命削って天龍プロジェクトのリングでやってる仲間がこうして目の前でやられて、いてもたってもいられなくて入ってきましたよ」と続けると、「初代王者の最初の防衛戦はミスター天龍プロジェクト佐藤光留と誰を連れてくるか、それで受けてもらえないかな?」と挑戦を表明した。青柳兄弟も拒む理由はなく、優馬が「見てください、このベルト。獲ったのはプロレス界一エモい青柳兄弟だ。痛みの伝わるバチバチの熱い天龍プロジェクトに俺たち兄弟のエモいプロレスをみんなに叩き込んでやります」と受けて立った。

 さらに優馬は「天龍プロジェクトに集まってる選手はいろんなところから集まってる選手ですから、そこに我々行きますよ。日程とギャラさえ合えば」との意向も表明。初代UNタッグ王者となった青柳兄弟は幅広い舞台での防衛戦によって、この新設ベルトの価値を高めていく。


【試合後の優馬&亮生(1回戦後)】
▼優馬「何とかワンデートーナメント1回戦突破することができた。まさに青柳兄弟ならではの阿吽の呼吸があっただろ」

▼亮生「どこがだよ。てめぇ邪魔しやがって。俺一人でやっただろ」

▼優馬「メチャメチャ阿吽の呼吸だったろ。阿吽の呼吸だ。まさにUNのベルトに書いてある阿と吽、阿吽の呼吸がバッチリ決まったタッグチームの1回戦突破だ。このまま2回戦、優勝決定戦も俺たちが阿吽の呼吸でUNタッグのベルトをいただいてやる」

▼亮生「やってやろうぜ。次は頼むぞ」

▼優馬「よし、やるぞ。阿吽の呼吸だ」

▼亮生「次は阿吽頼むよ」


【試合後の優馬&亮生(決勝戦後)】
▼優馬「バッチリだったね」

▼亮生「阿吽だね」

▼優馬「1回戦から2回戦まですべてバッチリ。阿吽という言葉はまさに青柳兄弟のために用意されたものと言っても過言ではない」

▼亮生「阿吽だ、阿吽だ」

▼優馬「それぐらい阿吽の呼吸でこのベルト、初代王者となりました。UNタッグのベルト。物理的にも重い。これから先、どんどん青柳兄弟が重みのあるベルトにしてやりたいと思います」

▼亮生「阿吽で」

▼優馬「そして、さらに我々、青柳兄弟、プロレス界一エモい兄弟タッグでございますが、天龍プロジェクトの痛みの伝わるバチバチの熱いプロレスにプラスアルファ、青柳兄弟のエモさを追加して天龍プロジェクト、青柳兄弟が盛り上げていっちゃおうかな。そして次、初代王者による初防衛戦、佐藤光留ともう一人、Xか? Xということにしておこう。どうすんだ? 佐藤光留でさえ、ただでさえめんどくさいのに、さらにめんどくさい男を呼んでくると言って、お兄ちゃん、すでに胃が痛いよ。どうしたらいいんだ?」

▼亮生「大丈夫。今日の全部の試合通してみてもらったとおり、阿吽だよ。阿吽しかないんだよ、俺たちは。変態だろうが何だろうが阿吽で、エモさでぶっ倒してやる」

▼優馬「そういうことだ。楽しみにしていてください」

――兄弟で初のベルト獲りとなったが?

▼優馬「そうじゃんね。初ベルトじゃない? 一生持ってよう」

▼亮生「このまま持ち続けて。20年でも30年でも」

▼優馬「そのうち全日本プロレスのリングでもやってしまおう」

▼亮生「やろうか」

▼優馬「天龍プロジェクトだけじゃない、全日本プロレスだけじゃない。天龍プロジェクトに集まってる選手はいろんなところから集まってる選手ですから、そこに我々行きますよ。日程とギャラさえ合えば」

――どちらのベルトを持つかジャンケンで決めていたが?

▼優馬「青色だからいいなと思って」

――黄色は天龍さんの色だが?

▼優馬「天龍さんの色? じゃあ、俺こっち」

▼亮生「交換する?」

▼優馬「いや、俺、天龍さんの色がいい。あ、違う。次持っていく時は俺がそっち持っていく」

▼亮生「交代?」

▼優馬「仲よくね。阿吽で選ぼう」

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