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5/5【DDT】KING OF DDT開幕 高木が王者・上野から金星奪取でKO-D無差別視野に

 DDTシングル最強決定トーナメント『KING OF DDT〜20th Anniversary〜』が5日、東京・後楽園ホールで開幕。御年54歳の高木三四郎がKO-D無差別級王者・上野勇希から金星を挙げ、高らかに優勝を公言した。

 レジェンド枠としてエントリーした高木は28歳の上野に対抗すべく、試合当日までに若返りを図ると宣言していた。開始早々、ラリアットをぶちかました高木だったが、プランチャで反撃されると、ケブラーダを食らって脇腹を痛めたか動きが止まった。

 それでも高木はスピリコドライバーで必死の反撃。五十肩のため久しく封印していたシットダウンひまわりボムを敢行した。上野は顔面へのドロップキックを連発したが、WRは鷹木が阻止して逆さ押さえ込みで丸め込むと、スタナーをさく裂。上野も顔面へのヒザ蹴りで逆襲したが、BMEを回避した高木は再びスタナーを決めて3カウントを奪った。

 高木がKO-D王者・上野を破って1回戦を突破。番狂わせをやってのけた大社長は「昭和の意地だよ。上野に勝ったってことは俺がチャンピオンじゃないの? 俺が挑戦してもいいよな。俺が勝ち上がってあいつを必ず指名してやる」とKO-Dベルトを視野に入れた。5・11横浜大会における2回戦で佐々木大輔との対戦が決定。「勝つよ。去年、竹下(幸之介=KONOSUKE TAKESHITA)と約束したことがあるし、必ず勝ち上がる。俺があいつ(上野)に勝ったんだから挑戦する資格はあるよね。タイミングとか重なればワンチャンいきたいと思う」と言い切った高木は竹下とのKO-D戦実現を原動力にKING OF DDT制覇を描いた。

 対する佐々木は1回戦で飯野雄貴と対戦。パワー殺法に苦しめられながらも、セコンドのMJポーを巧みに介入させてペースを握らせず。最後はスタンドでのクロスオーバー・フェースロックで絞め上げてタップを奪った。佐々木は「飯野、てめえがその肉体で何をしてこようと、俺には通用しねぇ」と豪語。「次、上野は負けたのか? 今すぐベルトを返上しろ。この恥さらしが」と要求したうえで、2回戦へ向けて「高木三四郎、2回戦で俺に負けて新入社員からやり直せ。ちょっくら優勝してきます」と通告した。

 一方、よもやの1回戦敗退となった上野は「おごりなのか、慢心なのか。僕はチャンピオンだからプライドがあるから、今日の負けは悔しいね」と敗戦の弁。「僕に勝ったなら、絶対このベルト獲りに来ないと。逃げっ放しはダメよ。社長だろうが、休業しようが、帰ってこようが、誰よりも大人になってはいけないのが高木さんなんで。俺は高木さんのこと、チャンピオンとしてぶっ潰すから。絶対挑戦してきてよ」とKO-D王座をかけての再戦を見据えていた。

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