7/7【WWE】シコアが予告通り王者コーディ狩り 統一WWE王座挑戦を決定的に

　『マネー・イン・ザ・バンク』が現地時間6日、カナダ・オンタリオ州トロントで行われ、“ブラッドライン"ソロ・シコア&ジェイコブ・ファトゥ&タマ・トンガがコーディ・ローデス&ランディ・オートン&ケビン・オーエンズに快勝。予告通り王者・コーディに直接勝利したシコアは統一WWE王座挑戦を決定的にした。

　ブラッドラインの“一族の長"シコアは6・15スコットランド大会『クラッシュ・アット・ザ・キャッスル』でタマ・トンガ&トンガ・ロアとともに統一WWE王者・コーディを襲撃。ランディ・オートン&ケビン・オーエンズがコーディを救出したことで、この日の6人タッグ対決が決まった。その後、シコアはジェイコブ・ファトゥをブラッドラインの新メンバーに迎え、「ローマン・レインズは戻ってこない」と断言したうえでポール・ヘイマンを追放。「コーディ・ローデス、お前を狙う。そしてお前は俺を承認する」とこの日の直接勝利で統一WWE王座挑戦を決定づける構えをみせていた。

　序盤、タマが集中砲火を浴び、ジェイコブもオートンにエレベイテッドDDTを決められたが、何事もなかったように立ち上がってサモアンドロップで逆襲。地元・カナダ凱旋となったオーエンズが病床の母に届けとばかりにキャノンボール、スワントーンボムの猛攻に出たが、ブラッドラインが代わる代わるの集中砲火を浴びせて劣勢に追い込んだ。

　ようやくコーディにタッチが渡ると、高速パワースラム、三角飛びレッグラリアットでシコアに猛攻。コーディカッターでタマを蹴散らし、トペ・スイシーダを放つ。さらにセコンドのトンガ・ロアにもトペで突っ込み、襲いかかってきたジェイコブをショルダースルーでバリケード外に投げ捨てた。

　コーディがリングに戻ると、シコアがスピアーで迎撃。ランニングエルボーがレフェリーに誤爆すると、コーディがクロスローズで逆襲したが、3カウントは入らない。それでもオーエンズがフロッグスプラッシュ、オートンがRKOを立て続けに決めたものの、レフェリーは昏倒したまま。ならばとオーエンズがバリケードから実況席へのフロッグスプラッシュでジェイコブをテーブル葬。パッケージドライバーでタマを仕留めにかかったが、ロアがローブローで妨害した。

　オートンがRKOを連発してロアとタマを蹴散らしたが、次の瞬間、シコアがサモアンスパイクを叩き込んだ。コーディがクロスローズをロコモーション式で決めたものの、ジェイコブがダイビングサマーソルトアタック、サドンインパクトで鎮圧。コーディを捕まえると、シコアがサモアンスパイクを叩き込む。そしてジェイコブによってリングに戻されたレフェリーが3カウントを数えた。

　ブラッドラインが悪の限りを尽くして快勝。シコアは予告通り王者・コーディに直接勝利を収め、統一WWE王座挑戦を決定的とした。試合後、ジェイコブが一族の長の証である赤いレイ“ウラ・ファラ"をシコアの首にかけると、ブラッドラインの4人は天を指さし、PLE大会の幕が下りた。

　マネー・イン・ザ・バンクの模様は日本国内ではABEMAにて放映された。