【WWE】世界ヘビー新王者・グンターがゆかりの地ドイツでオートンとの防衛戦が決定 2024/8/6 23:00

 ロウが現地時間5日、メリーランド州ボルチモアで行われ、世界ヘビー級新王者・グンターにランディ・オートンが挑戦を表明。8・31ベルリン大会『バッシュ・イン・ベルリン』で両者による王座戦が決まった。

 2日前の『サマースラム』でグンターがダミアン・プリーストを破って世界ヘビー級王座を戴冠。この日のオープニングでインペリウムのメンバーであるルドウィッグ・カイザーに呼び込まれ、ベルトを携えたグンターがスーツ姿で登場した。

 グンターがベルトを掲げると花火が派手に鳴らされた。場内から「王者にふさわしい!」チャントが飛ぶ中、グンターは「俺はIC王座最長保持記録を打ち立てた。キング・オブ・ザ・リング覇者でもある。そして今、世界ヘビー級王者になった」と胸を張り、「今夜、新しい伝説が始まる。このベルトもWWEも喜んでいるだろう。俺が世界ヘビー級王者として成し遂げる偉業はIC王者時代とは比にならない。俺は最強だ。いつでも誰でもかかってこい」と豪語した。

 グンターの演説を止めるようにオートンが現れた。両者は5月の「キング・オブ・ザ・リング」トーナメント決勝戦で対決し、グンターが勝利している。オートンは「グンター、そのベルトよく似合っているぞ。王者らしい姿だ」と称えたが、「お前が王者になれたのはそもそも俺のおかげじゃないか。お前はキング・オブ・ザ・リングで俺を破ってサマースラムでの挑戦権を得た。だが、お前は本当に俺に勝ったのか?」と疑問を投げかけた。

 「観客も俺もわかっている。トリプルHさえもわかっている。フォールされた時、俺の肩はマットについていなかった。レフェリーのミスだ」と指摘したオートンは「トリプルHはその映像を見てこう言った。『オートンvsグンターをもう一度やるべきだ』とな。俺が今日出てきたのはそれを実現させるためだ」とキッパリ。「それに今、お前に対抗できるのは俺だけだろ。互角に渡り合えるのは俺だけだ」と豪語すると、「『バッシュ・イン・ベルリン』でお前を倒し、俺がニュー世界ヘビー級王者になってやる」と挑戦を表明した。

 観客も「ランディ!」チャントで支持。グンターは「お前の言っていることは正しい。キング・オブ・ザ・リングでの判定は俺の汚点でもあった」とし、「だが、お前の頭の中の声が俺に勝てると言っているなら、その声は間違っている。ランディ・オートン、受けてやるよ」と受諾。自ら右手を差し出してオートンと握手を交わした。

 これを受けて8・31ベルリン大会『バッシュ・イン・ベルリン』で世界ヘビー級王座をかけた3ヵ月ぶりの再戦が正式決定。オーストリア出身のグンターはかつてドイツwXwで活動。ゆかりの地で防衛戦に臨むことになった。

 今回のロウの模様は日本国内ではABEMAにて放映された。