【AEW】オスプレイ2冠ならず ヤングバックスが熱戦制してAEW世界タッグ王座死守 2024/9/26 15:00

 『AEWダイナマイト:グランドスラム』が現地時間25日、ニューヨーク州クイーンズで行われ、ウィル・オスプレイがカイル・フレッチャーと組んでAEW世界タッグ王者ヤングバックス(マシュー&ニコラス・ジャクソン)に挑戦したものの敗戦。シングル&タッグ2冠君臨はならなかった。

 AEWインターナショナル王者のオスプレイは2週間前、フレッチャーと組んで9チーム出場のカジノガントレット戦を制し、AEW世界タッグ王座挑戦権を獲得。この日、王者・ヤングバックスと対決した。

 オスプレイはフレッチャーと好連係を披露。ダブルヒップトスでニコラスを投げ、ダブルサッカーボールキックをお見舞い。マシューとの同士討ちを誘うと、オスプレイがフレッチャーを踏み台にムーンサルトを放つ。さらにコーナーから二人同時のケブラーダを発射して沸かせ、オスプレイがハンドスプリングオーバーヘッドキックで二人まとめてなぎ倒した。

 ヤングバックスも連係を駆使して逆転する。ニコラスがジャンピングハイキックで反撃すると、マシューがニコラスを踏み台にしてのスライスブレッド、ニコラスがランニングニーを立て続けにさく裂。オスプレイをトップロープに乗せると、ニコラスがダイビングローリングギロチン、マシューが開脚式パワーボムを連続して決めた。

 EVPトリガーはオスプレイが不発に終わらせ、オスカッターで二人まとめて叩きつけた。フレッチャーも両腕ラリアットでヤングバックスを吹き飛ばしたが、パワーボムはマシューにフェースバスターで切り返されてしまう。ならばとオスプレイがファイアーバードスプラッシュで援護射撃。ニコラスがカナディアンデストロイヤーで突き刺しても、次の瞬間、ヒドゥンブレードをぶち込んで4人が大の字となった。

 場内が沸き立つ中、ヤングバックスがエプロンでのTKドライバーを敢行してフレッチャーをリングアウト寸前に追い込めば、オスプレイ&フレッチャーもスタイルズクラッシュを同時に決めて譲らず。オスプレイがマシューにヒドゥンブレード、ストームブレイカーでたたみかけたが、ニコラスのカットに阻まれて3カウントは入らず。タイガードライバー'91も不発に終わったものの、掟破りの逆TKドライバー、コリオリと合体技を連発した。

 そしてドン・キャリスから凶器のスクリュードライバーを受け取ったフレッチャーがマシューに殴りかかろうとしたが、オスプレイが止めに入って未遂に終わった。すかさずマシューがオスプレイ、ニコラスがフレッチャーをベルトで殴打。孤立したフレッチャーはダブルトラースキック、EVPトリガーを立て続けに食らって3カウントを聞いた。

 ヤングバックスが熱戦を制してAEW世界タッグ王座を死守。オスプレイは自身が凶器攻撃を阻んだことがきっかけで敗戦に終わり、シングル&タッグ2冠のチャンスを逸した。