プロレス/格闘技DX

　NXTのプレミアムライブイベント『ヴェンジェンス・デー』が現地時間15日、ワシントンDCで行われ、稲村愛輝がジョシュ・ブリッグスと組んでNXTタッグ王者・ネイサン・フレイザー&アクシオムに挑戦したものの惜敗に終わった。

　昨年11月に米フロリダ州オーランドのWWEパフォーマンスセンター入りした稲村は12月にNXTデビュー。NOAHの昨年N-1 VICTORYに出場したブリッグスとタッグを結成し、この日、PLEの大舞台でタッグ王座挑戦のチャンスをつかんだ。

　先発で飛び出した稲村はアクシオムのスピードに翻ろうされ、王者組のダブル低空ドロップキックで先手を取られてしまう。フレイザーの延髄斬り、アクシオムの延髄ラリアット、フレイザーと波状攻撃を浴びたが、ブリッグスがチョークスラムでアクシオムを投げ、稲村がバックブリーカーで迎撃する連係で反撃。四股を踏んでから突っ張り連打を浴びせ、グーパンチ&逆水平の交互連打を叩き込んだ。

　流れをつかんだ稲村組はブリッグスがショルダースルーでアクシオムを投げ飛ばし、キャッチした稲村がシットダウンパワーボムで叩きつける連係で勝機を作った。フレイザーのカットに阻まれ、稲村がアクシオムのスパニッシュフライで叩き落とされたが、ブリッグスは雪崩式チョークスラムでフレイザーをアクシオムに投げつける荒技を敢行。稲村はブレイザーをデスバレーボムでアクシオムめがけて投げつけた。

　「イナムラ!」チャントの中、稲村はダイビングボディプレスを放ったが、痛恨の自爆に終わった。ブリッグスがアクシオムのケブラーダで場外に分断されると、孤立した稲村はアクシオムのミサイルキックとフレイザーの水面蹴りを同時に食らって3カウントを聞いた。

　稲村が接戦の末に悔しい敗戦。NXT参戦から2ヵ月、初の勲章獲りはならなかった。

　ヴェンジェンス・デーの模様は日本国内ではABEMAにて生放映された。