【DDT】KO-D無差別戦へクリスが「輝いている高梨さん」希望、高梨「DDTで生きている証明」を 2025/3/16
『Judgement2025直前!大物販&記者会見祭り in 大田区産業プラザ』が16日、開催され、3・20後楽園大会のKO-D無差別級選手権試合「クリス・ブルックスvs高梨将弘」へ向けた公開調印式が行われた。 2・23後楽園大会でクリスが盟友・高梨を3・20後楽園大会の挑戦者に指名。CDK対決によるKO-D無差別戦が実現する。2018年11・25後楽園大会で第68代王者・佐々木大輔に挑んで以来、6年4ヵ月ぶりの挑戦となる高梨は「DDTの中で何かの実績を持っているかと言ったら怪しい」と挑戦資格に自ら疑問符をつけ、クリスからの指名を「お前と闘いたいという気持ちはわかるんですけど、その中でクリスが自分を指名してくれたのは優しさ」と受け止めた。 12年10ヵ月ぶり2度目の戴冠のチャンスだが、「反面その優しさは残酷だなとも思っている。今何も持ってない、DDTでの実績がないと思っている自分がここでクリスに負けてしまったら、『敗者入団』とか『敗者退団』とかじゃないですけど、自分のことも考えないといけない」と危機感もある。一方で「不思議とクリスの強さを認めながらも開き直った気持ち」との心境を口にしたように、3・8横浜大会における前哨戦でクリスに直接勝利。「3月20日今現在のDDTで高梨将弘が生きているということを証明したい」と誓った。 クリスが自らCDK対決を選んだのは「高梨さんが(団体)外でタイトルマッチを闘っているのを見て、ジェラシーを感じて、僕も高梨さんとこういう闘いをしたい」と望んだからだった。「自分が凄いと思ってる選手、もっと輝けると思ってる選手にスポットライトが当たって欲しい」というのがSCHADENFREUDE Internationalを結成した理由。それはまさに今回の高梨指名に当てはまる。前哨戦での敗北を「高梨さんはピンフォールをかすめとったと思っているかもしれないけど、僕はキッチリ負けたという感覚」と受け止めたクリスは「その輝いている高梨さんを後楽園で見せてもらって、過去のことにとらわれず、今後の未来をSCHADENFREUDE Internationalのみんなとより輝かしいDDTの未来に向かって一緒に築き上げていきたい」と希望していた。 【会見の模様】 ▼高梨「こういう場に出るのも久しぶりで、場違いじゃないかなってめちゃくちゃ圧倒されてる。DDT28周年、自分がDDTに入って22年、最初の頃の『Judgement』の記憶が強い。あの頃はベルファーレでやっていて高木(三四郎)さんが、7万5千円で味方の有象無象のレスラーを集めてくる、この会社凄いなと思ってました。その頃の印象が強い。こんな凄い会場で『Judgement』の前に、こういうイベントをやれる。DDTが成長して来れたのはDDTで今頑張っているチームの仲間たち、スタッフの方、今も応援してくれる皆さんのおかげだと思っている。その中でも今のDDTの顔というのはクリス・ブルックス。そのチャンピオンに指名していただいて、自分がチャレンジャーなんですけど……DDTの中で何かの実績を持っているかと言ったら怪しい。その中でクリスが自分を指名してくれたのは優しさだけじゃなくて、お前と闘いたいという気持ちはわかるんですけど、優しさはもちろんあって。でも反面その優しさは残酷だなとも思っている。今何も持ってない、DDTでの実績がないと思っている自分がここでクリスに負けてしまったら、ちょっともうこれ……『敗者入団』とか『敗者退団』とかじゃないですけど、自分のことも考えないといけないよな、という追い込まれた気持ち。いつもならこういう状況になると『わー、もうどうしよう』とパニックになったりするんですけど、不思議とクリスの強さを認めながらも開き直った気持ちで今いさせてもらってます。3月20日今現在のDDTで高梨将弘が生きているということを証明したい」 ▼クリス「高梨さんはDDTの過去の話をたくさんされて、最初から負けるような話し方をされてますけど、僕がDDTの顔、それはそうですけど、そうなれたのは高梨さんを含めた仲間のサポートがあったからこそ。SCHADENFREUDE Internationalを作った時の気持ちというのは自分が凄いと思ってる選手、もっと輝けると思ってる選手にスポットライトが当たって欲しい、という思いだった。当然この試合、負けるつもりはありませんけども、今回の試合を通じて高梨さんが(団体)外でタイトルマッチを闘っているのを見て、ジェラシーを感じて、僕も高梨さんとこういう闘いをしたいと感じていた。その輝いている高梨さんを後楽園で見せてもらって、過去のことにとらわれず、今後の未来をSCHADENFREUDE Internationalのみんなとより輝かしいDDTの未来に向かって一緒に築き上げていきたい」 ――昨年の一騎打ち以来1年半ぶりの対戦となった3・8横浜大会での試合で相手の変化は感じた? ▼高梨「肌は合わせなくても常に横にいるので、クリスのことを知り尽くしてるくらいに思っていたんですけど、横浜で試合をやってみて思ったのは、パワーだけでなく……物理的にコントロールされちゃうなというのがあった。あの時は結果的に3カウント取ったが、精神的にではなく物理的にコントロールされてしまう。大きいから、パワーがあるからとかじゃなく、コントロールする力がある、そこは計算外での誤差ではあった。数日あるのでお酒でも飲んで、ちょっとその誤差を埋められたらと思ってます」 ▼クリス「酒の力を借りるという点に関しては、僕も20日まで毎日飲むので簡単にはいかないと思います。横浜で対角に立った高梨さんは、僕がジェラシーを感じるような試合、木高イサミさん、ドリュー・パーカーと試合をした時の、対角に立ちたいと思っていた高梨将弘の片りんを見ることが出来た。あの試合で僕が負けたのは、高梨さんはピンフォールをかすめとったと思っているかもしれないけど、僕はキッチリ負けたという感覚。高梨さんの20周年興行の時は僕が勝っているので、1対1のイーブンであるので、3月20日後楽園ではどっちが勝ってもおかしくないのかなと思っているので気を引き締めたい」 ――13年ぶりの戴冠を果たしたあかつきに、どんな防衛ロードを描いている? ▼高梨「クリスと闘ったら、その先に誰と闘いたい、何がやりたい、というより、見なきゃいけないのはリーグ戦を優勝した高鹿(佑也)選手だと思うんで。クリスだけを見なきゃいけない状況かもしれないけど、彼のリーグ戦での闘い、後楽園の舞台での試合を見させてもらってるので。彼のことを一番今考えてます。ベルトを巻いて何をするか、他団体、海外、他の人と違うことをするっていうのはあるかもしれないけど、それをやりたいというわけじゃなくて、あくまでベルトを巻いているDDTの顔としてそういう場所に立つっていうことは考えたとしても、このベルトの防衛戦でまず何に向かい合わないかいけないかっていうのは高鹿選手だと思っていて。それは自分の中で揺らがないものです」
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『Judgement2025直前!大物販&記者会見祭り in 大田区産業プラザ』が16日、開催され、3・20後楽園大会のKO-D無差別級選手権試合「クリス・ブルックスvs高梨将弘」へ向けた公開調印式が行われた。
2・23後楽園大会でクリスが盟友・高梨を3・20後楽園大会の挑戦者に指名。CDK対決によるKO-D無差別戦が実現する。2018年11・25後楽園大会で第68代王者・佐々木大輔に挑んで以来、6年4ヵ月ぶりの挑戦となる高梨は「DDTの中で何かの実績を持っているかと言ったら怪しい」と挑戦資格に自ら疑問符をつけ、クリスからの指名を「お前と闘いたいという気持ちはわかるんですけど、その中でクリスが自分を指名してくれたのは優しさ」と受け止めた。
12年10ヵ月ぶり2度目の戴冠のチャンスだが、「反面その優しさは残酷だなとも思っている。今何も持ってない、DDTでの実績がないと思っている自分がここでクリスに負けてしまったら、『敗者入団』とか『敗者退団』とかじゃないですけど、自分のことも考えないといけない」と危機感もある。一方で「不思議とクリスの強さを認めながらも開き直った気持ち」との心境を口にしたように、3・8横浜大会における前哨戦でクリスに直接勝利。「3月20日今現在のDDTで高梨将弘が生きているということを証明したい」と誓った。
クリスが自らCDK対決を選んだのは「高梨さんが(団体)外でタイトルマッチを闘っているのを見て、ジェラシーを感じて、僕も高梨さんとこういう闘いをしたい」と望んだからだった。「自分が凄いと思ってる選手、もっと輝けると思ってる選手にスポットライトが当たって欲しい」というのがSCHADENFREUDE Internationalを結成した理由。それはまさに今回の高梨指名に当てはまる。前哨戦での敗北を「高梨さんはピンフォールをかすめとったと思っているかもしれないけど、僕はキッチリ負けたという感覚」と受け止めたクリスは「その輝いている高梨さんを後楽園で見せてもらって、過去のことにとらわれず、今後の未来をSCHADENFREUDE Internationalのみんなとより輝かしいDDTの未来に向かって一緒に築き上げていきたい」と希望していた。
【会見の模様】
▼高梨「こういう場に出るのも久しぶりで、場違いじゃないかなってめちゃくちゃ圧倒されてる。DDT28周年、自分がDDTに入って22年、最初の頃の『Judgement』の記憶が強い。あの頃はベルファーレでやっていて高木(三四郎)さんが、7万5千円で味方の有象無象のレスラーを集めてくる、この会社凄いなと思ってました。その頃の印象が強い。こんな凄い会場で『Judgement』の前に、こういうイベントをやれる。DDTが成長して来れたのはDDTで今頑張っているチームの仲間たち、スタッフの方、今も応援してくれる皆さんのおかげだと思っている。その中でも今のDDTの顔というのはクリス・ブルックス。そのチャンピオンに指名していただいて、自分がチャレンジャーなんですけど……DDTの中で何かの実績を持っているかと言ったら怪しい。その中でクリスが自分を指名してくれたのは優しさだけじゃなくて、お前と闘いたいという気持ちはわかるんですけど、優しさはもちろんあって。でも反面その優しさは残酷だなとも思っている。今何も持ってない、DDTでの実績がないと思っている自分がここでクリスに負けてしまったら、ちょっともうこれ……『敗者入団』とか『敗者退団』とかじゃないですけど、自分のことも考えないといけないよな、という追い込まれた気持ち。いつもならこういう状況になると『わー、もうどうしよう』とパニックになったりするんですけど、不思議とクリスの強さを認めながらも開き直った気持ちで今いさせてもらってます。3月20日今現在のDDTで高梨将弘が生きているということを証明したい」
▼クリス「高梨さんはDDTの過去の話をたくさんされて、最初から負けるような話し方をされてますけど、僕がDDTの顔、それはそうですけど、そうなれたのは高梨さんを含めた仲間のサポートがあったからこそ。SCHADENFREUDE Internationalを作った時の気持ちというのは自分が凄いと思ってる選手、もっと輝けると思ってる選手にスポットライトが当たって欲しい、という思いだった。当然この試合、負けるつもりはありませんけども、今回の試合を通じて高梨さんが(団体)外でタイトルマッチを闘っているのを見て、ジェラシーを感じて、僕も高梨さんとこういう闘いをしたいと感じていた。その輝いている高梨さんを後楽園で見せてもらって、過去のことにとらわれず、今後の未来をSCHADENFREUDE Internationalのみんなとより輝かしいDDTの未来に向かって一緒に築き上げていきたい」
――昨年の一騎打ち以来1年半ぶりの対戦となった3・8横浜大会での試合で相手の変化は感じた?
▼高梨「肌は合わせなくても常に横にいるので、クリスのことを知り尽くしてるくらいに思っていたんですけど、横浜で試合をやってみて思ったのは、パワーだけでなく……物理的にコントロールされちゃうなというのがあった。あの時は結果的に3カウント取ったが、精神的にではなく物理的にコントロールされてしまう。大きいから、パワーがあるからとかじゃなく、コントロールする力がある、そこは計算外での誤差ではあった。数日あるのでお酒でも飲んで、ちょっとその誤差を埋められたらと思ってます」
▼クリス「酒の力を借りるという点に関しては、僕も20日まで毎日飲むので簡単にはいかないと思います。横浜で対角に立った高梨さんは、僕がジェラシーを感じるような試合、木高イサミさん、ドリュー・パーカーと試合をした時の、対角に立ちたいと思っていた高梨将弘の片りんを見ることが出来た。あの試合で僕が負けたのは、高梨さんはピンフォールをかすめとったと思っているかもしれないけど、僕はキッチリ負けたという感覚。高梨さんの20周年興行の時は僕が勝っているので、1対1のイーブンであるので、3月20日後楽園ではどっちが勝ってもおかしくないのかなと思っているので気を引き締めたい」
――13年ぶりの戴冠を果たしたあかつきに、どんな防衛ロードを描いている?
▼高梨「クリスと闘ったら、その先に誰と闘いたい、何がやりたい、というより、見なきゃいけないのはリーグ戦を優勝した高鹿(佑也)選手だと思うんで。クリスだけを見なきゃいけない状況かもしれないけど、彼のリーグ戦での闘い、後楽園の舞台での試合を見させてもらってるので。彼のことを一番今考えてます。ベルトを巻いて何をするか、他団体、海外、他の人と違うことをするっていうのはあるかもしれないけど、それをやりたいというわけじゃなくて、あくまでベルトを巻いているDDTの顔としてそういう場所に立つっていうことは考えたとしても、このベルトの防衛戦でまず何に向かい合わないかいけないかっていうのは高鹿選手だと思っていて。それは自分の中で揺らがないものです」
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