プロレス/格闘技DX

　スマックダウンが現地時間21日、イタリア・ボローニャで行われ、ドリュー・マッキンタイアとダミアン・プリーストがタッグ対決。勝利したダミアンを試合後、マッキンタイアが襲撃し、両者の一騎打ちが決定的となった。

　マッキンタイアとダミアンは3・1『イリミネーションチェンバー』におけるチェンバー戦に出場。マッキンタイアがダミアンに丸め込まれて敗退に終わると、クレイモアを叩き込んで憂さ晴らし。次の瞬間、ローガン・ポールのフロッグスプラッシュを食らったダミアンも敗れ去った。

　レッスルマニアメインの道を阻み合った両者の遺恨が発生。2週間前には襲撃合戦を展開し、先週は中邑真輔と対戦したダミアンをマッキンタイアが襲撃。鉄階段で殴打し、クレイモアを叩き込んだ。

　この日、マッキンタイアが中邑、ダミアンがジミー・ウーソとそれぞれ組んで激突した。ダミアンが入場時の奇襲攻撃を仕掛けると、マッキンタイアは中邑と二人がかりで暴行。そこへジミーがトペスイシーダで突っ込んだが、開始のゴングが鳴ると、マッキンタイアはフロントスープレックスでジミーを投げ飛ばし、中邑は場外での飛びヒザ蹴りをぶち込んだ。

　ジミーがサモアンドロップでマッキンタイアを叩きつけ、中邑に延髄斬りを見舞って突破口を開くと、ダミアンがフラップジャック、フライングショルダー、オールドスクールからのダイビングボディアタックの猛攻で中邑を圧倒。中邑がニールキックで反撃してもカウンターのラリアットで吹き飛ばした。

　するとマッキンタイアがカットに飛び込み、ダミアンを鉄柱に激突させる。ならばとジミーが場外に蹴散らすと、中邑がキンシャサをジミーにさく裂。次の瞬間、ダミアンがサウス・オブ・ヘブンを爆発させて一気に中邑から3カウントを奪った。

　試合後、マッキンタイアが背後からダミアンを襲撃。馬乗りになって殴りまくり、「てめえを見かけたら毎回その場でぶちのめす」と後頭部を何度もマットに痛打させ、クレイモアを叩き込んだ。大の字となったダミアンに向かってマッキンタイアは「お前のせいで俺は王座陥落した。俺にはてめえをぶちのめす道しか残ってねえ」と通告。昨年のレッスルマニアで世界ヘビー級王座を奪取したマッキンタイアだが、キャッシュインしたダミアンに敗れて即座に陥落。1年前の恨みを同じ祭典の大舞台で晴らす構えだ。

　今回のスマックダウンの模様は日本国内ではABEMAにて放映された。