【WWE】マッキンタイアがナイトとUS王座挑戦者決定戦もダミアン乱入で反則勝利 2025/4/26

 スマックダウンが現地時間18日、ネバダ州ラスベガスで行われ、ドリュー・マッキンタイアとLAナイトが新US王者ジェイコブ・ファトゥへの挑戦権をかけて対決。ダミアン・プリーストの乱入でマッキンタイアの反則勝利に終わった。

 レッスルマニアでファトゥがナイトを破ってUS王座を奪取。この日、ソロ・シコアとともにスマックダウンのリングに登場した。シコアが「レッスルマニアでの活躍は言うまでもないな。本当に素晴らしかった。彼がWWEの未来だ」とファトゥを称えたものの、「だが、これだけは言っておく。俺たちの家族も含め、誰もジェイコブを求めていなかった。俺以外はな。問題児だと思われていた彼を変えたのは誰だ? ここまで育て上げたのはこの俺だ。こいつが勝てたの俺のおかげだ。俺がストリートから救い出してUS王者にしてやった」と自画自賛した。

 これにはファトゥも黙っていない。シコアからマイクを奪い取ると「いいか、勘違いするなよ。俺はUS王者になるって言っただろ。お前がいなくても結果は変わらなかった。俺の実力だ」と反論。大観衆も「ファトゥ!」チャントの大合唱で支持した。

 二人の間に不穏な空気が漂った中、前王者・ナイトがやってきた。「お前の実力は認めよう。俺だって負けることはある。てめえは知らないだろうが、舞台裏では凄い試合だったと絶賛の嵐だった」とファトゥを称えると、「試合の凄さなんかどうでもいい。俺はそのベルトが欲しいんだよ。そいつをかけて今ここでリマッチしろ」と要求した。

 今度はマッキンタイアが現れた。レッスルマニアでダミアンを破っているマッキンタイアは「王座戦では何回もはめられた。だからレッスルマニアでダミアン・プリーストをぶちのめしてやった。次はジョン・シーナに挑戦しようと思ったのに、俺が3週間前に倒したランディ・オートンが割り込みやがった」と切り出すと、「俺がやりたいのは一番やばいヤツ、最凶の王者だ。ジェイコブ、お前とやりたい」と対戦を迫った。

 ナイトが「ランディ・オートンに文句があるならヤツに言え。今は俺の時間だ。US王座は俺が獲る。てめえもUS王者にふさわしいって? だったら今、証明してみせろや」と挑発。マッキンタイアもリングに上がり、一触即発となった中、ニック・オールディスGMがやってきて両者による挑戦者決定戦を行うことを決めた。

 マッキンタイアがショルダータックルでなぎ倒すなど先制すれば、ナイトもジャンピングバックエルボー、バックドロップで反撃して譲らず。マッキンタイアは場外に吹き飛ばしてバリケードに激突させ、ブレーンバスターで豪快に叩きつけた。

 その後もマッキンタイアペースが続いたが、ナイトはブレーンバスターでお返しして反撃を開始。フライングラリアット、河津落とし、飛びつきネックブリーカードロップの波状攻撃で巻き返す。マッキンタイアがフューチャーショックDDTで突き刺しても流れを渡さず。ダイビングエルボードロップを投下した。

 ナイトが場外戦でも攻勢を続けていると、シコアが介入して暴行。リングに戻されたナイトにマッキンタイアがクレイモアの構えに入った。が、今度はダミアンが乱入。マッキンタイアを場外に引きずりおろすとサウス・オブ・ヘブンで実況席に叩きつけた。

 即座にゴングが鳴らされ、裁定はマッキンタイアの反則勝利。ナイトとダミアンが口論していると、そこへ王者・ファトゥがトペ・スイシーダで突っ込む。ダミアンを鉄柱、ナイトを鉄階段に叩きつけ、二人をリングに連行。サモアンレッキンボールを次々に叩き込むと、マイティムーンサルトをナイト、ダミアンの順で投下し、USベルトを掲げた。反則裁定とはいえ、勝利したマッキンタイアが挑戦となるか、それとも…。

 今回のスマックダウンの模様は日本国内ではABEMAにて放映された。