プロレス/格闘技DX

　『バックラッシュ』が現地時間10日、ミズーリ州セントルイスで行われ、新日本を退団したばかりのジェフ・コブが電撃登場。援護射撃を受ける形となったジェイコブ・ファトゥがLAナイト、ダミアン・プリースト、ドリュー・マッキンタイアとのフェイタル4WAY戦に勝利し、US王座を死守した。

　ファトゥは4・19『レッスルマニア41』初日でナイトを破ってUS王座を戴冠した。この日、前王者・ナイト、ダミアン、マッキンタイアを迎え撃つフェイタル4WAY戦による防衛戦に登場。ファトゥと共闘するソロ・シコアは前日のスマックダウンで「作戦が必要だ」と発言していたが、その答えは衝撃的な形で明らかとなった。

　4人が入り乱れる混戦模様が続いた中、ダミアンが高所からのサウス・オブ・ヘブンを敢行してマッキンタイアをテーブル葬。二人が戦線離脱となると、ナイトが実況席に乗せてのダイビングエルボードロップの構えを見せたが、シコアがファトゥを救出した。

　怒りのナイトがシコアに詰め寄ると、客席にいた男が突然、ナイトを殴りつけた。元新日本のコブだ。ナイトを鉄柱、バリケードに何度も叩きつけて徹底的に痛めつけると、フライングボディアタックをぶちかました。知らされていなかったのか、ファトゥは困惑の色を隠せず。それでもサモアンレッキンボール、マイティムーンサルトでダメ押ししてナイトから3カウントを奪った。

　コブは4・19後楽園大会を最後に新日本を退団したばかり。去就が注目されていたが、新天地は世界最大の団体WWEだった。ファトゥ、シコアとの共闘が決まり、これからの暴れっぷりが注目される。

　『バックラッシュ』の模様は日本国内ではABEMAにて放映された。