プロレス/格闘技DX

　スマックダウンが現地時間16日、ノースカロライナ州グリーンズボロで行われ、ジェフ・コブ改めJCマテオがWWEデビュー戦に登場。前US王者LAナイトをツアー・オブ・ジ・アイランドで粉砕した。

　4月に新日本を退団したコブは5・10『バックラッシュ』に電撃登場した。US王座フェイタル4WAY戦に乱入し、ジェイコブ・ファトゥのUS王座獲りに貢献。ソロ・シコア&ファトゥと結託した。

　この日、コブはシコア&ファトゥとともにオープニングに登場。シコアから「US王座が一族の元にあるのは、こいつのおかげ。JCだ」と紹介され、リングネームが“JCマテオ"であることが明らかとなった。

　シコアは「マネー・イン・ザ・バンク(MITB)予選を勝ち抜く。そして、あの王座を一族に取り戻す。俺の邪魔をするヤツは容赦しねえ。このJCとジェイコブ・ファトゥがな」と統一WWE王座獲りをぶち上げた。するとファトゥがマイクを奪い取って「勘違いすんなよ。US王座は一族のために獲るって言ったろ。お前たちがいようがいまいがな」と豪語。二人の不和があらためて浮き彫りとなり、不穏な空気が漂った中、ナイトが現れてマテオを襲撃。実況席のテーブルに激突させた。

　その後、シコアがジミー・ウーソ、レイ・フェニックスとのトリプルスレット戦によるMITB戦予選に登場。ファトゥ&マテオの介入を阻まれたものの、最後はサモアンスパイクでフェニックスを仕留め、6・7ロサンゼルス大会で行われるMITB戦への出場を決めた。

　試合後、ナイトが再びマテオを襲撃すると、ニック・オールディスGMが両者の一騎打ちを決定。マテオのWWEデビュー戦が急きょ実現することになった。マテオはナイトがショルダータックルを連発しても倒れず。ナイトがフライングボディアタックを放ってもキャッチし、ネックブリーカードロップを決められても、ベアハッグで絞め上げ、ショルダータックルをぶちかました。

　ナイトもダイビングブルドッギングヘッドロックで反撃するものの、コーナーに上がったところをシコアが妨害。すかさずマテオがフロントスープレックスで場外に投げ飛ばす。ナイトが実況席に何度も叩きつけても、コーナーダイブを阻止したマテオはヘッドバットをお見舞い。ロックボトム、倒れ込みラリアットの猛攻に出た。

　場外でのボディアタックを鉄柱に誤爆させたナイトはパンチ連打で逆襲。飛びつきネックブリーカードロップ、河津落とし、リバースDDTの波状攻撃で巻き返す。すかさずダイビングエルボードロップを投下したが、BFTはマテオが決めさせず。アスレチックプレックス、その場飛びムーンサルトと得意技を連発。最後は必殺のツアー・オブ・ジ・アイランドを爆発させて3カウントを奪った。

　マテオがWWEデビュー戦で前US王者・ナイトを粉砕。スマックダウン初戦でその実力をまざまざと見せつけた。

　今回のスマックダウンの模様は日本国内ではABEMAにて放映された。