プロレス/格闘技DX

　スマックダウンが現地時間30日、テネシー州ノックスビルで行われ、JCマテオがRトゥルースに完勝。3連勝を飾ったものの、マネー・イン・ザ・バンク(MITB)ラダー戦予選に臨んだジェイコブ・ファトゥの援護射撃に失敗。シコア&マテオとジェイコブ・ファトゥの間の溝が深まってしまった。

　元ジェフ・コブのマテオはWWE登場以来、LAナイトとの一騎打ちに快勝し、先週はジェイコブ・ファトゥと組んでジミー・ウーソ&レイ・フェニックスに勝利。この日はトゥルースとの一騎打ちに臨んだ。

　開始早々、マテオはコーナータックルを連発し、コーナーホイップ攻撃を連発。トゥルースがフライングショルダーを3連発してもプロトボムは決めさせず。その場飛びムーンサルトを投下していく。セントーンは自爆に終わり、ファイブナックルシャッフルを食らったが、アティテュードアジャストメントを狙うトゥルースを押し潰すと、ツアー・オブ・ジ・アイランドを豪快に決めて3カウントを奪った。

　試合後マテオがトゥルースを羽交い絞めにすると、シコアがサモアンスパイクの構えに入った。ジミー・ウーソがイスを手に駆けつけてシコアに迫る。するとマテオが背後から殴りつけ、なおも暴行を加えようとしたが、ジミー加入をもくろむシコアが制止した。

　その後、ジェイコブがアンドラデ、カーメロ・ヘイズとのマネー・イン・ザ・バンク・ラダー戦の予選に登場。終盤、マイティムーンサルトでアンドラデを追い込んだものの、セコンドのシコアがレフェリーと口論を展開し、3カウントを奪えず。マテオがジミーのトラースキックを食らって蹴散らされると、ヘイズによってシコアと正面衝突させられたファトゥはコードブレイカーを食らって場外に転落。その間、ヘイズを破ったアンドラデがMITBラダー戦出場権を手にした。

　試合後、収まらないファトゥはバックステージで「もうウンザリだ!」と怒りを爆発。テーブルなどを手あたり次第に投げつけて大暴れした。追いかけてきたシコアが「聞いてくれ。助けようとしただけだ」となだめようとしたものの、ファトゥは「最後だぞ。てめえの助けなんざいらねえ」と納得せず。ファトゥ&マテオとファトゥの間の溝は埋まるどころか深まるばかりだった。

　今回のスマックダウンの模様は日本国内ではABEMAにて放映された。