【WWE】ジュリアが女子MITBラダー戦初出場も優勝ならず ナオミがマネー権獲得 2025/6/8

 『マネー・イン・ザ・バンク』が現地時間7日、カリフォルニア州ロサンゼルスで行われ、ジュリアが女子マネー・イン・ザ・バンク(MITB)ラダー戦に初出場したものの優勝ならず。ナオミが勝利し、マネー権を手にした。

 MITBラダー戦は頭上に吊るされたブリーフケースを獲得した選手が勝者となり、いつでもどこでも王座に挑戦できるキャッシュインの権利を手にする。ジュリアは5月にNXTからロウ昇格を果たしたのもつかの間、スマックダウンに移籍。5・23スマックダウンデビュー戦でシャーロット・フレアー、ゼリーナ・ベガとの予選に勝利し、MITBラダー戦初出場を決めた。前日のスマックダウンで王者・ゼリーナを襲撃し、女子US王座に照準を定めたばかりだ。

 今年の女子MITB戦はジュリアのほか、リア・リプリー、アレクサ・ブリス、ロクサーヌ・ペレス、ステファニー・バッケルが出場。ジュリアは勝利すれば2020年のアスカ、2023年のイヨ・スカイに次ぐ史上3人目の日本人優勝者となるところだった。

 ジュリアは開始早々、リアと激しい殴り合いを展開。ロクサーヌと向き合ったところにバッケルのダイビングボディアタックを食らった。アレクサがラダーを手にすると、ジュリアがドロップキックで阻止。ラダーをコーナーに立てかけ、アレクサをサーフボードからのスタンプ攻撃で激突させた。

 その後、ジュリアはロクサーヌと共闘。リアをラダーで挟み撃ちにし、場外でリアの上にラダーを積み重ねて動きを止めた。その間、ナオミがラダーを登ったが、バッケルが阻止。ラダーを登ると、ジュリアが足にしがみついて妨害し、卍固めで絡みつく。バッケルが背負ったままラダーを登ろうとしてもジャーマンで投げ飛ばし、ナオミによってラダーに足止めされてもジャーマンで叩き落とした。

 その後、ジュリアはロクサーヌとのダブルストマックブロックでラダー上に叩き落とした。が、ロクサーヌが何度もジュリアをラダーに激突させ、共闘関係は破綻。ここでリアが蘇生し、ジュリアはラリアットを連打され、フェースバスターで叩きつけられてしまう。止まらないリアはレーザーズエッジでロクサーヌをナオミめがけて投げつける。ジュリアは肩車状態からラダーに激突させられて戦線離脱となった。

 ならばとバッケルがラダー上でのデビルズキスをリアに決めたが、ロクサーヌがバッケル、アレクサがナオミにポップロックスを同時にラダー上で決めた。息を吹き返したジュリアは全員が倒れているスキにラダーを登り、ブリーフケースに手をかけたものの、ロクサーヌが急行して阻止。ジュリアがリアにリップタイド、ロクサーヌがアレクサにシスターアビゲイルを同時に決められた。すかさずリアとアレクサが同時にラダーを登ったものの、ナオミがラダーを倒して妨害。一気にラダーを登ってブリーフケースを手にし、優勝を決めた。

 ジュリアが何度も勝機を作ったものの女子MITBラダー戦制覇ならず。ナオミがいつでもどこでも王座に挑戦できるキャッシュインの権利を獲得した。

 『マネー・イン・ザ・バンク』の模様は日本国内ではABEMAにて放映された。