【WWE】コーディがレッスルマニア以来の再戦でシーナに雪辱 世界ヘビー王者ジェイとのタッグで会心勝利 2025/6/8

 『マネー・イン・ザ・バンク』が現地時間7日、カリフォルニア州ロサンゼルスで行われ、コーディ・ローデスが世界ヘビー級王者ジェイ・ウーソと組んで、統一WWE王者ジョン・シーナ&ローガン・ポールと対戦。レッスルマニア以来の再戦となったシーナに雪辱を遂げた。

 4・20『レッスルマニア41』でシーナがコーディを破って統一WWE王座を強奪。以来、WWEのリングから姿を消していたコーディだったが、5・24『サタデーナイト・メインイベント』で電撃復帰。「帰ってきたぞ。いつでも戦う準備ができている。お前がローガン・ポール、俺がジェイ・ウーソと組んで『マネー・イン・ザ・バンク』で勝負だ」とシーナに宣戦布告し、この日のタッグ対決が実現することになった。

 コーディはこれが復帰戦。開始早々、シーナと対峙し、ショルダータックルでなぎ倒したが、シーナはすぐさまローガンにタッチを渡して心理戦を仕掛ける。その後、シーナはコーディに見せつけるように、ローガンとともにジェイに集中砲火。その合間に控えのコーディを挑発して揺さぶりをかけ、プロトボム、ファイブナックルシャッフルと得意技を連発してジェイを圧倒した。

 ここで異変が起こる。ローガンがシーナの背中を叩いて試合権利を奪うと、シーナもすぐさま背中を叩いて再びリングイン。二人は胸を小突き合い、口論し、険悪ムードとなってしまう。そのスキにジェイからタッチを受けたコーディがラリアットで二人をなで斬りにし、ローガンに高速パワースラム、シーナにコーディカッターを次々にさく裂。ローガンにトペスイシーダで突っ込んだ。

 勢いづいたコーディはシーナにミサイルキックを発射。クロスローズを阻止したシーナがアティテュードアジャストメントを決めても、ジェイが飛び込んで3カウントを入れさせない。ローガンをトラースキックで蹴散らすと、シーナがアティテュードアジャストメントでジェイを排除。次の瞬間、コーディがクロスローズをさく裂させ、ローガンのスワンダイブ式ボディプレスも同士討ちを誘う。すかさずジェイがローガンをスピアーでねじ伏せ、4人が倒れ込んだ。

 ジェイがトラースキックでシーナを場外に蹴散らせば、ローガンはフルスイングのエルボースマッシュで黙らせ、コーディにポールライザーをさく裂。フロッグスプラッシュを狙ってコーナーに上がったものの、コーディが雪崩式ブレーンバスターで叩き落とす。そこへジェイがフロッグスプラッシュを放った。

 ならばとシーナが飛び込み、ジェイとコーディをアティテュードアジャストメントで次々に叩きつける。コーディを実況席上に連行し、アティテュードアジャストメントを狙うと、ジェイがスピアーで突っ込んで阻止。ジェイが実況席上に倒れ込むと、ローガンが飛距離十分のケブラーダを発射した。

 リング上はコーディとシーナの一騎打ちに。シーナがベルトで顔面を殴打した。すると黒ずくめの男が乱入し、シーナにスピアーで突進。馬乗りになってパンチを連打した。フードを脱ぐと、その男はRトゥルースだった。トゥルースは『サタデーナイト・メインイベント』で自身にとってのヒーロー、シーナとの一騎打ちに敗戦。WWE退団が公にされたばかりだった。サプライズ復帰となったトゥルースがベルトでシーナの顔面を殴りつけて走り去ると、コーディがクロスローズでダメ押し。シーナは返せず3カウントを奪った。

 コーディがシーナに雪辱。レッスルマニアの借りを一つ返した。となれば自ずと統一WWE王座をかけた再戦が期待されるところ。両者のネクストが決定的といえる状況となった。

 『マネー・イン・ザ・バンク』の模様は日本国内ではABEMAにて放映された。