【AEW】オカダがケニーとの激闘ダブルタイトル戦制して初代AEWユニファイド王者に 2025/7/13

 『オール・イン・テキサス』が現地時間12日、テキサス州アーリントンで行われ、オカダ・カズチカがケニー・オメガとのダブルタイトルマッチを制し、初代ユニファイド(統一)王者に君臨した。

 コンチネンタル王者・オカダとインターナショナル王者・ケニーのダブルタイトルマッチが実現。両者は新日本時代に4度対決し、ケニーの2勝1敗1分。2018年6・9大阪城大会におけるIWGPヘビー級王座戦(時間無制限3本勝負でケニーが勝利)以来、7年1ヵ月ぶりの一騎打ち。オカダは6・11ダイナマイトでドン・キャリスと結託し、ケニーを担架送りに。7・2ダイナマイトではケニーの盟友・飯伏幸太との3年8ヵ月ぶりの対決を制して弾みをつけた。

 勝者が初代AEWユニファイド王者に君臨するダブルタイトル戦。飯伏がケニーのセコンドについた。開始のゴングが鳴ると、場内は期待を物語るような割れんばかりの大歓声。オカダは担架送りにされた際のダメージが残るケニーの腹部を集中攻撃。リング内外でのDDTと首攻めでレインメーカーの布石を打ち、再び腹部攻めを展開して主導権を握った。

 ケニーもトペコンヒーロで反撃。後頭部へのミサイルキック、雪崩式変型フィッシャーマンバスターで巻き返しに出る。オカダがジャーマンで応戦しても高速ドラゴンスープレックスで対抗。オカダもドロップキック、変型ストマックバスター、ダイビングエルボードロップ、ショートレンジラリアットの波状攻撃に出たが、レインメーカーを食い止めたケニーはパワーボムで逆襲。Vトリガーを連発し、3発目は後頭部にぶち込む。雪崩式ドラゴンスープレックスの荒技を敢行すると、Vトリガーからの片翼の天使を狙った。

 オカダも決めさせず。旋回式ツームストンパイルドライバーで突き刺し、ローリングラリアットを叩き込んだ。ケニーもクロイツ・ラスで逆襲。ロッキー・ロメロがエプロンに上がっても飯伏がバリケードに投げつけて撃退。レインメーカーをかいくぐったケニーは飛びヒザ蹴りをぶち込み、片翼の天使を決めたが、キャリスがレフェリーを場外に引きずりおろして3カウントを入れさせない。

 命拾いしたオカダは2発目の片翼の天使を食い止め、オカダがレインメーカーをさく裂。ケニーもギリギリで肩を挙げ、飛びヒザ蹴りで反撃。ドロップキックを食らっても首固めでニアフォールに追い込んだが、粘りもここまで。旋回式エメラルドフロウジョンを敢行したオカダが2発目のレインメーカーを叩き込んで3カウントを奪った。

 激闘の末、オカダがケニーを破ってダブルタイトル戦に勝利。初代ユニファイド王者となった。ベルトを掲げたオカダは不敵な笑みで勝ち誇った。