プロレス/格闘技DX

　スマックダウンが現地時間1日、ニュージャージー州ニューアークで行われ、タラ・トンガがWWEデビュー戦でジミー・ウーソを粉砕した。

　かつて新日本でヒクレオの名で活躍したタラは6・28『ナイト・オブ・チャンピオンズ』でWWEデビュー。ソロ・シコアのUS王座戴冠を援護射撃した。以降はシコア率いる“MFT"の一員として活動している。初登場から1ヵ月強、この日、初の試合出場を果たし、ジミーとの一騎打ちに臨んだ。

　シコアに伴われて登場したタラはジミーのノドをつかんでコーナーに投げつけ、ジミーが逆水平やパンチを連発してもコーナーダイブをチョップで撃墜。ショートレンジラリアット、ギロチンドロップ、高角度ボディスラムの波状攻撃で圧倒した。ジミーがトペスイシーダで反撃し、逆水平を連発しても、カウンターのフロントハイキックで返り討ち。シコアもレフェリーの死角を突いて介入した。

　ジミーも逆水平を連発するものの、タラはショルダータックル一発でねじ伏せ、ヘッドバットを叩き込む。ジミーがトラースキックを連発し、スピアーでなぎ倒したが、ウーソスプラッシュはタラがノド輪でキャッチ。そのままチョークスラムで叩きつけて3カウントを奪った。

　タラがWWEデビュー戦を勝利で飾った。試合後、タマ・トンガとJCマテオが乱入し、3人がかりでジミーを暴行。頭上に吊るされていた金網がおろされると、シコアがサモアンスパイクの構えに入った。

　ここでジェイコブ・ファトゥが駆けつけ、ジミーを救出。『サマースラム』でシコアとのUS王座金網戦を控えるファトゥはタマとマテオが二人がかりで襲いかかっても、トラースキックでことごとく返り討ち。二人を次々に金網に投げつけ、サモアンドロップでタマを叩きつける。さらにサモアンレッキンボールを連発し、マテオ、タマの順でマイティムーンサルトを投下。王者・シコアに見せつけるように二人をKOした。

　今回のスマックダウンの模様は日本国内ではABEMAにて放映された。