【WWE】8・31パリでの一騎打ちへシーナがAA葬も ローガンが襲撃KOで報復 2025/8/23

 スマックダウンが現地時間22日、アイルランド・ダブリンで行われ、ジョン・シーナが8・31パリ大会での一騎打ちへ向けてローガン・ポールを痛烈批判。アティテュードアジャストメント葬にしたものの、会場を去ろうとしてしていたところでローガンの襲撃によってKOされた。

 シーナは『サマースラム』でコーディ・ローデスに敗れ、統一WWE王座から陥落したものの、「目が覚めた」とベビーフェイス復活を果たした。そしてローガンの対戦要求を受諾し、8・31『クラッシュ・イン・パリ』での一騎打ちが決まった。

 この日、シーナがリングに登場すると、口を開く前にローガンがやってきた。罵声が浴びせられる中、ローガンは放送禁止用語を連発してアイルランドのファンを罵倒。「俺はもう4年もやってる。試合も最高だ。今の選手の半分は俺よりキャリアがねえのに。俺はWWEの最高峰だ。いつになったら認めるんだ?」と不満をぶちまけた。

 ローガンの怒りはシーナに向けられた。「俺たちのうち一人がニセモノだ。どっちがニセモノだ? てめえらのために毎回PLEで命を懸ける男。それとも23年間同じ5つの技しかやらない男。どっちがニセモノだ?」と疑問を投げかけると、「てめえとパリでやるのが待ちきれねえ。ここは俺の家だ」と言い切った。

 するとシーナは意外にも「ローガン・ポールは否定できない存在だ。こいつはとんでもないアスリートだ。こいつは未来のWWE王者だ。将来レッスルマニアのメインイベントも張る」と高評価。一方で「俺が一番聞いたのは『ローガン・ポールはよそ者だ』。だが、こいつはよそ者じゃない。ただの期待外れだ」とバッサリ。「デビュー当時は本当に期待していた。家族のように迎え入れたのに、お前は何をした? もうけるために俺たちを利用した」と批判すると、リングサイドに設置されていたプライムドリンクを破壊した。

 プライムドリンクはローガンがオーナーを務めるプライム社の製品で、シーナは「俺が常に自問してるのは一つだけ。WWEのために何ができるかだ」と言い切ったうえで「嫌われるのはお前の本性が見えてるからだ。片やお前が自問してるのはWWEから何が奪えるかだ。こいつはよそ者じゃない。寄生虫だ」と酷評した。

 「パラサイト!」チャントの大合唱の中、シーナは「お前はWWEから何もかも吸い取ろうとしている。ドミニク・ミステリオ、AJスタイルズ、セス・ロリンズ、ウーソズ、ジェイコブ・ファトゥ…引退ツアーの相手にふさわしい選手たちから機会を奪ったんだ。お前は運良く俺に挑戦できただけだ」とさらなる批判を展開。「パリでは本気で来い。俺は史上最強だからな。俺の引退ツアーをナメるな。俺が愛しているWWEにお前が身を捧げるか? さもないと俺がぶちのめす」と通告した。

 ローガンは険しい表情でシーナの帽子を弾き飛ばすと、胸を何度も小突き、ラリアットで殴りかかった。が、かいくぐったシーナはアティテュードアジャストメントを敢行。大の字となったローガンの眼前で帽子をかぶり直し、両手を突き上げた。

 その後、ローガンはバックステージでドリュー・マッキンタイアに「今夜片づけろ。俺がコーディにやったようにな。今夜やるんだ。何が何でもだ。手段は選ぶな」とけしかけられた。そしてシーナが会場を去ろうと駐車場に。ニック・オールディスGMから「今、ブロック・レスナーから連絡があった」と呼び止められると、そこに現れたローガンがシーナに不意打ちのナックルパンチを叩き込んだ。シーナは大の字。ローガンは「パリで会おうぜ!」と言い放って去っていった。

 今回のスマックダウンの模様は日本国内ではABEMAにて放映された。