【WWE】世界ヘビー王者ロリンズがパンク迎撃決定も ブレイカー&リードがまさかの反逆 2025/10/13

 ロウが現地時間13日、オーストラリア・パースで行われ、CMパンクとの防衛戦が決まった世界ヘビー級王者セス“フリーキン"ロリンズにブロン・ブレイカー&ブロンソン・リードが反逆した。

 世界ヘビー級王者・ロリンズは2日前の『クラウンジュエル』で統一WWE王者コーディ・ローデスとの王者対決=WWEクラウンジュエル王座戦を制した。この日、ロリンズはクラウンジュエルベルトを腰に巻き、世界ヘビーを肩に携え、ザ・ビジョンのメンバーとともに登場。「俺がクラウンジュエル王者! 俺が世界ヘビー級王者! 俺は革新的な先駆者!」と絶叫すると、オーストラリアのファンは「セス! フリーキン! ロリンズ!!」の叫びで呼応した。

 ザ・ビジョンのメンバーを紹介したロリンズはポール・ヘイマンに感謝し、ハグとキスを交わした。「お前は俺の元に来て開花した。お前は間違いなくこの業界の未来を担う男だ」とブレイカーを称えたロリンズは、『クラウンジュエル』でローマン・レインズとのストリートファイト戦に勝利し、地元凱旋を飾ったリードをゴジラになぞらえて「お前はオージラだ」と称し、「半年前、お前はローマン・レインズに勝てない男だった。だが、俺のビジョンによって俺の知識を授け、お前はローマン・レインズを破壊した」と称えた。

 「史上最強の世界ヘビー級王者は誰だ? それは俺だ。俺のレベルに追いついているヤツはいない」。そう豪語したロリンズは「俺と他のヤツらとの違い、それは俺が成功のために誰の力も必要としなかったということだ。ローマン・レインズ、あいつはシールドが必要だった。コーディ・ローデスはローマン・レインズを倒すために俺の力が必要だった。だが、俺は違う。レッスルマニアでは俺一人の力でCMパンクとローマン・レインズに勝って世界ヘビー級王者となった。そしてコーディ・ローデスを俺一人の力で倒した。俺は誰の力も必要としていない」と自画自賛した。

 この日、世界ヘビー級王座の次期挑戦者も決まった。この日のメインでCMパンクvsジェイ・ウーソvsLAナイトの挑戦者決定戦が行われ、パンクがGTSでジェイに勝利。遺恨対決が実現することになった。試合後、ブレイカーがスピアーでジェイとナイトを次々に襲撃。リード、そして王者・ロリンズがリングを取り囲むと、リードとブレイカーが二人がかりでパンクを暴行。ブレイカーがスピアー、リードがツナミを次々に決めると、ロリンズは大の字となったパンクに世界ヘビーのベルトを見せつけ、「これは俺の王座、ここは俺のリング、俺の会社だ。お前はすでに死んだ男だ」と通告した。

 そしてロリンズがザ・ビジョンのメンバーとともに勝ち誇ると、異変が起こった。ブレイカーが突然ロリンズにスピアーを叩き込んだのだ。さらにリードもツナミを投下。二人はヘイマンとともに手を掲げ、大の字となったロリンズを見下ろした。コーディとの王者対決を制したものの、まさかの反逆劇。ロリンズのオーストラリアツアーは最悪の事態で幕を閉じた。

 今週のロウの模様は日本国内ではABEMAにて生放送された。