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　11・3両国大会のKO-Dタッグ選手権3WAYマッチ「飯野雄貴&納谷幸男vsMAO&KANONvs橋本千紘&優宇」へ向けた公開会見が30日、都内で行われた。

　KO-Dタッグ王者の“The Apex"飯野&納谷は10・19後楽園大会で樋口和貞&石田有輝のハリマオコンビを破ってV5に成功した。試合後、“チーム200キロ"橋本&優宇がビデオメッセージで挑戦を表明し、“S.L.C"MAO&KANONも王者組の前に現れて名乗り。両国大会で3WAYによるタッグ王座戦が決まった。

　この日、チーム200キロはスケジュールの都合で欠席。「うわぁぁぁぁあああ! 橋本千紘100キロ、優宇100キロ。チーム200キロが両国国技館で初場所だぁぁ! おい! 飯野、橋本千紘が昔みたいにお前のことぶん投げてやる。ついでに納谷もだ。そこに優宇が空から飛んできてペシャンコだ。MAOとKANONにチャンスは渡さない。チーム200キロがKO-Dタッグタイトルをイタダキマス!」という二人のコメントが代読された。

　かつて橋本にシングルで敗れたことがあり、コンビを組んでKO-Dタッグに挑戦したこともある飯野はこの日も動揺を隠せず。「千紘はどこ行った?」と興奮しながら場内を探し回り、敵味方関係なく他の3選手がなだめると、ようやく着席した。

　気持ちを切り替えたという飯野は「前回(9・28後楽園)、MAOに負けて目が覚めたよ。千紘だけじゃない。優宇さんもいるのか。MAOもKANONもいたか。俺らThe Apexがこのタッグのベルトを今年防衛してきたよ。だから俺らはヘビー級として最強ってところを両国で見せて、ドカンドカンバコンして、両国を揺らして揺らして、建物ごとぶっ潰してやるよ! 俺らが両国国技館をぶっ壊して、このベルトを防衛してやる」とビッグマッチにふさわしい大暴れを予告。パートナーの納谷も「初めてチャンピオンとして迎える両国大会になるんで、俺たちで両国をぶっ壊すくらい盛り上げてやりたいなと思います」と口をそろえた。

　S.L.Cは4月のタッグ結成から7ヵ月、満を持してのKO-Dタッグ挑戦となる。　MAOは勝利すれば今年3月にTo-yとの第85代王者から陥落以来、6度目の戴冠。相手のThe Apex、チーム200キロはいずれも100キロ超の大型タッグとあって、「俺はキャリアの中でKO-Dタッグを何回も巻いてきたし、いろんなタイプの人と巻いてきて。今回初めてこういう大きい人とKO-Dタッグ、こいつらとやるから100キロに増量して。ヘビー級転向じゃなく、この人たち対策なんで仕上げてきました」と肉体改造したことを明かした。

　「S.L.C.やってきて、KANONはいろんなことを経験して。DAMNATION T.Aとか、前にいた団体とかでやってきて成長してるとは思う」とパートナーのKANONを評価したMAOは「この赤いベルトをKANONと巻いて、またこのベルト獲り戻してDDT盛り上げようぜ」と宣言。「ドカンバコンのメンツで、リングがぶっ壊れるくらいの試合して、後の試合困らせてやろうぜ。俺たちが楽しめりゃいい。すげぇ祭りにしようぜ!」とメインを食う激闘を見据えた。

　パートナーのKANONも「4月に結成して、この2人で組みましたけど、まだベルトを持ってないんで、ちゃんと結果を残して、S.L.C.の格をさらに上げたい」と誓うばかり。MAOの増量もあって「こいつらを倒すために機は熟したと思います」と豪語してみせた。