【新日本】TAKESHITA「2冠王者になっても統一はしない」、辻「IWGPヘビー級を取り戻したい」 1・4ダブルタイトル戦へ会見 2025/11/4
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1・4東京ドーム大会のカード発表会見が4日、東京・六本木のテレビ朝日で行われ、IWGP世界ヘビー級&IWGP GLOBALヘビー級ダブルタイトルマッチが決まったIWGP王者・KONOSUKE TAKESHITA、GLOBAL王者・辻陽太が出席した。 11・2岐阜大会でIWGP世界王者・TAKESHITAが後藤洋央紀、GLOBAL王者・辻が棚橋弘至をそれぞれ退け、ベルトを死守。両者が1・4ドームででブルタイトルマッチで対決することになった。 TAKESHITAにとって東京ドームは幼少期からの憧れの舞台。「東京ドームで戦うレスラーを見て、プロレスラーというものを志し、夢を追いかけてきた一人の人間として、そのIWGPをもって東京ドームのリングに立てる。それは本当に何よりも光栄なこと」と話した。AEW、DDTとの3団体所属だからこそ、「日本のプロレス界の現状、決して順風満帆になにごとも進んでいるとは思いません」と実感するものの、「日本のプロレス、技術、日々の鍛錬、そしてファイティングスピリット、心の部分で決して他の国のプロレスに劣っていることは何一つありません」と確信。日本にプロレス文化を継続させるためにも、「俺は、私は2026年1.4東京ドーム、あの場所にいたんだと胸を張って言える、そういう世界を作りたい」と高い志を抱いている。 辻とはこれまでG1で激闘を展開してきた。「これからの新日本プロレスの明るい未来には辻陽太、この存在は欠かせないでしょう」と評するTAKESHITAは「だからこそ僕は彼をこの一戦で新しいステージに引き上げ、その辻陽太を倒し、2冠王となり、今のプロレス界、誰が最高峰なのか、誰が頂点なのか、誰が最強なのか、それを証明したい」と宣言。2冠王君臨後を見据えて「2冠王者になればタイトルマッチが2倍できると。じゃあ日本に来る回数も増えるだろうし、濃密な最高峰の戦いっていうのを見せる機会も増えると思うので、僕は2冠王者になってベルトを統一するつもりはありません」との意向を示した。 対する辻はかねてから描いていた野望を現実とするつもりだ。それは見据えるのはIWGPヘビー級王座の復活だ。「IWGPヘビー級を取り戻すには、同等のこのGLOBALを持ってる必要がある」と考え、否定的なダブルタイトル戦も受け入れた。「新日本プロレスの新たな黄金時代」を見据える辻は「自分がやりたいのは統一ではなく、IWGP世界ヘビー級の分解なんです。もっと言えばIWGPヘビー級を取り戻したいんです」と強調し、こちらもIWGP世界ヘビーとGLOBALの統一を否定。GLOBAL王座の去就については「自分が仮にこの世界ヘビーを獲ることができたら、そこで明言したい」との考えを示した。 【会見の模様】 ▼辻「自分にはやらなきゃいけないことがあります。それはIWGPヘビー級の復活です。正直、2冠戦と言われると、新日本プロレスの関係者、ファンの皆さんはあんまりいいイメージがないと思います。自分自身もそうです。2冠戦に対して、いいイメージはあまりありません。ただ、俺がIWGPヘビー級を取り戻すには、同等のこのIWGP GLOBALヘビー級を持っている必要がある。そう思います。だから2冠戦を受け入れることにしました。いや、2冠戦をやらなきゃいけないと思ってます。そして新日本プロレスの新たな黄金時代を築きたいと思います」 ▼TAKESHITA「IWGP王者としてドームに立つ。これは僕にとっても凄く意味のあることで特別な思いがあるので、今日は竹下幸之介として本音で話させてください。幼少期の頃、プロレスファンになって、ちょうど、そのタイミングというのはアントニオ猪木さんの引退されるタイミングと重なっていて、多くのメディア、テレビ、新聞でプロレスというものが中心に取り上げられていました。それをしっかり鮮明に覚えています。その東京ドームで戦うレスラーを見て、プロレスラーというものを志し、夢を追いかけてきた一人の人間として、そのIWGPのベルトを持って東京ドームに立てる。それは本当に何よりも光栄なことです。今、アメリカを主戦場として戦っている僕としては、日本のプロレス界の現状、決して順風満帆に何事も進んでいるとは思いません。でも日本のプロレス、技術、日々の鍛錬、そしてファイティングスピリット、心の部分で決して他の国のプロレスに劣ってることは何一つありません。今もこうしてプロレス界、日本のプロレス界が残っているのはリングで戦う選手たち、それを支えるスタッフ、そして何よりプロレスを信じてついてきてくれるファンの皆さんがいて、このプロレス界はまだ残ってるんだと思います。だからこそ、プロレスファンの人たちに伝えたい。親にも子供にも孫の世代にも友達にも会社の同僚にも上司にも部下にも、俺は、私は2026年1・4東京ドーム、あの場所にいたんだと胸を張って言える。そういう世界を作りたいと僕は思っています。そして、そういう世界を隣にいる辻陽太となら見せられると確信しています。これからの新日本プロレスの明るい未来には辻陽太、この存在は欠かせないでしょう。だからこそ、僕は彼をこの一戦で新しいステージに引き上げ、その辻陽太を倒し、2冠王になり、今のプロレス界、誰が最高峰なのか、誰が頂点なのか、誰が最強なのか。それを証明したいと思います」 ――TAKESHITA選手の発言を受けて? ▼辻「正直、KONOSUKE TAKESHITA選手は近年のプロレス界でこれほどまで凄いプロレスラーはいない。そう思わせるレスラーの一人だと思ってます。僕よりも大きい体、運動能力も高い、そして経験も豊富である。逆に言えば、この彼を倒すことができれば僕の価値はさらに上がる。そして新日本プロレスはもっと面白くなる。そう思ってます。彼の先ほどの発言、それに俺から一つ加えさせてもらえるのであれば、彼はアメリカのプロレスに日本のプロレスは引けを取ってないと。確かにビジネスの面ではアメリカにかなりの差をつけられています。ただ、このセルリアンブルーのリングの上は、俺は世界一だと思ってます」 ――2冠戦についてはどういう思いがある? ▼TAKESHITA「僕が辻選手が先日の岐阜で出てきた時にふと思ったのは、2冠戦になって僕が勝てば二つのベルトを持つことにもなるわけです。今も確かに新日本プロレス、AEW、DDT、3団体所属でスケジュール的には決して楽なものではないですけど、2冠王者になればタイトルマッチが2倍できる。じゃあ日本に来る回数も増えるだろうし、濃密な最高峰の戦いっていうのを見せる機会も増えると思うので、僕は2冠王者になってベルトを統一するつもりはありません。それぞれのベルトの価値を僕自身が高めていきたいと思います」 ――統一した方がいいと思う理由は? ▼辻「ちょっと勘違いされてる方が多いなと思うんですけども、自分がやりたいのは統一ではなくIWGP世界ヘビー級の分解なんです。もっと言えば、さっきも言ったようにIWGPヘビー級を取り戻したいんです。となると、この先、じゃあ、他のベルトたちはどうなるんだ?っていう疑問が出てくると思うんですけど、そこに関しては現段階で自分が言っていいものではないと思ってるんです。なぜならば僕は現在GLOBALのチャンピオンであって、世界ヘビーのチャンピオンではありません。世界ヘビーのチャンピオンでない僕がこの先、獲ったら、あれをああする。これをこうする。これをこうしたいっていうのは言う資格がないと思ってます。なので現状、自分が言えることとすれば、IWGPヘビー級を復活させたいということですね」 ――GLOBALをどうするかは明言しない? ▼辻「はい。自分が仮にこの世界ヘビーを獲ることができたら、そこで明言したいと思ってます」 ――現時点でメインイベントになるかどうかが不透明だが? ▼TAKESHITA「これはアメリカで戦っている一人の人間として思っていることが一つありまして。アメリカの大きな大会、PPV、ビッグマッチクラスの大会でも、例えば第1試合がその団体の最高峰のベルトになる。そういうケースも多くあります。それは何でかって言うと、そのショーをよりよくするためにです。お客さんが一番期待感が高まっている、その興行の最初にIWGPのタイトルマッチをやる、それも一つだと思います。でも、この日は棚橋弘至選手の引退試合というホントに最初で最後の大切な試合もあるわけです。だから、おそらく辻選手も同じ思いだと、そう信じていますけど、何試合目だろうが僕たちには関係ないんですよ。この興行を、2026年1・4東京ドームを今までの新日本プロレスの歴史の中でも最高の興行だったなって。それを見せることが僕たちがやらなきゃいけないことだし、棚橋弘至選手を送り出す最高の形だと僕はそう思っています」 ――KONOSUKE TAKESHITAという選手をどのように見ている? ▼辻「まず試合順のことですね。僕個人の意見を語らせてもらうのであれば、どんな時でもIWGPヘビー級というのはメインイベントでやるべきだと思っています。なぜなら、すべてのレスラーがIWGPヘビー級を目指しているからです。ただ、最近の新日本プロレスを見ていると、すべての大会でIWGPがメインとは限らないです。なので今回もどうなるか正直、自分には分かりません。自分もTAKESHITA選手と同じように、自分の与えられたポジションでしっかりとできるフルパフォーマンスをするだけだと思ってます。そして、TAKESHITA選手が新日本に参戦することが少ないという問題についてなんですけど、新日本プロレスのファンのみんなは少しやっぱり寂しい思いをしてるのかなと思ってます。なぜなら新日本プロレスというのは全国で巡業して、いろんなお客さんにみてもらう。そういうふうにやってきた会社だからです。ただ、俺はすべてが悪いとは思ってないです。なぜかというとプロレスにおいて新鮮さというものは、とても大事だからです。最近の凱旋したYuto-IceやOSKARを見てもそうだと思いますし、普段、試合をあまりみれないということは、試合をした時に新鮮さが残ります。なので、より彼の技、彼のプロレスにはインパクトが残るんです。なので、すべてが一概に悪いとは思ってないです。一つ俺から苦言を言わせてもらうのであれば、前回の会見の時にTAKESHITA選手が『俺は新日本のオファーは断ったことがない』と。こっちから言わせてもらえれば、3団体所属を選んだのはあんただろ、そして、このベルトのために人生かけてきたって言ったのもあんただろ。今あんたは新日本トップなんだ。新日本にもっと集中したい、そういう発言もできたはずだ。あまりこの場でこういうことを言うのは結構ないかもしれないですけど、、このスケールの大きいプロレスラー・TAKESHITA選手、その人間の器としてちょっぴり残念な気持ちはありました。ただ、俺はさっきも言ったように、新日本プロレスが世界一だと思ってます。この戦いできっとTAKESHITA選手もそれに気づいてくれるでしょう。そういう試合をしたいと思ってます」
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1・4東京ドーム大会のカード発表会見が4日、東京・六本木のテレビ朝日で行われ、IWGP世界ヘビー級&IWGP GLOBALヘビー級ダブルタイトルマッチが決まったIWGP王者・KONOSUKE TAKESHITA、GLOBAL王者・辻陽太が出席した。
11・2岐阜大会でIWGP世界王者・TAKESHITAが後藤洋央紀、GLOBAL王者・辻が棚橋弘至をそれぞれ退け、ベルトを死守。両者が1・4ドームででブルタイトルマッチで対決することになった。
TAKESHITAにとって東京ドームは幼少期からの憧れの舞台。「東京ドームで戦うレスラーを見て、プロレスラーというものを志し、夢を追いかけてきた一人の人間として、そのIWGPをもって東京ドームのリングに立てる。それは本当に何よりも光栄なこと」と話した。AEW、DDTとの3団体所属だからこそ、「日本のプロレス界の現状、決して順風満帆になにごとも進んでいるとは思いません」と実感するものの、「日本のプロレス、技術、日々の鍛錬、そしてファイティングスピリット、心の部分で決して他の国のプロレスに劣っていることは何一つありません」と確信。日本にプロレス文化を継続させるためにも、「俺は、私は2026年1.4東京ドーム、あの場所にいたんだと胸を張って言える、そういう世界を作りたい」と高い志を抱いている。
辻とはこれまでG1で激闘を展開してきた。「これからの新日本プロレスの明るい未来には辻陽太、この存在は欠かせないでしょう」と評するTAKESHITAは「だからこそ僕は彼をこの一戦で新しいステージに引き上げ、その辻陽太を倒し、2冠王となり、今のプロレス界、誰が最高峰なのか、誰が頂点なのか、誰が最強なのか、それを証明したい」と宣言。2冠王君臨後を見据えて「2冠王者になればタイトルマッチが2倍できると。じゃあ日本に来る回数も増えるだろうし、濃密な最高峰の戦いっていうのを見せる機会も増えると思うので、僕は2冠王者になってベルトを統一するつもりはありません」との意向を示した。
対する辻はかねてから描いていた野望を現実とするつもりだ。それは見据えるのはIWGPヘビー級王座の復活だ。「IWGPヘビー級を取り戻すには、同等のこのGLOBALを持ってる必要がある」と考え、否定的なダブルタイトル戦も受け入れた。「新日本プロレスの新たな黄金時代」を見据える辻は「自分がやりたいのは統一ではなく、IWGP世界ヘビー級の分解なんです。もっと言えばIWGPヘビー級を取り戻したいんです」と強調し、こちらもIWGP世界ヘビーとGLOBALの統一を否定。GLOBAL王座の去就については「自分が仮にこの世界ヘビーを獲ることができたら、そこで明言したい」との考えを示した。
【会見の模様】
▼辻「自分にはやらなきゃいけないことがあります。それはIWGPヘビー級の復活です。正直、2冠戦と言われると、新日本プロレスの関係者、ファンの皆さんはあんまりいいイメージがないと思います。自分自身もそうです。2冠戦に対して、いいイメージはあまりありません。ただ、俺がIWGPヘビー級を取り戻すには、同等のこのIWGP GLOBALヘビー級を持っている必要がある。そう思います。だから2冠戦を受け入れることにしました。いや、2冠戦をやらなきゃいけないと思ってます。そして新日本プロレスの新たな黄金時代を築きたいと思います」
▼TAKESHITA「IWGP王者としてドームに立つ。これは僕にとっても凄く意味のあることで特別な思いがあるので、今日は竹下幸之介として本音で話させてください。幼少期の頃、プロレスファンになって、ちょうど、そのタイミングというのはアントニオ猪木さんの引退されるタイミングと重なっていて、多くのメディア、テレビ、新聞でプロレスというものが中心に取り上げられていました。それをしっかり鮮明に覚えています。その東京ドームで戦うレスラーを見て、プロレスラーというものを志し、夢を追いかけてきた一人の人間として、そのIWGPのベルトを持って東京ドームに立てる。それは本当に何よりも光栄なことです。今、アメリカを主戦場として戦っている僕としては、日本のプロレス界の現状、決して順風満帆に何事も進んでいるとは思いません。でも日本のプロレス、技術、日々の鍛錬、そしてファイティングスピリット、心の部分で決して他の国のプロレスに劣ってることは何一つありません。今もこうしてプロレス界、日本のプロレス界が残っているのはリングで戦う選手たち、それを支えるスタッフ、そして何よりプロレスを信じてついてきてくれるファンの皆さんがいて、このプロレス界はまだ残ってるんだと思います。だからこそ、プロレスファンの人たちに伝えたい。親にも子供にも孫の世代にも友達にも会社の同僚にも上司にも部下にも、俺は、私は2026年1・4東京ドーム、あの場所にいたんだと胸を張って言える。そういう世界を作りたいと僕は思っています。そして、そういう世界を隣にいる辻陽太となら見せられると確信しています。これからの新日本プロレスの明るい未来には辻陽太、この存在は欠かせないでしょう。だからこそ、僕は彼をこの一戦で新しいステージに引き上げ、その辻陽太を倒し、2冠王になり、今のプロレス界、誰が最高峰なのか、誰が頂点なのか、誰が最強なのか。それを証明したいと思います」
――TAKESHITA選手の発言を受けて?
▼辻「正直、KONOSUKE TAKESHITA選手は近年のプロレス界でこれほどまで凄いプロレスラーはいない。そう思わせるレスラーの一人だと思ってます。僕よりも大きい体、運動能力も高い、そして経験も豊富である。逆に言えば、この彼を倒すことができれば僕の価値はさらに上がる。そして新日本プロレスはもっと面白くなる。そう思ってます。彼の先ほどの発言、それに俺から一つ加えさせてもらえるのであれば、彼はアメリカのプロレスに日本のプロレスは引けを取ってないと。確かにビジネスの面ではアメリカにかなりの差をつけられています。ただ、このセルリアンブルーのリングの上は、俺は世界一だと思ってます」
――2冠戦についてはどういう思いがある?
▼TAKESHITA「僕が辻選手が先日の岐阜で出てきた時にふと思ったのは、2冠戦になって僕が勝てば二つのベルトを持つことにもなるわけです。今も確かに新日本プロレス、AEW、DDT、3団体所属でスケジュール的には決して楽なものではないですけど、2冠王者になればタイトルマッチが2倍できる。じゃあ日本に来る回数も増えるだろうし、濃密な最高峰の戦いっていうのを見せる機会も増えると思うので、僕は2冠王者になってベルトを統一するつもりはありません。それぞれのベルトの価値を僕自身が高めていきたいと思います」
――統一した方がいいと思う理由は?
▼辻「ちょっと勘違いされてる方が多いなと思うんですけども、自分がやりたいのは統一ではなくIWGP世界ヘビー級の分解なんです。もっと言えば、さっきも言ったようにIWGPヘビー級を取り戻したいんです。となると、この先、じゃあ、他のベルトたちはどうなるんだ?っていう疑問が出てくると思うんですけど、そこに関しては現段階で自分が言っていいものではないと思ってるんです。なぜならば僕は現在GLOBALのチャンピオンであって、世界ヘビーのチャンピオンではありません。世界ヘビーのチャンピオンでない僕がこの先、獲ったら、あれをああする。これをこうする。これをこうしたいっていうのは言う資格がないと思ってます。なので現状、自分が言えることとすれば、IWGPヘビー級を復活させたいということですね」
――GLOBALをどうするかは明言しない?
▼辻「はい。自分が仮にこの世界ヘビーを獲ることができたら、そこで明言したいと思ってます」
――現時点でメインイベントになるかどうかが不透明だが?
▼TAKESHITA「これはアメリカで戦っている一人の人間として思っていることが一つありまして。アメリカの大きな大会、PPV、ビッグマッチクラスの大会でも、例えば第1試合がその団体の最高峰のベルトになる。そういうケースも多くあります。それは何でかって言うと、そのショーをよりよくするためにです。お客さんが一番期待感が高まっている、その興行の最初にIWGPのタイトルマッチをやる、それも一つだと思います。でも、この日は棚橋弘至選手の引退試合というホントに最初で最後の大切な試合もあるわけです。だから、おそらく辻選手も同じ思いだと、そう信じていますけど、何試合目だろうが僕たちには関係ないんですよ。この興行を、2026年1・4東京ドームを今までの新日本プロレスの歴史の中でも最高の興行だったなって。それを見せることが僕たちがやらなきゃいけないことだし、棚橋弘至選手を送り出す最高の形だと僕はそう思っています」
――KONOSUKE TAKESHITAという選手をどのように見ている?
▼辻「まず試合順のことですね。僕個人の意見を語らせてもらうのであれば、どんな時でもIWGPヘビー級というのはメインイベントでやるべきだと思っています。なぜなら、すべてのレスラーがIWGPヘビー級を目指しているからです。ただ、最近の新日本プロレスを見ていると、すべての大会でIWGPがメインとは限らないです。なので今回もどうなるか正直、自分には分かりません。自分もTAKESHITA選手と同じように、自分の与えられたポジションでしっかりとできるフルパフォーマンスをするだけだと思ってます。そして、TAKESHITA選手が新日本に参戦することが少ないという問題についてなんですけど、新日本プロレスのファンのみんなは少しやっぱり寂しい思いをしてるのかなと思ってます。なぜなら新日本プロレスというのは全国で巡業して、いろんなお客さんにみてもらう。そういうふうにやってきた会社だからです。ただ、俺はすべてが悪いとは思ってないです。なぜかというとプロレスにおいて新鮮さというものは、とても大事だからです。最近の凱旋したYuto-IceやOSKARを見てもそうだと思いますし、普段、試合をあまりみれないということは、試合をした時に新鮮さが残ります。なので、より彼の技、彼のプロレスにはインパクトが残るんです。なので、すべてが一概に悪いとは思ってないです。一つ俺から苦言を言わせてもらうのであれば、前回の会見の時にTAKESHITA選手が『俺は新日本のオファーは断ったことがない』と。こっちから言わせてもらえれば、3団体所属を選んだのはあんただろ、そして、このベルトのために人生かけてきたって言ったのもあんただろ。今あんたは新日本トップなんだ。新日本にもっと集中したい、そういう発言もできたはずだ。あまりこの場でこういうことを言うのは結構ないかもしれないですけど、、このスケールの大きいプロレスラー・TAKESHITA選手、その人間の器としてちょっぴり残念な気持ちはありました。ただ、俺はさっきも言ったように、新日本プロレスが世界一だと思ってます。この戦いできっとTAKESHITA選手もそれに気づいてくれるでしょう。そういう試合をしたいと思ってます」
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