3/30【全日本】CCへ宮原が会見、三冠王者の最年少優勝記録更新で春の祭典を「宮原祭り」に(写真あり)
三冠ヘビー級王者・宮原健斗が30日、神奈川・横浜市の全日本事務所で会見。王者として『2016チャンピオン・カーニバル』に臨む宮原は史上最年少記録となる三冠王者としての優勝を誓い、今年の春の祭典を「宮原祭り」とする構えをみせた。
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3・21沖縄大会で宮原は大森隆男を破って三冠王座初防衛に成功。王者としてのカーニバル出場を決めた。その時点で宮原は「今は気持ちは全てチャンピオン・カーニバルに向いてるんで、三冠チャンピオンとして優勝して成功させる」と春の祭典に全神経を集中させている。
これが3度目の出場となる宮原だが、過去2回は決勝進出すら果たせず、春の祭典は鬼門といえる。しかも今年は他団体、フリーの外敵勢も多数参戦。「日々、強くなってるし、このベルト巻いてからもどんどんステップアップしてるんで、過去の僕のデータは当てにならない」と言い切った宮原は、「必然と気持ちとして他団体、ヨソの人にベルトを巻いてる僕が譲るわけにいかない」と外敵優勝阻止も誓った。
過去、三冠王者のカーニバル優勝はジャンボ鶴田、スタン・ハンセン、三沢光晴、ベイダー、小橋建太、天龍源一郎が達成。宮原が優勝すれば史上7人目で、しかも史上最年少として歴史に名を刻むことになる。「イチレスラーとしてプロレス界でのし上がるためにチャンピオン・カーニバルという称号が必要」ともう一つの勲章を見据える宮原は、「最年少記録を持ってる僕ですから、そこは新しくチャンピオン・カーニバル、三冠チャンピオンとして優勝して、チャンピオン・カーニバルを宮原健斗カーニバルにしてやろうと思ってる」と言い切った。
春の祭典を「宮原祭り」に。三冠王者に君臨する宮原はこの春、もう一つの最強の称号を手にし、頂点の座を磐石とする。
【会見における宮原】
▼宮原「3月21日、沖縄で初防衛に成功して、このように会見できることをちょっとひと安心してます。沖縄では僕の中で防衛してしっかり大会を締めくくる。そういうふうに自分に課してたんで、自分自身に与えた課題は少なからずクリアできたかなと思います。今は気持ちは全てチャンピオン・カーニバルに向いてるんで、三冠チャンピオンとして優勝して成功させる。今はそういう気持ちでいます」
――過去、三冠王者がカーニバルに優勝した例があるが、宮原選手が優勝すれば最年少記録となるが?
▼宮原「過去のことは僕には当てはまらないんでね。そこは関係ないかなと。最年少記録を持ってる僕ですから、そこは新しくチャンピオン・カーニバル、三冠チャンピオンとして優勝して、チャンピオン・カーニバルを宮原健斗カーニバルにしてやろうと思ってるんで。チャンピオン・カーニバルが終わったら宮原健斗祭りを見せたいと思ってる。今回電車に広告が出たり注目度も高いし、宮原健斗というイチレスラーとしてプロレス界でのし上がるためにチャンピオン・カーニバルという称号が必要なんでね。そういった貪欲な気持ちで今はいます」
――強豪揃いのAブロックで気になる選手は?
▼宮原「チャンピオン・カーニバルに出る選手が強豪なのはわかりきってることなんで。そんなありきたりなことは関係なく、注目するのは宮原健斗自身が一番の敵じゃないですかね。自分が貸してる課題の方が対戦相手よりもでかいんで。対戦相手は僕にとってあんまり関係ないですかね。それはみてる人が楽しめばいいこと。俺から言うことはないかなと思います」
――外敵の優勝を阻止する責任もあるが?
▼宮原「僕は常にベストを尽くして、常にそういう意識をリングに上がる時は持ってる。チャンピオン・カーニバルに限らず持ってるんですけど、必然と気持ちとして他団体、ヨソの人にベルトを巻いてる僕が譲るわけにいかないと思いますからね。そこは全日本プロレスファンの人がそういう姿をみたくないだろうし、僕としても譲れない部分ですね」
――具体名を挙げれば最終戦の関本戦はジャーマン対決も含めて注目される一戦になりそうだが?
▼宮原「過去、タッグで一回やったかやってないかぐらいなので、そこは意識せざるを得ない部分ではあるけど、24日の大阪までいくにも対戦相手が強豪いっぱいいるんで、そこだけというわけにはいかない。その日は長い一日になりそうですね」
――過去2回は決勝進出すら果たせていないだけに王者として結果を求められるが?
▼宮原「全く結果残してないですからね、過去は。でも僕は日々、強くなってるし、このベルト巻いてからもどんどんステップアップしてるんで、過去の僕のデータは当てにならないかなと。今回フレッシュな気持ちで挑みたいと思います」