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8/19【全日本】ひと夏のかげろう悪夢の2連敗 梶&旭2勝目で首位タイ浮上

『2018 SUMMER EXPLOSION』
愛知・岡崎市竜美丘会館(2018年8月19日)
「Jr.TAG BATTLE OF GLORY」公式戦=○梶トマト&旭志織vsTAJIRI&岩本煌史×

 岩本&TAJIRIがまさかの2連敗。梶&旭が逆に2連勝で得点上は首位タイに浮上した。

 前夜の後楽園大会で“ひと夏のかげろう"岩本&TAJIRIは近藤&鼓太郎に敗れ、初黒星を喫した。残り全勝を誓っていた二人は4戦目となったこの日、梶&旭と対戦。最悪の結末が待っていた。

 試合はひと夏のかげろうペースで進んだ。まずは梶に的を絞って岩本が打撃戦で圧倒すれば、TAJIRIはスリーパーでねちっこく絞め上げてスタミナを奪う。梶を取り逃し、旭が巻き返しを図っても、岩本が一本背負いで叩きつけて主導権を渡さない。

 それでも梶&旭は連係を駆使して粘る。連続串刺し攻撃を矢継ぎ早に浴びせて岩本の動きを止め、旭がセカンドロープに乗せてのDDTで突き刺してから、顔面に両足を突き上げると、梶がドロップキックをお見舞い。ダイビングサマーソルトアタックを発射し、レッドアイを仕掛けた。

 これを食い止めた岩本はネックスクリューで逆襲。TAJIRIがミドルキックで援護射撃するとジャーマンでたたみかける。さらにTAJIRIがエプロンからのハイキックを梶にぶち込んで動きを止め、岩本が追い討ちを狙ってロープに走った。が、ここで勝利へのはやる気持ちが裏目に出たか、一瞬のスキを突いた梶のスピードで丸め込まれ、逆転の3カウントを聞いた。

 岩本&TAJIRIがまさかの2連敗。中盤戦にきて急ブレーキがかかってしまった。思わぬ結果に岩本も「すいません、TAJIRIさん。2日連続で僕が…」と謝罪しつつ、「2連敗はきついですね。すいません、申し訳ないです。もう落とせないですね」とうなだれるしかない。残る公式戦は2戦で、次戦は明日8・20岐阜大会の丸山&竹田戦。負ければ自力優勝が消滅する瀬戸際だ。TAJIRIが「気をつけよう。また明日からガッチリいこう。もう大丈夫、もう大丈夫。絶対大丈夫、絶対大丈夫」と言い聞かせるようになだめたが、これ以上の取りこぼしは許されない状況に追い込まれたのも事実だ。

 一方、梶&旭は開幕2連敗から一転して2連勝。勝ち点4をマークし、得点上は首位タイに位置した。会心と言える逆転勝利に二人は試合後、喜びを爆発。優勝圏内に踏みとどまったとあって、「今日以上、これからだんだんハイテンション…テンションが上がってきて、これからもっともっとテンション上げて、追い上げてみせるんで、俺たち旭、トマト、ご期待ください」(梶)と宣言してみせた。残る公式戦は2戦で、次戦は8・24仙台大会の近藤&鼓太郎戦。勝てば優勝圏内で最終戦を迎える可能性大だ。

【試合後の梶&旭】
▼旭「よし、よし、よし!」

▼梶「勝ったんですよね?」

▼旭「勝った、勝った。これ(梶が手にしているトマト)がいい効果出したよ。向こうは何やってくるかわからないような不気味な怖さがあるかもしれないけど、こっちはね、不気味じゃないよ。陽性で明るい怖さ、もっと出してきましたね。トマト、いい効果出した。でしょ?」

▼梶「そうですね。今日以上、これからだんだんハイテンション…テンションが上がってきて、これからもっともっとテンション上げて、追い上げてみせるんで、俺たち旭、トマト、ご期待ください。やったぁー!!」


【試合後の岩本&TAJIRI】
▼岩本「すいません、TAJIRIさん。2日連続で僕が…」

▼TAJIRI「最後の1ミリだけ分断されちゃったね」、

▼岩本「僕も最後、TAJIRIさんの蹴りが入って、いけると思った途端、TAJIRIさんが引きずりおろされて、ちょっと一瞬…」

▼TAJIRI「一瞬で変わったね」

▼岩本「すいません。申し訳ないです。2連敗はきついですね。すいません、申し訳ないです。もう落とせないですね。きっつ。明日も公式戦なんで…」

▼TAJIRI「気をつけよう。また明日からガッチリいこう。もう大丈夫、もう大丈夫。絶対大丈夫、絶対大丈夫」

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