9/8【全日本】「俺が優勝候補」 王道T前哨戦で野村が三冠王者・ゼウスから金星!
『The Road to 第6回王道トーナメント』
宮城・栗原市築館B&G海洋センター体育館(2018年9月8日)
○野村直矢&宮原健斗vs秋山準&ゼウス×
王道トーナメント前哨戦で野村が三冠王者・ゼウスから金星を奪取。「俺が一気に優勝候補」と言い切り、改めてトーナメント初優勝と三冠ベルト初挑戦を見据えた。
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今月15日に開幕する王道トーナメント。その前哨戦シリーズがこの日、始まり、メインイベントで「The Road to 第6回 王道トーナメント」と題されたゼウス&秋山と宮原&野村による前哨戦が組まれた。ここで結果を出したのは伏兵・野村だった。
1回戦で当たる三冠王者・ゼウス相手に真っ向から渡り合った野村だったが、マシンガン逆水平を浴びせられるなど圧倒されてしまう。ゼウスのバイセップスエクスプロージョン、秋山のランニングニーの餌食となり、劣勢が続いた。それでも野村はジャーマンでゼウスを投げ、スピアーでなぎ倒したが、フロッグスプラッシュは不発。ゼウスに雪崩式ブレーンバスターで叩き落とされ、バイセップスエクスプロージョンを食らった。
敗色濃厚となったが、ここから野村が粘りをみせた。ジャックハマーを食い止めると、宮原のブラックアウトによる援護射撃を受け、フロッグスプラッシュでたたみかける。ゼウスが左ハイキック、バイセップスエクスプロージョンで逆襲しても意地で倒れず。追尾式ジャンピングエルボーでゼウスの動きを止めると、マキシマムを爆発させて逆転の3カウントを奪ってみせた。
野村が番狂わせの三冠王者狩り。8・29新木場での時間差バトル優勝に続き、王道トーナメントへ向けてさらなる追い風を吹かせた。9・17後楽園の1回戦ではゼウスと対決。「ゼウス選手、1回戦、俺がもし勝ったら三冠ベルトに挑戦させてくれ!」とアピールしたように、野村が見据えているのは王道トーナメント優勝による三冠ベルト初挑戦だ。「これはもう王道トーナメント、ますます自信につながりました」と手応えも申し分なく、「俺が一気に優勝候補。王道トーナメント、必ず優勝してみせます。そして三冠ベルト挑戦するのは俺だ」と断言してみせた。若い力の台頭が目覚ましい全日マットで野村がこの秋、突き抜けるか。
【野村の話】「やりました。リング上でも言いましたけど、三冠チャンピオンのゼウス選手から勝つことができました。これはもう王道トーナメント、ますます自信につながりました。俺が一気に優勝候補。王道トーナメント、必ず優勝してみせます。そして三冠ベルト挑戦するのは俺だ」