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10/17【全日本】7度目の三冠前哨戦 宮原が王者ゼウスを直接ピン

『2018旗揚げ記念シリーズ』青森県武道館(サブ/弘前市)(2018年10月17日)
○宮原健斗&野村直矢vs吉江豊&ゼウス×

 7度目の三冠前哨戦で宮原が王者ゼウスからピンフォールを奪ってみせた。

 「王者vs覇者」の三冠決戦が行われる10・21横浜文体は4日後。この日7度目となる前哨戦が組まれ、王者・ゼウスが吉江、挑戦者・宮原が野村と組んでそれぞれ激突した。10・10後楽園大会でゼウスに直接黒星を喫している宮原は精神的ショックを払しょくしたとはいえ、そろそろ一矢報いておきたいところだった。

 両者のせめぎ合いはこの日も激しいものとなった。宮原がフロントハイキックを打ち込めば、ゼウスも逆水平を叩き込んで譲らず。場外戦で宮原が頭突きを打ち込み、ゼウスの首を鉄柱に引っかけて絞め上げて先手を取った。

 2度目の激突でも宮原がフロントハイキック、低空ドロップキック&顔面ドロップキックの連続攻撃で攻勢に出たが、ゼウスもショルダータックルでなぎ倒して応戦。3度目の直接対決では宮原がフロントハイキックを食らわせても、逆水平、フライングバイセップスエクスプロージョンで流れを作り、吉江の援護射撃を受けると、チョークスラムを仕掛けた。

 これを阻止した宮原はフロントハイキックで逆襲。串刺しブラックアウトを突き刺す。ゼウスが串刺しバイセップスエクスプロージョンでやり返しても、宮原は雄たけびもろともエルボー連打で応戦。バイセップスエクスプロージョンを食らっても、野村がスピアーでなぎ倒す好フォロー。すかさず宮原はゼウスの後頭部にブラックアウトを突き刺し、ジャーマンで追い討ちをかける。さらにブラックアウトをぶち込むと、シャットダウンを阻止したゼウスがドロップキック、バイセップスエクスプロージョンで反撃してきたが、ジャックハマーは決めさせず。ブラックアウトを連射してゼウスの動きを止めると、シャットダウン・スープレックス・ホールドを爆発させて3カウントを奪った。

 7度目の前哨戦でようやく宮原が王者から直接ピンフォール勝ち。10・10後楽園の借りを返し、戦況をイーブンに戻した。試合後、宮原は雄たけびを上げて勝ちどき。雪辱を遂げた達成感からくるものだったのは言うまでもない。そして王道トーナメントの優勝トロフィーを手に大の字のゼウスを見下ろした。

 「ついにチャンピオンから直接獲った。あと4日だ」と横浜決戦を見据えた最高男は、「これからのプロレス界動かすために全日本プロレスがどうあるべきか、俺が21日示すからな」と宣言した。「プロレスの神様、どっちだ? 全日本プロレスを引っ張るのはどっちだ?」と天に問いかけたが、もちろん宮原は勝利と三冠ベルトを手にし、自らが全日本の牽引者であることを証明する。

【宮原の話】「よっしゃ! ついに、ついにチャンピオンから直接獲った。あと4日だ。あと4日だ。俺は10月21日をこれからのプロレス界動かすために全日本プロレスがどうあるべきか、俺が21日示すからな。俺が示すからな。プロレスの神様、どっちだ? 全日本プロレスを引っ張るのはどっちだ? あと4日だ」

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