11/28【全日本】諏訪魔大暴れで野村粉砕 暴走大巨人「ニコニコ上機嫌」の4勝目で首位タイ浮上

『2019世界最強タッグ決定リーグ戦』山口・周南市新南陽ふれあいセンター(2019年11月28日)
「2019世界最強タッグ決定リーグ戦」公式戦 ○諏訪魔&石川修司vsジェイク・リー&野村直矢×

　大暴れをみせた諏訪魔が野村を粉砕。暴走大巨人が「ニコニコ」の上機嫌で4勝目を挙げ、首位タイに浮上した。

　2年ぶりV2を狙う暴走大巨人はここまで3勝1敗で勝ち点6をマーク。各チームが星を潰し合う中、首位のジョー&秋山とともにわずか1敗と、失点率では首位に位置している。折り返しとなる5戦目を迎えたこの日の相手はジェイク&野村の新世代タッグ。諏訪魔は新ユニット結成を宣言したジェイクを酷評し、前夜の鹿児島大会で大乱闘を展開。ジェイク潰しを宣言して公式戦での再激突に臨んだ。

　やはり諏訪魔とジェイクがバチバチにやり合った。先発で対峙すると正攻法の真っ向勝負を展開したが、ジェイクに先手を取られて早くも仏頂面となった諏訪魔は喧嘩腰に殴りつけ、顔面をかきむしる。場外戦に持ち込むと、客席に叩きつけたり、プラ柵攻撃に出たりと大暴れ。ジェイクも諏訪魔のノボリをノドに食い込ませて報復した。

　荒れ模様となったが、暴走大巨人は野村に的を絞ると、連続攻撃やサンドイッチラリアット、境川など好連係を連発して主導権を握った。譲らないジェイク&野村もレッグラリアット→ジャックナイフの連続攻撃など連係で対抗。野村がフロッグスプラッシュからのノムラロック(仮)で勝機を作ったが、諏訪魔は意地でギブアップしない。電光石火のバックドロップで逆襲すると、串刺しラリアット、ストライクジャーマンの猛攻に出た。

　ならばとジェイクが野村援護に飛び込んだが、石川がファイアーサンダーで突き刺して蹴散らし、野村をローンバトルに追い込んだ。それでも野村はエルボーを連発して立ち向かってきたが、暴走大巨人はサンドイッチローリングラリアットで返り討ち。ロケットブロッサムで吹き飛ばすと、諏訪魔がバックドロップ、左ラリアットと容赦ない猛攻に出る。そして最後はラストライドを豪快に爆発させて野村から3カウントを奪った。

　ジェイク狩りならなかった諏訪魔だが、暴走ファイト全開の末に野村を粉砕。4勝目を挙げた暴走大巨人が勝ち点を8に伸ばし、ジョー&秋山と並ぶ首位タイに浮上した。タイトルマッチ級の激闘を制したとあって、諏訪魔は試合後も興奮が収まらず。「今日も勝ったよ。ニコニコだ、暴走大巨人。もう上機嫌でしょうがねぇな」と声を弾ませながら喜びを爆発させ、石川とともに周南の夜の街に飛び出す構えをみせた。

　わずか失点2で後半に折り返した暴走大巨人の次戦は12・1大阪大会。吉田&ヴァレッタの野獣タッグと激突する。石川から「やっぱり諏訪魔さんに託してれば大丈夫って自信があったんで、見事に期待に応える男ですね、諏訪魔さんは」と称えられた諏訪魔は、「持ちつ持たれつだから。俺もう今日ボロボロだから、次、石川選手に頑張ってもらいます」と次戦は大巨人に託すつもり。リング内外とも息がピッタリの二人は試合後のリング上でも「今日も勝って、最強タッグ間違いなく俺は優勝するんじゃないかと思う」(諏訪魔)、「暴走大巨人はやっぱり優勝するしかないと思ってる」(石川)と口を揃えた。

　一方、ジェイク&野村は痛恨となりかねない3敗目を喫し、勝ち点6止まりとなった。次戦は12・2高岡大会でThe End戦を控える。

【試合後の諏訪魔&石川】
▼諏訪魔「勝った。今日も勝ったよ。ニコニコだ、暴走大巨人。もう上機嫌でしょうがねぇな。もうどっか行っちゃう、これから? あぁ、もう興奮が止まんねぇよ! 止まんねぇ!」

▼石川「夜の周南?」

▼諏訪魔「行きてぇ、行きてぇ!」

▼石川「(笑) 夜も暴走するんですか?」

▼諏訪魔「じゃないとリラックスできない」

▼石川「(笑) ジェイク、野村も強かったですけど、やっぱり諏訪魔さんに託してれば大丈夫って自信があったんで、見事に期待に応える男ですね、諏訪魔さんは。ありがとうございます」

▼諏訪魔「いやいや、持ちつ持たれつだから。俺もう今日ボロボロだから、次、石川選手に頑張ってもらいます」

▼石川「(笑) でもこれで4勝? トップに立ちました? 首位タイ?」

▼諏訪魔「タイ? どこと?」

――ジョー&秋山だが?

▼諏訪魔「ふざけんじゃねぇよ、あのヤロー! 納得いかない」

▼石川「我々1敗したんで、しょうがないです(苦笑)」

▼諏訪魔「そりゃしょうがないよ。しょうがないけどさ、興奮しちゃってるんだから」

▼石川「そうですね。このままの勢いで周南の夜に行きましょう」

▼諏訪魔「行こう行こう行こう!」

▼石川「夜も暴走大巨人」