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2/4【全日本】宮原が三冠熱戦V4 青柳呼びかけでゼンニチ新時代へ大同団結

『#ajpwエキサイトシリーズ2023〜株式会社エイトpresents #ajpwエキサイトMANIAx〜』東京・エスフォルタアリーナ八王子サブアリーナ(2023年2月4日)
三冠ヘビー級選手権試合 ○宮原健斗vs青柳優馬×

 宮原が青柳との熱戦を制して三冠王座4度目の防衛に成功。青柳の呼びかけをきっかけに本隊とNEXTREAMがゼンニチ新時代へ向けて大同団結した。

 この1月、宮原と青柳の間で5冠争いが勃発。1・2後楽園大会で青柳が野村と組んで世界タッグ王座を奪取し、宮原を5冠王者から引きずりおろした。そしてこの日、三冠戦で両者が再激突した。

 一進一退のせめぎ合いが続いた中、青柳がエプロンからフェンスへのカーフブランディングを敢行すれば、宮原はエプロンの青柳をジャーマンで場外に叩き落として譲らず。ならばと青柳が死んだふりからのロコモーション式ジャーマンで攻勢に出れば、宮原はブラックアウトを3連発。シャットダウンは青柳がフロントネックロックで切り返し、エンドゲームでギブアップを迫った。

 耐えた宮原は電光石火のシャットダウンを決めたが、青柳は3カウント寸前にキックアウト。スピンキックを連発し、ロックスターバスター、THE FOOLで一気に勝負をかけたが、宮原も3カウントを許さず。再びシャットダウン・スープレックス・ホールドを爆発させて激闘に終止符を打った。

 大熱戦の末に宮原が青柳を退け、三冠王座4度目の防衛に成功。頂点の座を死守した。試合後、予期せぬ展開となった。「本当の意味で新時代を見せられるのは、この三冠の舞台では青柳優馬しかいない」と豪語しながら史上最年少5冠王者を逸した青柳が「もうNEXTREAMとか小さい枠なんか今の全日本プロレスに必要ない。一緒に全日本プロレスを盛り上げるためだけに、その小さい枠を捨ててやっていこうぜ」と最高男に呼びかけたのだ。

 これには宮原も「NEXTREAMはもともとはこの全日本プロレスに新しい風を吹かせるために立ち上げたユニットだ。全日本プロレスの本隊、NEXTREAM、一緒にやっちゃっても面白いんじゃねえか。小さな枠は取っ払おうじゃねえか」と同意。さらに亮生、HAYATO、安齊、井上、そしてベテランの石川も呼応し、ここに本隊とNEXTREAMがゼンニチ新時代の確立へ向けて大同団結した。

 これからは双方が時に戦い、時に共闘する関係となる。その新しい風景が生まれる中で、全日本を今以上に高めていくしかない。宮原は「面白いね。どんな組み合わせが生まれるのか、どんな対戦カードが生まれるのか、楽しみでしょうがないね」と胸を躍らせ、青柳は「ノムヤギでまずタッグ戦線を盛り上げて、全日本プロレスをもっともっとプロレス界に、世間に届かせたい」と誓った。宮原と青柳の三冠戦をきっかけにして、全日本はこれから新たなステージを迎える。

【宮原の話】「よーし、4度目の防衛成功だ。さぁ次は永田裕志さん。昭和の時代が終わりを告げようとする個のプロレス界。最後はあんたか。昭和の匂いのするレスラー、あんたがラストか。永田裕志さんよ。俺は知ってるぞ。新日本プロレスIWGP、プロレスリング・ノアGHC、全日本プロレス三冠。あんたのホントの心はグランドスラム達成だろ? それはてめぇがこの全日本のリングに上がった時から感じてたよ。面白ぇじゃねぇか。プロレスの日にその昭和の砦を、永田裕志さん、グランドスラム、あなたの最後の思い出ははかなく散るでしょう。そして、全日本プロレス本隊とNEXTREAM、小さな垣根を取っ払う。面白いね。どんな組み合わせが生まれるのか、どんな対戦カードが生まれるのか、楽しみでしょうがないね。石川修司、青柳優馬、ジュニアの青柳亮生、ライジングHAYATO、井上凌。そしてスーパールーキー安齊勇馬。どんな組み合わせが現れるのか楽しみにしてるよ。永田裕志、プロレスの日だからな。昭和の最後の匂いがする永田さんよ。最後の勇姿を新日本プロレスファンに見届けてもらえ。せいぜい新日本プロレスファンの皆様、応援に駆けつけないとはかなく終わるぞ。せいぜい永田裕志さんの最後を見届けにこいや」

【青柳の話】「宮原健斗、あんたが大将だよ、全日本プロレスの。完敗ですよ。でも、あきらめたわけじゃないですよ。まだまだ俺は世界タッグのベルトを持ってる。この世界タッグを持ってるからには責任をもって三冠だけでなく、世界タッグ戦線も野村さんと一緒に盛り上げていきます。野村さんも全日本プロレスの小さい枠とか気にしないで一緒に全日本プロレスを盛り上げてくれる僕の親愛なるパートナーだと信じてますので、ノムヤギでまずタッグ戦線を盛り上げて、全日本プロレスをもっともっとプロレス界に、世間に届かせたいと思う。宮原健斗、いや大将。あんたのベルトにまた俺が挑戦したいんだ。あんたが持ってるからこそ全日本プロレスの三冠ヘビー級だ。永田裕志なんかに負けないでくれよ。また俺があんたから引っぺがすためにまた這い上がってやるからな」

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