4/25【全日本】安齊が首位・レイ止めて3勝目 レイは諏訪魔に怒り爆発でVM対決へ不穏ムード

『#ajpw チャンピオン・カーニバル2023』後楽園ホール(2023年4月25日)
Bブロック公式戦 ○安齊勇馬vs斉藤レイ×

　安齊がBブロック単独首位のレイを止めて3勝目だ。2敗目を喫したレイは最終公式戦の相手となる諏訪魔に怒りを爆発させた。

　チャンピオン・カーニバル初出場となった安齊はここまで2勝3敗。黒星先行ながら芦野を破ってデビュー7ヵ月でシングル初勝利を挙げ、大先輩・大森にも勝利。躍進の足がかりをつかみつつある。

　6戦目となったこの日はBブロック単独首位のレイと対決した。体格差を活かしたレイが荒削りなパワーファイトで試合を終始リード。勢いのままパイルドライバーで仕留めにかかる。しかし、安齊は意地のリバース。カウンターのジャンピングニーでレイの動きを止めると、チャンスを逃したなるものかと、再度ジャンピングニーでカチ上げた。そして、最後は巨体のレイをジャーマンで投げ飛ばし、逆転の3カウントを奪った。

　安齊が3勝目をつかんで勝ち点6をマーク。単独首位だったレイを止めて他力本願ながら優勝圏内に生き残り、Bブロックに混戦をもたらした。あとは4・30大阪大会の北斗戦を残すのみ。決勝進出の可能性は極めて低いが、「首の皮一枚つながったかどうかわからないけど、残すは大阪、大森北斗。絶対に勝ちます」と誓ったように4勝目で有終の美を飾るしかない。

　一方、レイは2敗目を喫して勝ち点8で足踏み。それでもBブロック首位タイは変わらず、最終公式戦に勝利すれば決勝進出の可能性は十分にある。その相手が諏訪魔。VM同門対決となるが、レイには引っかかることが一つあった。この日、6・3町田大会のカードが発表され、諏訪魔が安齊と組んで宮原&青柳と対戦するタッグマッチが決まった。「諏訪魔の野郎、なんだあの告知は。安齊と組みやがって! いいか。俺たちはブードゥー・マーダーズだ」と不満を爆発させたレイは「ジュン、TARUのオジキとともにある。それからKONO兄ぃ、歳三先生と緊急会議だ!」と宣言。最終公式戦となるVM対決を前に不穏な空気が漂ってきた。


【安齊の話】「よし。これで3勝目だ。首の皮一枚つながったかどうかわからないけど、残すは大阪、大森北斗。絶対に勝ちます」

【試合後のレイ&ジュン】
▼レイ「ウワー! ウワー! ウワー! ふざけやがって。安齊の野郎。クソ」

▼ジュン「プロレスをやってればそんなこともある。それよりも諏訪魔のほうだ。見たか? あれをどう思うかだ」

▼レイ「そうだ。諏訪魔の野郎、なんだあの告知は。安齊と組みやがって! いいか。俺たちはブードゥー・マーダーズだ。ジュン、TARUのオジキとともにある。それからKONO兄ぃ、歳三先生と緊急会議だ! ふざけやがって」