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4/30【全日本】征矢が元GET WILD対決制して4勝目 大森は7戦全敗も「くじけねぇ」

『#ajpw チャンピオン・カーニバル2023』エディオンアリーナ大阪(府立体育会館)第2競技場(2023年4月30日)
Bブロック公式戦 ○征矢学vs大森隆男×

 征矢が大森との元GET WILD対決を制し、11年ぶりの出場となったチャンピオン・カーニバルを勝ち点8で終えた。

 2012年以来11年ぶりに春の祭典に臨んだ征矢だったが、ここまで3勝3敗。決勝進出が絶望的な状況で最終公式戦を迎えた。最後の相手は大森。かつて世界タッグ王者となり、最強タッグ全勝優勝も果たした元GET WILDの二人が昨年12・25後楽園大会(征矢が勝利)以来の再戦を迎えた。

 対する大森はここまで6連敗。最後の最後で意地を見せたい大森は真っ向勝負を仕掛け、場外戦で床直撃のパイルドライバーを狙ったものの、積極策が仇に。征矢にリバースされ、腰への一点集中攻撃を浴びる。苦もんした大森だったが、フロントハイキック、ニールキックの連続攻撃で反撃ののろし。アックスギロチンドライバー、後頭部への串刺しアックスボンバー、雪崩式バックドロップと大技ラッシュに出た。

 しかし、2度目のアックスギロチンドライバーは征矢が阻止。頭突きで大森にヒザをつかせると、ブレーンバスターでぶっこ抜く。大森も征矢の弾道狙いにアックスボンバーを合わせ、相打ちに持ち込んで必死の抵抗。それでも競り勝った征矢が弾道2連発で一気に元パートナーを沈めた。

 征矢が大森との元GET WILD対決に快勝。11年ぶりの出場となったカーニバルは4勝3敗・勝ち点8に終わった。「今日の試合は想定内。勝って当たり前だよ」と勝ち誇った征矢はこの時点でまだわずかながら決勝進出の可能性が残されており、「このあと俺以外の試合の結果で、望みが1%でもあるなら、まだあきらめねぇから」と話した。

 だが、メインで石川を破った芦野が勝ち点を10に伸ばしたため、征矢は決勝に届かず。それでもパワフルさを増した戦いぶりで11年前をはるかに上回る存在感を示したのは間違いない。

 一方、大森はまさかの7戦全敗。野村直矢の代打として「立候補」し、6年ぶりのカーニバル出場を果たしたものの結果を残せず終わった。悔しさをにじませながらも大森は「俺にとってはこれも自分が燃やすエネルギーになるし、糧になるんだ」とキッパリ。元GET WILD対決によって刺激を受けたところもあるはずで、「俺は今後もワイルドを極めるために前と上を向いて歩いていくし、こんなんでくじけねぇぞ」と前を向いていた。


【征矢の話】「今日の試合は想定内。勝って当たり前だよ。ただ、このあと俺以外の試合の結果で、望みが1%でもあるなら、まだあきらめねぇから。あとはセミ、メイン、そしてこれ(北斗vs安齊)。結果を待つだけだ」

【大森の話】「全敗だ。リーグ戦、この俺自身が否定をする気はないよ。実際0点だから。自分から立候補しておいて0点だ。そして今日、全てのリーグ戦が終わって0点。まったく否定しようがない。だけど、よく聞いてくれ。俺は今後もワイルドを極めるために前と上を向いて歩いていくし、こんなんでくじけねぇぞ。どうせ俺が0点でよ、『ざまあみろ』『ほら見たこっちゃねぇ』って思ってるヤツらがいるんだろ? 冗談じゃない。俺にとってはこれも自分が燃やすエネルギーになるし、糧になるんだ。今に見とけ。明日からまたトレーニングだぜ」

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