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6/17【全日本】石川20周年で暴走大巨人復活 関本&岡林に敗北も大激闘で大田区沸騰

『#ajpw ダイナマイトシリーズ2023〜New Age MANIAx〜』大田区総合体育館(2023年6月17日)
○岡林裕二&関本大介&vs諏訪魔&石川修司×

 石川がデビュー20周年記念試合で諏訪魔との暴走大巨人を復活。試合には敗れたものの関本&岡林と激闘を繰り広げ、暴走大巨人の本格再結成にも前向きな姿勢を見せた。

 6・15後楽園大会で20周年記念日を迎えた石川。記念試合第2弾となったこの日は諏訪魔とタッグを結成。かつて世界タッグ王座を4度戴冠し、最強タッグに2度優勝した暴走大巨人が復活となった。

 しかも相手は大日本・関本&岡林。2019年に世界タッグを巡って激闘を繰り広げた両チームの激突で、岡林は7月から無期限休業に入るため、プレミアムな一戦となった。

 試合は過去に勝るとも劣らない真っ向勝負の肉弾戦に。諏訪魔と関本がラリアット合戦で火花を散らし、石川と岡林はエルボーと逆水平のラリーで意地を張り合う。暴走大巨人がサンドイッチラリアットを久々に決めれば、関本と岡林はアルゼンチンバックブリーカー競演で譲らず。しのいだ暴走大巨人は境川をさく裂させた。

 終盤は石川と岡林の一騎打ち状態に。岡林がラリアットを叩き込めば、石川は地獄固めで岡林をもん絶させる。壮絶な張り手合戦でバチバチにやり合い、石川がカミゴェ、ランニングニーリフトとヒザ爆弾を連発したが、ジャイアントスラムは決められず。猛烈なラリアットを連発した岡林がゴーレムスプラッシュを投下すると、石川は返せず3カウントが入った。

 石川が20周年記念試合で激闘を繰り広げたものの惜敗。それでも岡林とのしばしの別れを惜しむように激しくせめぎ合い、「カード発表してから、岡林のあんな風な発表があって。それが運命なのかわからないですけど、こうやって長期欠場する前に、岡林とガッチリ戦えたっていうのは、大日本のシングルベルトを懸けて戦っていた者としては凄いありがたい。感謝です」と満足げに振り返った。

 暴走大巨人連係も健在で、本格的な再結成が期待されるところ。石川も「過去に歴史創ったチームなんで、軽々しく再結成したくなかったですけど、やっぱりやってみると、凄いしっくり来るというか。このしっくり感はなかなか他の人だと味わえないんで。またやってみるのもいいかな」と前向きだった。

【試合後の関本&岡林】
▼関本「よっしゃあ。岡ちゃんありがとう」

▼岡林「ありがとうございました」

▼関本「ありがとう。サンキュー。やっぱり岡林は俺にとって最高のパートナーだよな。ありがとう」

▼岡林「いや、本当に自分にとってもですよ。ありがとうございます」

▼関本「サンキュー・ベリー・マッチ」

▼岡林「いや、勝った! いやあ、ホンマに気合いの勝利ですよ。まさかと言ったらいかんけど、凄まじいですね」

▼関本「大日魂だな」

▼岡林「気合ですよ。最後になるかもしれない全日本プロレス。気合の勝利です」

▼関本「大日本を代表して勝利できてよかったな。ありがとうございました」

――休業に入る前にこういう試合があって、気合いが入るところもあった?

▼岡林「そうですね。プロレスって自分にも人にも勇気を与えれるし、勇気をもらえるし。いっぱい勇気をもらったんで。これから何をやっても乗り越えられるよ。特に今日の試合をやって、乗り越えられないものはないんですよ。何をやっても乗り越えられる。それはもう自信につながりますから。今日だけじゃないです。今まで積み重ねた試合。これは本当に自分の自信になってますから。関本さん。今日は本当に組めてよかったです」

▼関本「ありがとう。俺も組めて最高だったよ。ありがとうございました」

▼岡林「まだ明日がある。大日本プロレス後楽園があるから」

▼関本「大日本プロレス後楽園ホール大会があるから。そこでも俺とお前が組むんだから」

▼岡林「よろしくお願いします」

▼関本「今日のようにいきましょう」

▼岡林「いくぞ! 力こそパワー! ピッサリ!」

【試合後の諏訪魔&石川】
▼石川「予定が狂いましたね。20周年で、暴走大巨人が関林に勝って、これからと思ったら」

▼諏訪魔「でも、久々だからさ。それはまあしょうがねえよ。ただ、今日は石川選手の20周年、スゲェ20周年だなと思った。あんな激しい20年ないんじゃないかと思うね。記念試合で。元気だね」

▼石川「いやいや、負けてもちろん悔しさは凄いんですけど、なんか爽快感もあって。やっぱりちょっと石川修司ドM説は正しいかもしれないですね(笑)」

▼諏訪魔「凄かったよ、でも」

▼石川「いやあ、楽しかった。カード発表してから、岡林のあんな風な発表があって。それが運命なのかわからないですけど、こうやって長期欠場する前に、岡林とガッチリ戦えたっていうのは、大日本のシングルベルトを懸けて戦っていた者としては凄いありがたい。感謝です。でも、今日諏訪魔選手と久々に境川やったら、なんか懐かしいですね」

▼諏訪魔「ああ、懐かしかった。でもね、パッとできるし、この感覚は懐かしいなって」

▼石川「過去に歴史創ったチームなんで、軽々しく再結成したくなかったですけど、やっぱりやってみると、凄いしっくり来るというか。このしっくり感はなかなか他の人だと味わえないんで。またやってみるのもいいかなと思っちゃいましたね」

▼諏訪魔「いやあ、どんどんやっていこうよ」

▼石川「頑張りましょう」

――いずれまた世界タッグ王座を狙うところまでいきたい?

▼石川「まあね。でも、諏訪魔さんもいろいろやってるから。マルチタスクの男なんで。そうやってベルトを狙うという気持ちを太くしないと挑戦できないと思うんで。そういう気持ちになったら、僕も整えて、行ってもいいかなって。やってみてしっくり感は凄いあったんで。それは感じました」

▼諏訪魔「何をやられても大丈夫だなっていうのは俺も本当にわかったんでね。俺も来るべき…あんな引っ叩かれるかな。あれはできないよね。あんなことは。本当に凄かったなと思う。また今後、石川修司とどうなっていくのかっていうのは、先々わかってくるんじゃないかと思うんでね。ただ、今日いい手応えは掴んだなと思います」

――石川選手にとって大日本での経験は改めてキャリアでどういうもの?

▼石川「やっぱり関本&岡林という存在は。関本は業界の先輩だし、岡林は後輩ですけど、体も凄いし、説得力の塊なんで。あいつらと戦う時、自分はパワーとか、スタミナもそうですけど、物足りなかったんで。彼らと戦うことによって、自分が足りない、足りないってどんどんスキルアップできたんで。本当にライバルと言っていい存在ですね。だから、岡林の決断はなんか他人事に思えなくて。悔しかったし。でも、こうやって最後大きい舞台で戦えて、それはそれで幸せだったんでね」

▼諏訪魔「おめでとうございます」

▼石川「ありがとうございます」

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