プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

11/15【全日本】4年ぶり出場・岩本初戦は亮生とドロー 「決着戦やらせろ」

『レック presents #ajpw 世界最強タッグ決定リーグ戦 2023』所沢市民体育館メインアリーナ(2023年11月15日)
「Jr.BATTLE OF GLORY 2023」公式戦 △青柳亮生vs岩本煌史△

 4年ぶりのジュニアリーグ戦出場となった岩本が初戦でゼンニチ新時代ジュニアのエース・亮生と熱戦ドロー。「もう一回…決着戦やらせろよ」と再戦を見据えた。

 2017年、2019年と2度優勝している岩本は今秋から古巣・全日本にフリー参戦。4年ぶりとなるジュニアリーグ戦出場を決め、この日、初戦を迎えた。

 相手は前世界ジュニア王者の亮生。ゼンニチ新時代に対して「強さ、怖さを感じない」と手厳しく評価してきた岩本がエース・亮生の前に立ちはだかった。

 両者は10分という限られた時間の中で白熱の攻防を展開。先手を取った亮生がコーナーからのケブラーダを狙うと、岩本はエプロンへのネックブリーカードロップを敢行して阻止した。ここからニーアッパー式バックブリーカーなど腰攻めで主導権を握った。

 その後も岩本が一本背負いでコーナーに投げつけるなど猛攻に出たが、亮生もハンドスプリングレッグラリアットを連発して譲らず。ロコモーション式フィッシャーマンスープレックス、ムーンサルトで押し返したが、ファイアーバードを狙ってコーナーに上がったところを岩本が一本背負いで叩き落とした。変型バックドロップ、さらにリバースゴリースペシャルボムで追い討ちをかけたが、亮生も2カウントで返してタイムアップとなった。

 4年ぶり3度目の優勝を狙う岩本の初戦は亮生と時間切れ引き分け。開幕前に「全員5分以内でぶっ倒す」と予告していたが、初戦白星はならなかった。「開幕戦で去年の覇者・青柳亮生。俺もうちょっとね、余裕だと思ったんですけどね、しぶとかったっすね」と亮生を評した岩本は「初戦からこれだよ。10分だろ? 幸先悪すぎるだろ。完全に“押せ押せ"だったけどね」と悔しさは隠せず。「新旧エース対決とかさ、俺にとっちゃそんな過去のこと、どうでもいいんだよ。興味ねえんだよ。勝手にエース名乗ってろ。俺はフリーで自分の生きる場所を探すのに必死なんだよ。そんなものはどうだっていい」と強調したうえで、「だけどな、もう一回…決着戦やらせろよ」と再戦を見据えた。

 一方、初戦で土井を破っている亮生は失点1で勝ち点3に。「粘りました! 1点を(失ったのではなく)獲りました。リーグ戦はこれでいいんだ」と言うようにマイナスととらえてはいないが、結果自体には「今、全日本プロレスジュニアを背負ってる青柳亮生、一昔前に背負っていた岩本煌史。このシングルマッチは、この結果は納得いってない」と不満が残った。そこで亮生は「あいつとのシングルマッチ、いつかどこかで完全決着つけて、今の全日本ジュニアは俺がエースだと胸を張って言いたい」と同じく決着戦を希望していた。

 亮生の3戦目は11・19名古屋大会で田村との同期対決を控える。岩本の2戦目は11・21新木場大会で阿部とのスポルティーバ出身対決となる。

【亮生の話】「1点だ、1点! 青柳亮生はポジティブに! 確かに最後は追い込まれました。しかし! 粘りました! 1点を(失ったのではなく)獲りました。リーグ戦はこれでいいんだ。でも! 今、全日本プロレスジュニアを背負ってる青柳亮生、一昔前に背負っていた岩本煌史。このシングルマッチは、この結果は納得いってない。リーグ戦はこれでいいんだ。でも、この立場であいつとのシングルマッチ、いつかどこかで完全決着つけて、今の全日本ジュニアは俺がエースだと胸を張って言いたい」

【岩本の話】「いやぁ、幸先悪いな。今日が俺にとっての開幕戦だよ。開幕戦で去年の覇者・青柳亮生。俺もうちょっとね、余裕だと思ったんですけどね、しぶとかったっすね。でも俺、会見では『5分以内で全員カタつける』って言ったけど、初戦からこれだよ。10分だろ? 幸先悪すぎるだろ。完全に“押せ押せ"だったけどね、最後。でも10分1本勝負だってことを、ちゃんと把握してないと。把握してたんですけどね…思いのほか10分ってすぐだったな…。幸先悪いわ…新旧エース対決とかさ、俺にとっちゃそんな過去のこと、どうでもいいんだよ。興味ねえんだよ。勝手にエース名乗ってろ。俺はフリーで自分の生きる場所を探すのに必死なんだよ。そんなものはどうだっていい。だけどな、もう一回…決着戦やらせろよ」

プロ格 情報局