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11/7【全日本】中嶋出場宣言で宮原「大みそか前に潰しちゃいますか」、諏訪魔&鈴木は不安露呈 最強タッグ会見

 『レック presents #ajpw 世界最強タッグ決定リーグ戦2023』へ向けた会見が7日、東京・ホテルメトロポリタンエドモント飯田橋で行われ、出場10チーム中7チームが出席。三冠ヘビー級王者・中嶋勝彦の出場宣言を受けて個人4連覇がかかる宮原健斗が「大みそか前に潰しちゃいますか」と予告。諏訪魔と鈴木秀樹は罵倒し合って開幕前から不安を露呈した。

 11・12後楽園大会で開幕する暮れの風物詩・最強タッグ。この日、黒潮TOKYOジャパン&立花誠吾、ガレノ・デル・マル、サイラス&ライアン・デイビッドソンを除く7チーム13選手が出席しての会見が行われた。

 昨年、大日本・野村直矢と組んで優勝しているエース・宮原健斗は2020年、2021年と連覇を成し遂げた青柳優馬とのビジネスタッグで出場する。優勝すれば三沢光晴が92年から95年に達成して以来、史上二人目の個人4連覇となる。

 「間違いなくこの2023世界最強タッグ決定リーグ戦の圧倒的優勝候補ナンバー1は俺たちだ」と改めて断言した宮原は「大みそかの三冠戦も決まって年末のプロレス界の風物詩タッグリーグの中で優勝というものを残すことができれば、またこのプロレス界に宮原健斗ここにありっていうのを存分に知らしめることができる」と快挙達成に色気たっぷり。「過去に数人しかやったことないことを成し遂げるのはスーパースターの宿命だからね。この2023年も優勝するしかないでしょう」と言い切ってみせた。

 最強タッグ後の12・31代々木大会では中嶋との三冠戦も決定。この日、出場を宣言した中嶋のエントリーが実現すれば、最終公式戦となる12・6後楽園大会で当たることになる。「俺があいつとリング上以外で10分以上その場所にいたら、俺のアレルギーが発生するからな」とかつての先輩に対する嫌悪感を隠さない宮原は「中嶋勝彦、もう一度言ってやるよ。あんましナメんなよ、お前」とエースの誇りをむき出しに通告。「先日の札幌大会のリング上で見て思ったけど、フリーになってだいぶ自由にやってるなと感じるからね。大みそか前に潰しちゃいますか」と三冠戦を前にクサビを打ち込む構えをみせた。

 諏訪魔は鈴木との犬猿タッグで出場する。これまで敵対してきただけに、二人の意向による合体でないのは明らか。この日の会見でも案の定、衝突。コメントを求められた諏訪魔からマイクを奪った鈴木が「この最強タッグの目標は諏訪魔というバカを叩き潰す! 以上」と宣言した。マイクを持とうとした諏訪魔を「お前しゃべんなくていいよ! しゃべんなバカ。バカしゃべんな」と罵倒しまくると、諏訪魔も「お前がバカだろ、このヤロー!」と応戦し、二人は10・21後楽園大会に続く“バカバカ問答"を展開。鈴木は「バカ!」の捨て台詞を残して去っていった。

 やはり二人のタッグがすんなり成立するはずがなかった。諏訪魔は「わがままなヤツだなと思うし、ひねくれてるよね。そのひねくれを治してあげなきゃいけないなっていうのがあるし。ただ、あいつに合わせる気もない」とあきれながらも歩み寄るつもりはさらさらない。かつて2015年に宮原との犬猿タッグで優勝したこともあるが、「そういう奇跡的なことも鈴木秀樹とじゃ起きねぇんじゃねぇかなと思う」とあきらめモード。「こんなパートナーじゃどうしようもないな。わけわかんない世界観になっていく気がするし、カオスなチームになっていくんだろうな。心配でしかない」と頭を抱えていた。


【会見の模様】
▼石川修司「綾部選手とここ最近組んできて、綾部選手の伸びしろは正直プロレス界イチだと思ってるので、綾部選手との長身タッグで全日本の最強タッグを制覇するというのは全日本らしさを表すチームであると思うんで、俺ら二人であのトロフィー年末に掲げたいなと思います」

▼綾部蓮「自分はこの世界最強タッグリーグ初出場させていただきます。もちろんこのタッグリーグ優勝して、この自分と石川さんのタッグの名前をこのタッグリーグの歴史に刻み込みたいと思います。その先に自分がまだしたことのない世界タッグ挑戦もあると思うので、このタッグリーグ、このタッグがいただきます」

▼本田竜輝「世界最強決定リーグ戦、周りを見渡す限り俺たちが最年少チームだ。だけど、今この全日本プロレスを俺たちが引っ張っていかないといけないと思ってるから、必ずこのリーグ戦優勝して、全日本プロレス新しい時代に俺たちが持っていきます」

▼安齊勇馬「9月ぐらいから本田とタッグを組み始めて、何試合もやってきて、現世界タッグチャンピオン・斉藤ジュン&斉藤レイと勝てはしなかったですけど、あと一歩。2021年タッグリーグ優勝した宮原健斗&青柳優馬組と2度対戦して引き分け。決して可能性が全然ないわけではないと思います。最年少タッグとしてこの大会、いろんな選手が注目されていますけど、注目も結果も全部、俺たちがかっさらいたいと思います。新時代にするのではなく、俺たちの時代にしたいと思ってます」

▼坂口征夫「まず、このでかい舞台に出場できると思えば非常に光栄で、DDTの俺と岡谷がこのでかい舞台で素晴らしい選手相手にどれだけ引っかき回せるか。それを楽しみにしています。こないだアジアタッグのベルトを獲った時に話題になって、それと同じように俺ら二人がこのタッグリーグを引っかき回せば必ず話題になります。全員覚悟してくれ」

▼岡谷英樹「なかなか曲者ぞろいですけど、間違いなく一番勢いのあるチームはEruptionなんで問題ないと思います。全日本のファンにも現アジアタッグチャンピオンの我々の強さを目に焼き付けてもらいたいなと思います」

▼田村ハヤト「まずはこの歴史のある最強タッグに出られることをとてもうれしく思います。ただ、爪痕を残すとか、そんなんじゃない。俺は本気でこの最強タッグリーグ戦優勝するためにメキシコからガレノ・デル・マルを呼んだ。ガレノと二人でGLEATを代表してGLEATに大きな大きな勲章を必ず持って帰ってやるよ。そして、何かXで三冠チャンピオン出てきたけど、それと触れ合うのを楽しみにしてるよ」

▼青柳「ビジネスタッグというタッグチーム名でこの世界最強タッグ決定リーグ戦に出るからには、しっかりと優勝という仕事納めをしておかないといけないなと思ってます。ビジネスタッグですので、本当に仕事以外の何物でもありません。なので結果重視でしっかり優勝したいと思います」

▼宮原「宮原健斗です。青柳優馬と宮原健斗のビジネスタッグ、名前の通り仕事上の付き合いでタッグを組んでるチームですが、過去を振り返れば2度俺たちは優勝している。間違いなくこの2023世界最強タッグ決定リーグ戦の圧倒的優勝候補ナンバー1は俺たちだ。俺たちにプロレスファンは思う存分、期待してくれ。そして! おい、全日本プロレス。XとXXは今現れた中嶋勝彦、大森北斗組でいいんだよな? どうやら昔、同じ場所で活動していた中嶋勝彦がフリーになったらしいじゃねぇか。大みそかが決定して、まさかこの最強タッグ決定リーグ戦で会うことになるのかな。もう、あいつはいないのか? この会見場に。いないのか? まぁいいよ。あいつはよくわかってんな。俺があいつとリング上以外で10分以上その場所にいたら、俺のアレルギーが発生するからな。中嶋勝彦、もう一度言ってやるよ。あんましナメんなよ、お前」

※諏訪魔がコメントを求められたものの鈴木がマイクを手に

▼鈴木「この最強タッグの目標は諏訪魔というバカを叩き潰す! 以上」

※諏訪魔がマイクを手にすると

▼鈴木「お前しゃべんなくていいよ! しゃべんなバカ。バカしゃべんな」

▼諏訪魔「お前がバカだろ、このヤロー!」

▼鈴木「お前がバカなんだよ。バカ!」

※鈴木が去ろうとすると

▼諏訪魔「帰んのかよ? お前。バカ! 俺にバカって言わせたいだけじゃねぇか。バカ!」

▼鈴木「バカ!」

※鈴木が去ると

▼諏訪魔「鈴木秀樹とタッグを組むというのははっきり言ってあり得ない。めんどくさいし、わがままなヤツだなと思うし、ひねくれてるよね。そのひねくれを治してあげなきゃいけないなっていうのがあるし。ただ、あいつに合わせる気もないし、過去に宮原と仲悪いのに最強タッグ組んで優勝ということもあったしね。そういう奇跡的なことも鈴木秀樹とじゃ起きねぇんじゃねぇかなと思うんで。この二人がどうなっていくのか、頭が痛いところです」

▼斉藤ジュン「世界タッグチャンピオン、兄の斉藤ジュンだ。今年は面白そうな選手がそろっているな。何かの間違いで去年は優勝しなかったが、安心しろ。今年はどいつが何をしようが優勝するのは俺たち斉藤ブラザーズと決まっている。優勝したら最強タッグ、来年は斉藤タッグにでも変えるか。楽しみにしてろ。DOOM」

▼斉藤レイ「世界タッグ現チャンピオン、弟の斉藤レイだ。今、見てわかる通り世界タッグのベルトは俺たちの手の中にある。今年はいろんなヤツがいるな。今年の世界最強タッグ決定リーグ戦、俺たち斉藤ブラザーズが必ず優勝してやる。全員楽しみにしてろ! それと、さっきの。新しい三冠チャンピオン中嶋か。あいつ近くで見たら全然大きくねえな。あんなジュニアだかヘビーだかよくわかんねぇようなヤツ、俺たちがぶっ潰してやるよ。何かよくわかんねぇTシャツ着てたしな。どうだ? ジュン」

▼ジュン「ちっちゃい中嶋をDOOM」

――斉藤ブラザーズは北海道ツアーで世界タッグを2度防衛し、最強タッグへ向けて自信も深まったのでは?

▼ジュン「自信しかないよな。それだけだ」

▼レイ「そうだ。ジュンと一緒で自信しかねぇんだが、例えばこの中で言ったら隣のビジネスタッグ、この宮原と青柳優馬。こいつらはたぶん実力持ってんだろう。でも俺たち斉藤ブラザーズはこの二人をぶっ倒して世界タッグ手に入れたからな。他のヤツらにも負ける気はねぇ。自信しかねえ」

――過去に個人で4連覇を成し遂げたのは三沢光晴さんしかいない。史上二人目の偉業を達成するのもエースの証明となりそうだが?

▼宮原「大みそかの三冠戦も決まって年末のプロレス界の風物詩タッグリーグの中で優勝というものを残すことができれば、またこのプロレス界に宮原健斗ここにありっていうのを存分に知らしめることができるから。そして過去に数人しかやったことないことを成し遂げるのはスーパースターの宿命だからね。この2023年も優勝するしかないでしょう」

――中嶋選手との三冠戦が決まり、中嶋選手がXとして出場するならば12・6後楽園大会で当たることになる。中嶋選手が出場の名乗りを上げたことを受けて?

▼宮原「まさかね、このタッグリーグ戦という舞台で再び会うことになるとは正直想像もしてなかったし。ただね、先日の札幌大会のリング上で見て思ったけど、フリーになってだいぶ自由にやってるなと感じるからね。大みそか前に潰しちゃいますか」

――鈴木選手とは案の定ギクシャクしてしまっているが今どんな気持ち?

▼諏訪魔「放心状態だよ。何やればいいんだよ。こんなパートナーじゃどうしようもないな。わけわかんない世界観になっていく気がするし、カオスなチームになっていくんだろうな。心配でしかないですね」

――Eruptionの二人はアジアタッグを戴冠して最強タッグにいい流れで臨めるのでは?

▼坂口「いい流れ? でも元々このベルトにうちら挑戦表明したときに言ったように、うちらのドラマは始まってる。このベルトは俺らが巻く。そしてアジアタッグのベルトを通行手形に最強タッグに行く。これが自然の流れなんで、今は楽しみにしてるとしか言えないですね」

▼岡谷「このアジアタッグのベルトを獲ったのは鈴木鼓太郎、秋山準。このタッグチームを超えるチームはなかなかないんじゃないかなと思うので。そういう部分でも自分たちの自信にもなったので、いいんじゃないかなと思います」

――田村選手は王道トーナメントで優勝ならず、今回は万全を期してガレノ選手とのタッグで最強タッグに臨むと?

▼田村「そうですね。本当にGLEATというものを背負ってるんで、メキシコからガレノを呼んだっていうことは、それだけこのリーグ戦にかける思いは強いので、二人でビッグインパクトを必ず残します」

――中嶋選手が出場すれば、三冠戦で敗れたリベンジのチャンスとなるが、意識する?

▼青柳「いや、意識しないです、あんまり。ビジネスタッグなので今回は仕事に徹します。それは自分がしっかり返さないといけないことなので、タッグでどれだけあの人をボコボコにしようが何しようが僕がやり返したことにならない。1対1でやり返す場をいつか設けたいと思ってるので、最強タッグは特に気にしてないです」

――諏訪魔選手、石川選手、本田選手は去年とタッグパートナーが違うがチーム名をつけるとしたら?

▼本田「チーム名としてはまだ確実には決まってないんだけど、今俺たち二人が俺たちの時代を作らないといけないと思ってるので。せっかく最強タッグリーグ、二人で組んで出るんで、追々、時代を使ったチーム名を作りたいと思います」

▼石川「綾部選手と組む機会が前からあったんで、僕の中で旧Twitterで公募した中、ハイツ・ハイツというのが気に入ってるんですけど。綾部選手がそれに全く反応してこないので、たぶん気に入ってないんでしょうね。協議します」

▼諏訪魔「はっきり言ってチームじゃないからね。こんな空中分解する。そんなのチームじゃないだろ」

▼宮原「いいじゃないか。アホとバカで」

▼諏訪魔「他のチームは俺らと当たった時は相当嫌な思いすると思うよ。チーム名ははっきり言ってないですね」

――連覇へ鍵となるのは?

▼宮原「やっぱりシングルとタッグは戦い方が変わってくるんで、どうしてもこのX、XXが中嶋勝彦&大森北斗組だと俺は踏んでるんで、そこの話題にとっつき合いながら青柳選手とビジネスタッグで優勝というものを目指す中で、優勝に一直線でできるかがキーじゃないでしょうか。(青柳に)どうでしょうか?」

▼青柳「はい、そう思います」

――斉藤ブラザーズに対する雪辱の思いは?

▼青柳「(斉藤ブラザーズの声まねで)そうだな、間違いなくこの最強タッグで斉藤ブラザーズ、DOOMしてやるしかないな。だがな、お前たちがさっき名付けた斉藤タッグはとてもとても気に入ってしまったぜ。俺の腹がDOOMしちまったぜ」

▼レイ「待て、ジュン言ってやれ」

▼ジュン「楽しみにしてろ」

▼青柳「おい、健斗、言ってやれ」

▼宮原「DOOM」

――安齊選手は今回のリーグ戦でどんな戦いを見せたい?

▼安齊「まず僕たちが一番最年少ということで、若いっていうのは伸びしろだったり、未来だったり、可能性だったり、いろんなものがあると思うので。そこを踏まえて世界タッグに限らず、いろんなベルト保持者がいるので、そこに俺と本田で勝てばいろんなものが見えてくると思うんで。そういったところ、可能性だったり、未来だったりを見せられればと思います」

【ライアン・デイビッドソンのコメント】「世界最強タッグ決定リーグ戦が始まる。そこに俺ライアン・デイビッドソンは参戦することになった。準備はできている。俺の全日本プロレスデビューだ。全日本で初めての試合になるが、絶対に手ぶらで帰るわけにはいかない。なぜなら僕のタッグパートナーは"デストロイヤー"サイラスだからだ。俺たちタッグチームはリーグ戦で最高の試合をすることを約束する。俺たちの邪魔をするもの全てに対しては最大の悲劇を与えることになるだろう」

【サイラスのコメント】「2匹の怪物が世界最強タッグ決定リーグ戦に侵略だ! 俺たちが勝利した後、全日本プロレスの全員を狙いにいくことになるだろう」

【立花誠吾のコメント】「あぁ〜ん? ひとつ、ひとつだけ言わせてもらう。現段階で誰1人俺のことを見てねえ。見てくれてるやつもいると思うが敢えてここに断言する。誰も俺を見てねえ。だけどそれでいいんだ。むしろその方がいいんだ。全日本プロレスファンの野郎ども、今から言うことをよーく覚えてろよ。このタッグリーグが終わった時、誰よりも輝いて誰よりも注目される男はこの俺、立花誠吾だ。もう一度言う。誰より輝き、誰よりも脚光を浴びるのはこの俺、立花誠吾だ。俺が帰国子女のTOKYOジャパンを引っ張ってやるからよく見とけ、この野郎、あぁ〜ん?」

【黒潮TOKYOジャパンのコメント】「アメリカにイケメン二郎を置いてノコノコ帰ってきました、初めまして、黒潮TOKYOジャパンです。タッグリーグ、立花とのタッグ、新リングネーム、今最高に盛り上がっている全日本プロレス。色々話したいことはあるけど、ひとつ、ひとつだけ言わせてもらう。このタッグリーグ、始まり、途中終了後、全てにおいて誰よりも輝き、誰よりも脚光を浴びるのはこの黒潮TOKYOジャパンである。久々の全日本プロレス、参戦がサイッコーに楽しみです。フィニッシュ」

【ガレノ・デル・マルのコメント】「タムラと世界最強タッグで優勝するために日本に戻るぞっ。オールジャパン、直ぐに会おうぜ。悪のヒガンテ(巨人)が日本に帰還だ。BULK ORCHESTRAが制覇するぞ!」

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