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1/13【NOAH】「ノアジュニア捨てたヤツらを後悔させる」 小峠とは“絶縁” 1・21大阪GHCジュニア戦へ原田大輔インタビュー

 1・21大阪大会で大原はじめの持つGHCジュニア王座に挑戦する原田大輔。小峠篤司のジュニア二冠返上を取り巻く状況に怒りをにじませつつ、ノアジュニア浮上に賭ける思い、大原戦、そして小峠との“絶縁"などについて語った――。

【原田大輔インタビュー】

――ジュニア王座挑戦に関してうかがう前に、小峠選手のジュニア二冠返上に関して納得できていない部分がありそうですが…

▼原田「まぁ去年の最後にジュニアタッグに挑戦する前から(小峠の意思を)感付いてはいました。『もうこれで終わりやな』ってどこかで思いながら戦ってましたね。やっぱり分かりますから。10年一緒にやってたら、向こうが何を考えてるのか。だから12月の(対邪道&外道の)ジュニアタッグ戦は、完全にお客さんのために戦いましたね。自分のためとか、パートナーのためじゃなくて、お客さんのためにノアにベルトを獲り返してハッピーに一年を終わりたいな…って気持ちでやってました」

――気持ちの整理はついた?

▼原田「まぁ、怒りはおさまってますね。今は呆(あき)れてるというか」

――元をただせば小峠選手とはノア入団以降敵対していて、桃の青春タッグも“対鈴木軍"という目的のみで再結成。その目的が果たされた以上は、こだわる理由もなくなったと

▼原田「そうですね。やりたいことがあって組んで、その目的も果たされたんで、未練も何もないですし。タイミング的にも良かったんじゃないですか?」

――鈴木軍ジュニア4人も去り、小峠・拳王がヘビー級に転向。ノアジュニアが6人減った現在の状況については?

▼原田「うーん、別にピンチとは思わないですね。石森太二もいるし、大原はじめもいるし、小川良成もいて、熊野準もいる。良いものを見せられるメンバーはいるので。ノアジュニアを捨てていったヤツらを後悔させる自信もありますし、その意味では逆にやりがいを感じてます」

――改めて大原はじめに挑戦を表明した理由は?

▼原田「純粋にあのベルトが欲しい…っていうのが一番」

――2014年はシングルのジュニア王者として1年を通して突っ走りましたが、あれ以来縁がないベルトでもあります

▼原田「そうですね。だからなんで挑戦者決定戦に選ばれなかったのか。そういう思いもありましたけど、そんなことを考えるよりは、まず獲りに行くことを考えるべき…って思って挑戦を表明しました」

――改めて大原はじめはどんな存在?

▼原田「どんな存在……うーん、“特別"ではないです。ただ今回大原がチャンピオンになって初めて戦うので、その辺はリングで向き合った時にどう変化するのか楽しみですね」

――ケンオーハラの時は拳王選手を立て、超危暴軍の時は首領の森嶋さんを立て…と一歩引いてきた大原選手ですが、王者となった今、自分自身を前面に出し始めています

▼原田「そうですかね? 一歩引いてました? 自分からしたら、引いてる感は一切無かったですね。むしろ拳王のほうが引いてたんじゃないですか? ケンオーハラに関しては。完全に拳王が大原に寄せた戦いをしているタッグチームだな…って思ってました。だからこそ今の拳王からは、あのタッグの頃とは違う顔が出てきたな…って思いますし」

――なるほど。ある意味、我が強くて自分の世界に引き込むのが上手な大原選手とどう戦う?

▼原田「まぁ何度もやってきましたんで、その辺の崩し方も熟知してますし問題ないですね」

――自分の世界観に持ち込んで倒す自信はあると

▼原田「そうですね。今回のタイトルマッチも勝つ自信はもちろんありますし、2017年のノアジュニアを引っ張るのは大原はじめじゃなくて、原田大輔。その自信を持って臨みたいなと思います」

――ベルトを獲って、どうノアジュニアを導いていきたい?

▼原田「その前に、そもそも会社もなんで二つのベルトの返上を受け入れたのかな…って。返上を受け入れたことによって“ノアジュニアを落とした"ってことになりますからね。あんまりそこはクローズアップされないですけど、見方によっては会社がノアジュニアの価値を落としてるわけですからね。そんなもんなのかな…って。会社にとってのノアジュニアのポジションは。軽ぅ見てるな!って、そんな感じですよ」

――その状況をまず変えていく?

▼原田「はい。旗揚げ当初からずっとそうだと思うんですけど、ヘビーが上でジュニアが下っていう構図。僕はそこを絶対に変えたいんで」

――とはいえ他団体も含めてその主張をしてきたジュニアの選手は大勢いて、いまだ誰も成し遂げられていない現状ではあります

▼原田「そうなんですよ! だから自分がそれを変える第一人者になりたいなって。今のメンバーだったらそれも絶対にできると思うんで」

――『ジュニアを上に』と言ってきた人も最終的にはヘビー級に進出している、という状況もあります

▼原田「そう、何だかんだ言ってヘビーに行ってるじゃないですか。僕はずっとジュニアでやっていきますし、ノアジュニアっていうものに誇りを持ってるんで」

――その誇りに関しては大原にも負けない?

▼原田「もちろん。そこは誰にも負けてない自信があります」

――ヘビー級と間接的に勝負し続けると

▼原田「そうですね。だから大原はじめとのタイトルマッチがある1月21日の大阪も、メインイベントはGHCタッグ選手権試合。僕らの試合はセミファイナル。内容でももちろん、メインを超えていきます」

――ジュニアタッグ王座も空位ですが、そこも狙いに行く?

▼原田「いや、今年は別にもうジュニア二冠を目指していないので。それは誰か(小峠)が去年やったんで、人と同じことはしたくないし。まずはシングルのジュニアベルトを獲って、ノアジュニアの価値をもう一度上げていく。そこに専念したいなっていうのはありますね」

――場所が大阪ということは…

▼原田「地元って感情なだけで、特別な意識はないですね。どこの会場でも常に全力で戦うって意識は当然ですから。大阪で獲りたい!っていうよりは、セミとメインの順番を後悔させたいって思いのほうが強いですね」

――なるほど。では最後に何か一言ありましたら…

▼原田「そうですね…(小峠とは)もう組みたいとも、戦いたいとも思わない」

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