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12/18【NOAH/金剛】小島Wヘッダーなんの! 札止め新木場で中嶋と熱闘フルタイム

『金剛興行“DIAMOND 5"』東京・新木場1st RING(2022年12月18日)
△中嶋勝彦vs小島聡△

 超満員札止めの新木場で中嶋と小島が30分の激闘ドローを繰り広げた。

 『金剛興行』となった新木場で小島と中嶋の一騎打ちが実現。約4ヶ月ぶりにシングルで、今夏N-1では中嶋が勝利。序盤から一進一退の真っ向勝負が続き、小島が大胸筋をピクつかせれば、中嶋も負けじとピクつかせて応戦…と徹底的に意地を張り合った。

 中盤すぎからは激戦に。意地の打撃戦で火花を散らし、中嶋がラリアットを腕へのハイキックで撃ち抜いて好機。四つん這いとなった小島に非情の顔面蹴りを連発するや、的確なトラースキック3連発で視線をさまよわせた。

 ところが小島も右ハイキックを足へのラリアットで撃ち抜くや、そのままウエスタンラリアットをぶっ放して両者大の字に。試合時間が25分を超えてもこん身の打撃戦を繰り広げ、ミドルキックで競り勝った中嶋が前後からのサッカーボールキックを乱打だ。

 残り1分を切ったところで中嶋がヴァーティカル・スパイクで仕留めにかかったものの、踏ん張った小島も殴るようなエルボーから逆にCCDを狙う。中嶋も投げさせずにそのまま両者は殴るようなエルボーと左ミドルを徹底的に打ち合い、相譲らずのまま30分時間切れのゴングが打ち鳴らされた。

 中嶋と小島が新木場で見応え十分の激闘ドロー。超満員札止めの場内は激闘を称える拍手に包まれた。

 特に小島はダブルヘッダー。この日の昼に行われた若手主体興行の『NEW HOPE』でも矢野安崇を相手にメインを闘ったばかりだった。「勝彦と俺は17学年、年が離れてる。自分の17年前は本当にもっと元気だったぞ。人は必ず年を取ってしまう、年齢を重ねてしまう。だけど俺はそういう思いに、絶対にそういう感情に負けたくない。俺のためだけじゃねえよ。日本中にいる、いや世界中にいる1970年生まれにメッセージを送ってんだ」と話した52歳のGHCタッグ王者は、「だからこそ俺は今から17年後にも、まだ元気よく。俺、確か17年後、藤波さんの年齢になるんだよ。そしたらまたいろんな夢も希望も持てるだろ。プロレスラーでいる以上、体が動く以上、こうやって元気よく生きてやる」と改めて誓った。

【小島の話】「勝彦と俺は17学年、年が離れてる。あいつは確かオカダ(・カズチカ)と同い年だろ。だから今35歳か。今年35になるのかな。自分の17年前は本当にもっと元気だったぞ。なあ、年齢のこと言ってもどうにもなんないけど、勝彦、お前が今から17年後、元気よく試合ができるか? 人は必ず年を取ってしまう、年齢を重ねてしまう。だけど俺はそういう思いに、絶対にそういう感情に負けたくない。だからこうやって今も頑張ってる。俺のためだけじゃねえよ。日本中にいる、いや世界中にいる1970年生まれにメッセージを送ってんだ。年齢とか、そんなのある意味関係ないんだけど、関係なくたって関係あるだろ。生きてんだから。みんなそうやっていろんな葛藤を抱えて生きてきてんだよ。だからこそ俺は今から17年後にも、まだ元気よく。俺、確か17年後、藤波さんの年齢になるんだよ。そしたらまたいろんな夢も希望も持てるだろ。プロレスラーでいる以上、体が動く以上、こうやって元気よく生きてやる。ありがとうございました」

【中嶋の話】「小島聡、昼もやってるんでしょ。すげえスタミナだね。スタミナには俺も自信ある。今日は何だろうな。小島聡というキャリアの厚みとか、小島聡というレスラーとしての思い入れで引き分けまで持っていかれた。でもさ、そんなことより久しぶりの金剛興行で、しかも声援ありでできたことの方が、結果よりもそっちのほうが嬉しいな、俺は。また来年も金剛らしく熱い信念をもって突き進むだけだ。しっかりと俺から目を離すなよ」

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