1/22【NOAH】オカダ戦決定も…清宮がモリス戦へ全集中宣言 ナショナル防衛へワグナーが征矢ピン
『GREAT MUTA FINAL “BYE-BYE"』横浜アリーナ(2022年1月22日)
○イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.&清宮海斗&杉浦貴&小島聡vs拳王&中嶋勝彦&船木誠勝&征矢学×
2・21東京ドーム大会でオカダ・カズチカとの一騎打ちが決まったGHCヘビー級王者・清宮が、2・12大阪大会でのジャック・モリス迎撃へ“全集中"宣言を放った。
前夜の対抗戦では死角からオカダの顔面を蹴りつけて両者大暴走の大乱闘を展開。ブーイングにも構わず一騎打ちを迫った。「レインメーカーを体感したい」と突じょ発言してから約2年半。ついに大舞台での一騎打ちが決まった。
一夜明けたこの日は、グレート・ムタのラスト興行セミファイナルに登場。イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.(GHCナショナル王者)、杉浦貴&小島聡(GHCタッグ王者)との“GHC王者カルテット"が実現し、拳王ら金剛勢と8人タッグマッチで対決した。
2・5後楽園大会でのナショナル王座戦を控えるワグナーJr.と征矢が序盤から激しく火花を散らしたが、清宮も拳王相手にハイレベルな読み合いを繰り広げ、船木の猛烈な打撃もすべて真っ向から受け止める懐の深さを披露。終盤には充実の征矢が王者組をナデ斬りにしたかと思われたものの、最後は弾道(ラリアット)をカウンターのみちのくドライバー2で切り返したワグナーJr.が、豪快なムーンサルトで征矢から直接3カウントを奪ってみせた。
大暴走で「ビビってんのか!」と叫んだ前夜の試合後とは打って変わって、今宵は爽やかな笑顔で退場。東京ドームでの大一番が決まったが「今は先を見る時じゃない。GHC、大阪であります。GHCだけじゃないです。その前の一戦一戦全部が俺とって大切。当たり前だけど、そこを上がっていって進めるように、東京ドームに行きますよ」とモリス戦への“全集中"を宣言した。
清宮は現GHCヘビー級王者で、オカダも現IWGP世界ヘビー級王者。とはいえドーム決戦が“王者対決"となるには、両雄ともに次期防衛戦を乗り越える必要がある。
オカダは新日本2・11大阪大会で鷹木信悟、清宮はNOAH2・12大阪大会でジャック・モリスの挑戦を受ける。奇しくも同じエディオンアリーナ大阪(府立体育会館)が舞台だ。「お互いそこはいろいろ大変なところもあると思うし。でも、こうなったからには、俺はそこに関してはやっぱり熱があるんで。その熱すらもこのベルトに入れていって、それで進んでいってやろうと思います」と、オカダ戦決定の“熱"をベルトに込めつつ、モリス攻略へ全身全霊で臨む。
【試合後の清宮】
▼清宮「ありがとうございました。まずは本当に今日も横浜アリーナに来てくださって、本当にありがとうございます。やっぱ声援というのが、昨日に引き続きですけど、今日も。さっき帰り際とか、メチャメチャ『清宮!』『海斗!』っていう声が聞こえて。これをこっちからもっと大きな声援が出るように。当たり前じゃないんですけど、この状況が。本当にやっていこうと思っています。チャンピオンというのもあって、今日はタッグのチャンピオンチームとナショナル王者と。そういう部分でも、普段組まない人と組んで、やっぱり自分にとってその雰囲気だけでも凄いプラスになりましたね」
――そして、いよいよドームのカードが発表されて、オカダ選手との一騎打ちが正式に決まった
▼清宮「いやあ、決まりましたね、ドームで。でもね、今は先だけを見て進む時ではないと思うので。GHC、大阪であります。GHCだけじゃないです。その前の一戦一戦全部が俺にとって…。当たり前だけどね、そこを上がっていって進めるように、東京ドームに行きますよ」
――まずはジャック・モリス選手を倒すことが何より大切だと?
▼清宮「そう。そういうことですよ。その戦いを見せるんで」
――そこで新しい景色を見せて、ベルトを守ったうえで東京ドームでオカダ選手の前に立つと?
▼清宮「そうだね。先だけのことじゃなく、1つ1つ上がりながら、登っていきます」
――オカダ選手もベルトを持っていて、それぞれ目の前に超えなければいけない壁があるが?
▼清宮「お互いそこはいろいろ大変なところもあると思うし。でも、こうなったからには、俺はそこに関してはやっぱり熱があるんで。その熱すらもこのベルトに入れていって、それで進んでいってやろうと思います」
【ワグナーJr.の話】「今日、見てくれた皆さん、ありがとう。チャンピオンとしてこのリングに上がり、そしてチャンピオンらしく試合で勝つことができた。まったく同じことが2月5日後楽園ホールでも絶対に起こる。俺はアステカ・ウォリアーだ」
【小島の話】「個人的には横浜アリーナで2日連続で試合をしたのはたぶん初めてじゃないかなと思う。凄くありがたい状況だよ。この歳になって、このキャリアになって、2日連続このような大きな試合会場で戦えるっていうのは、本当に感謝しかないし。そして今、俺はチャンピオンだから。このチャンピオンベルトを守って。そして、武藤敬司の引退試合にも試合を組んでもらった。凄くありがたい状況で今はプロレスラーをやらせてもらってるから。俺は今このプロレスリング・ノアを面白くしたい。その一心でプロレスやってるから。よろしくお願いします。ありがとうございました」
【征矢の話】「クソ! 今は誰にも負けたくないんだよ。ちくしょう。2月5日のタイトルマッチまで、残りあと何試合かわからないけど、もう誰にも負けねえ。GHCナショナル、拳王、中嶋、船木さん、3人とも獲ってんだ。金剛のヘビー級で獲ってないのは俺だけなんだよ。何が何でもGHCナショナル、あの赤いベルトが欲しいんだよ。絶対に巻いてやるからな!」