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11/24【NOAH】大稲葉コールも届かず…モリス&グリーンがGHCタッグ激闘V2

『STAR NAVIGATION 2023』後楽園ホール(2023年11月24日)
GHCタッグ選手権試合 ○アンソニー・グリーン&ジャック・モリスvsマサ北宮&稲葉大樹×

 GHCタッグ王者のモリス&グリーン組が、大稲葉コールを切り裂いて辛くも2度目の防衛に成功した。

 今年初頭にタッグ王座戴冠を果たした北宮&稲葉組だが、春先には杉浦貴&谷口周平組に敗れてわずか約2ヶ月で陥落。GHCヘビー初挑戦を決めた征矢学と現状打破を合言葉に共闘戦線を張ったタイミングで、約7ヶ月ぶりの返り咲きを目指した。

 試合でも随所で猛攻。北宮が相手方をまとめてブレーンバスターでぶん投げ、スピアーでなぎ倒す無双っぷりをみせると、鬼のヒザ攻めからの監獄固めでグリーンをギブアップ寸前に追い込む。負けじと稲葉も執念のジャーマン連発でモリスを猛烈に切り崩しにかかり、終盤には稲葉コールを背に北宮とのバックドロップ&ダイビングネックブリーカードロップも決めてみせた。

 負けじと“二冠王"モリスも、続くラリアットを絡め取るや、逆に一気の必殺タイガードライバーを発射。それでも北宮のカットに救われた稲葉は、ラリアットからのタイガースープレックスホールド178でモリスから再び3カウントを迫る。キックアウトされても場内は再び大稲葉コールに包まれ、燃える稲葉も必殺DDDで仕留めにかかった。

 だが、着地したモリスはグッドルッキングニーをズバリ。グリーンにタッチを渡すと、場外の北宮をケブラーダで足止めだ。なおも稲葉はグリーンを丸め込んでカウントの大合唱を起こしたものの、3カウントには至らず。逆に強烈なトラースキックを浴びせたグリーンが、最後はコーナー最上段からの450゜スプラッシュを投下して熱戦に終止符を打った。

 稲葉のど根性ファイトが際立ったものの、王者のGLGコンビが辛くも2度目の防衛に成功。YO-HEY、タダスケ、クリアリーらGLGメンバーと喜びを分かち合ったグリーンは「北宮がいつも言っていること……“ゴー・フォー・ブロック"。まさに俺たちがそういう形だったと思う」と薄氷防衛を認めた。

 一方のモリスはGHCナショナル王座との二冠を死守。「2人は本当によくやったと思うよ。だけれど、最終的にここに王者として立っているのは、俺たちアンソニー・グリーンとジャック・モリスだ」と胸を張った。続く12・2横浜武道館大会では、ナショナル王座戦で大原はじめの挑戦を受ける。


【試合後のモリス&グリーン】

▼モリス「これで2度目の防衛。最初の挑戦者だった清宮&大岩を下して、ベルトを防衛した。そして今回、北宮と稲葉。2人は本当によくやったと思うよ。だけれど、最終的にここに王者として立っているのは、俺たちアンソニー・グリーンとジャック・モリスだ」

▼グリーン「挑戦者の北宮がいつも言っていること……ゴー・フォー・ブロック。まさに俺たちがそういう形だったと思う。自分たちの出せる力を全て出しきって、見事こうしてベルトを守ることができた」

【試合後の北宮&稲葉】

▼北宮「勝つ日もあれば、負ける日もある。勝負はそういうもんだ。プロレスは……そういうもんだよ」

▼稲葉「諦めねえぞ」

▼北宮「シンプルなんだよ。シンプルにして残酷だ。勝ったものは称えられ、負けたものはこうやったおめおめと去るものだ。だからこそ、辞められない。諦めない。以上」

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