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12/16【NOAH】拳王-征矢“若手鼓舞合戦"でも猛火花 キャリア半年・大和田がセミで大奮闘

『SUNNY VOYAGE 2023』神奈川・横浜ラジアントホール(2023年12月16日)
○藤村加偉&征矢学vs拳王&大和田侑×

 1・2有明アリーナ大会のGHCヘビー級王座戦に向けて王者・拳王と挑戦者・征矢が“若手鼓舞合戦"でも猛烈な火花を散らした。

 有明決戦まで残り半月となった横浜大会で、実に10度目の前哨戦。師弟タッグ対決や、佐々木憂流迦を交えてのエキシビジョンなどあらゆる形式で向き合ってきたが、この日は拳王が大和田、征矢が藤村、それぞれ若手と組んでのタッグマッチで激突した。

 キャリア半年でのセミファイナル出場となった大和田が序盤から燃えた。いくら仁王立ちされようとも、征矢の胸板にフォアアームをひたすらに連打しまくってグラつかせてみせる。逆に猛攻を浴びても必死に耐える姿が声援を集め、タッグを組んだ拳王も次第にゲキの声量が上がった。

 中盤には拳王と征矢が対峙。征矢が師匠・藤波辰爾直伝のドラゴンスリーパーを繰り出したものの、大和田がカットに飛び込む。救われた拳王もドラゴンスープレックスで反撃し、大和田も自らタッチを求めて藤村をサイドスープレックスでぶん投げてみせた。

 負けじと藤村も反撃して逆エビ固めで絞め上げたものの、大和田は必死にプッシュアップ。たまらず拳王もリングに飛び込んでカット…かと思いきや、あえて至近距離から「行け!行け!」とゲキ。すると負けじと征矢もリングインして藤村に「絞めろ!絞めろ!」とやり返し、拳王と征矢が若手への“鼓舞合戦"を繰り広げた。

 拳王のゲキに応えて必死にロープをつかんだ大和田だったが、最後は藤村のスワンダイブ式のエルボーアタックを浴びてごう沈。試合後の拳王と征矢は互いの“相棒"を介抱しながらにらみ合った。“試合順問題"に揺れるGHCヘビー戦線だが、あらゆる色彩の火花とともに熱量を増やしながら有明アリーナへと向かっている。

【征矢の話】「もう1・2まで残すところあと数試合。俺はもう拳王、お前の持ってるGHCヘビー級のベルト、そこしか見えてねえから。俺が絶景を、俺が絶景を、征矢学が絶景を創り出すからな!」

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