1/17【NOAH】新鋭アレクサンダー猛威も…モリスがGHCナショナル激闘V2 GLG総出で新宿締め
『SUNNY VOYAGE 2024』新宿FACE(2024年1月17日)
GHCナショナル選手権試合 ○ジャック・モリスvsタイタス・アレクサンダー×
GHCナショナル王者のモリスがアレクサンダーとの激闘を制して2度目の防衛に成功。23歳の新鋭がそのポテンシャルをありありと発揮したものの、最後は貫禄勝利をおさめて、ジェイク・リーらGLGの面々とともに新宿大会を締めくくった。
GHCタッグと合わせて“二冠王"のモリス。この日は新宿メインでアレクサンダー相手の防衛戦に臨んだ。
アメリカ出身の23歳、キャリア6年のアレクサンダーは昨年11月のNOAH初参戦から、鋭い飛び蹴りや豪快なジャーマンなど躍動感あふれる動きで存在感を発揮。わずか3ヶ月でGHCタイトル初挑戦を決めた。
“米英対決"の構図で争われた新宿メイン。アレクサンダーはモリスの攻撃をことごとく空中撃墜するなど、身体能力をフルに生かして見せ場を連発し、序盤から何度も場内をどよめかせた。
終盤にも伸びやかな飛びつきカッターや、鋭い飛びヒザ蹴りをズバリと当ててモリスを追い込んだが、王者も必殺ビッグアグリー(ロールスルー式ジャーマン)だけは打たせない。
アレクサンダーもモリス得意のコブラツイストを必死に拒絶し、タイガードライバーもウラカンラナで切り返すや、今度こそのビッグアグリーで投げ捨てた。
ところがモリスも一回転して着地。逆に今度こそのタイガードライバーで叩きつけたものの、アレクサンダーも必死に肩を上げて場内がどよめく。ならばとモリスは雪崩式タイガードライバーを狙ったものの、アレクサンダーもコーナー上で担ぎ上げるや、逆に雪崩式の変型アバランシュホールドを敢行。続けて今度こそのビッグアグリーで完璧に固めてみせた。
だが、モリスも必死にキックアウト。逆にアレクサンダーのハンドスプリングエルボーを生ヒザ式グッドルッキングニー(GLK)で空中撃墜するや、続けざまに正調GLKからのタイガードライバーで完璧な3カウントを奪ってみせた。
激闘メインとなった英米対決を制したモリスがGHCナショナル2度目の防衛に成功。赤いベルトを掲げてからマイクを握った色男は「タイタス、お前はとても良いプロレスラーだと俺は思う。そしてグレイトなプロフェッショナルレスラーだけでなくグッドルッキングガイだ。何が起こるか分からないが、また次にNOAHに来ることがあったら、その時はまた一緒にやろう」と認め、アレクサンダーも握手に応じて姿を消した。
GHCタッグ王者としてはドラゴン・ベイン&アルファ・ウルフ組迎撃が決定的に。そして1・21八王子大会では60分3本勝負で争われる“GLGvsNOAH本隊"6対6全面対決も控えている。
続いてモリスはジェイクらGLGの面々をリング上に召喚すると、ジェイクにスピーカーを交代。改めて相手方大将格の清宮海斗を挑発したジェイクは「次は八王子で6対6だ。清宮海斗、お前がいくらもがき、あがこうと、私のこの心も、そして新しく入れたこの差し歯も折ることはできない」と宣言。最後は「しかし、なぜ断言できるのか。それは…今でも私はこのNOAHの舵を取っていると強く、強く思っているからだ!」と締めくくった。
ユニットとして2年目を迎えたGLG。モリス貫禄の王者っぷりとともに、今年もその存在感を一層強めている。
【試合後のモリス、ジェイク】
※GLGメンバーが拍手しながらモリスとともにコメントスペースへ
▼モリス「今日の試合をみんな見ただろう。タイタス・アレクサンダー、彼は俺を限界まで押し上げてくれた。だが、彼はまだ何かが足りなかった。だから今、俺がここに立ってGHCナショナルのベルトを持っている。前にも言ったけど、誰ひとりとして俺からこのベルトを奪うことなんてできやしないぞ」
▼ジェイク「なんて、なんて強気なセリフなんだ。こんなに強くなるなんて思いもしなかった、正直。このGood Looking Guysを結成した当初は2人だけだった。その時、名前の由来なんか私のジャックがカッコいいからっていう理由だ。もちろんすぐ加入したアンソニーもそうだ。カッコ良さを追求しようぜ…そういった意味合いでこのチーム名をつけた。今じゃ二冠チャンピオンだ。カッコいいどころの話じゃない。ムチャクチャカッコ良すぎるだろ? さて、そんな防衛戦を終えて、我々Good Looking Guysの次の試合は1・21八王子で行われる6対6の試合だ。60分3本勝負、1本も譲る気はない。我々は…いや、私は個人的にこの試合で清宮海斗を潰したいと思っている。それは本気で思っている。もう容赦はしない。彼を潰す。私の心は一切折れないし、折ろうとしても無理だ。逆に清宮海斗、お前の自信、プライド、全てだ。全て私が潰してやる。覚えとおけ」
