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5/4【NOAH】天山&小島“オープンチャレンジ"もGHCタッグ奪取ならず V8モリス&グリーンも最敬礼

『WRESTLE UNIVERSE PPV LIVE WRESTLE MAGIC 2024』両国国技館(2024年5月4日)
GHCタッグ選手権試合 オープンチャレンジ ○ジャック・モリス&アンソニー・グリーンvs天山広吉&小島聡×

 “テンコジ"天山&小島組がオープンチャレンジに参加してGHCタッグ王座にサプライズ挑戦。王者のモリス&グリーン組に敗れて初戴冠こそならなかったものの、両国を大いに沸かせた。

 4月の『MONDAY MAGIC』シーズン2で、2度に渡って広く挑戦者を募る“オープンチャレンジ"を開催してきたモリス&グリーン組。4・15新宿ではマミーブラザーズ、翌週4・22新宿大会では望月成晃&横須賀ススムが扮したメタルウォリアーズが出現したが、ことごとく完勝して防衛記録を伸ばしてきた。

 勢いそのまま両国でもオープンチャレンジ続行を宣言。どんな大舞台にふさわしいチームが現れるのか…と思われたところで姿をみせたのが、天山&小島の“テンコジ"だった。

 大きくどよめいた場内もレジェンドタッグを歓声で後押しする。テンコジは序盤こそ連係攻撃で先制したものの、その後はGLGペースに傾き、小島が孤軍奮闘を余儀なくされた。しかし、うっ憤を溜め込んだ天山が大暴れ。モンゴリアンチョップなどを乱れ打つと、小島も息を吹き返し、モリスにマシンガン逆水平、「行っちゃうぞ、バカヤロー」からのダイビングエルボードロップと猛攻を浴びせる。

 負けじと王者組もグリーンのウォーキン・トーキン・フライング、モリスのフロッグスプラッシュを時間差で落としていくが、小島は両腕ラリアットで追撃を阻止。テンコジカッター、垂直落下式ブレーンバスターとたたみかけると、ラリアットを予告する。

 防いだモリスはタイガードライバーの体勢に。これを意地でリバースした小島はコジコジカッターから再びラリアットを狙ったものの、モリスはドンピシャリのタイミングでグッドルッキングニーを一閃。タイガードライバーで小島を追い詰めると、最後は奥の手・シューティングスタープレスで熱戦を締めくくった。

 敗れたとはいえ、ともに53歳となってもテンコジは“チャレンジ精神"は失わず。モリスは「テンザン&コジマ! ふたりともレジェンドだ。今夜闘えて光栄だった。サンキュー、ベリーマッチ。オープンチャレンジが始まって、最初はマミーとやったけど…今日はテンコジと向き合うことができた」と敬意のマイクで感謝し、テンコジも王者コンビをたたえて握手を返し、国技館を爽やかな拍手が包んだ包まれた。

 ともあれ、これでモリス&グリーン組は実に8度目の防衛に成功。レジェンド食いも果たしてさらにステータスを上げ、いよいよランス・アーチャー&デイビーボーイ・スミスJr.組が持つ最多防衛記録“10回"も見えてきた。


【試合後のモリス&グリーン】

▼モリス「日本の伝説のタッグチームと試合ができて本当に光栄だ。二人に対して感謝の気持ちでいっぱいだ」

▼グリーン「オープンチャレンジは思い返してみれば楽しかった。そして俺たちが世界一のタッグチームだと改めて証明できた」


【試合後の天山&小島】

▼天山「コジ、すまん…。新日本じゃない、ここNOAHで…何年ぶりや? サプライズでもないかもしれないけど、コジと二人で組むのもめったにないから。もう一発勝負。テンコジで一発で取れると思ったけど、強いね、あの二人。聞いたら二人とも30代? 俺らは二人とも50超えてて。でもトシとか関係ないから。ばんばんぶつかって、やるだけのことやらないと。とにかく勝つって目的で、とにかく相手をぶっ倒して、あのベルト欲しかったよね。コジも今、シングルの(MLWの)ベルト持ってるし。また行こう、またやろう!(※と握手)」

▼小島「天山のヘルプがどうとか、俺の頑張りがどうとか、そんなのはもうどうでもいいんだよ! 今、2024年の5月にテンコジが揃って、この両国のリングに立ってる。それが何を意味してるのか。それは“色んな人に知ってもらいたい"。いつまでやってるんだ!?って言われてもいいんだ。まだやってる。その言葉は凄く意味があるから。俺と天山にとって。まだやってんのか!?って。上等だよ。現実にテンコジが生きていて、リングに上がっている。裸になってタイツ一丁で闘ってる。それが俺と天山が生きてる、すべてのことです! ありがとうございました」

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