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5/18【NOAH】大岩が意味深予告「すべてのパズルをぶっ壊す」 潮崎と執念30分フルタイム

『SUNNY VOYAGE 2024』横浜ラジアントホール(2024年5月18日)
△潮崎豪vs大岩陵平△

 新日本から武者修行中の大岩が、横浜大会のメインイベントで組まれた潮崎とのシングル初対決で執念の30分フルタイム。新ユニット『ALL REBELLION』を結成した清宮海斗との対決が控える5・21後楽園大会に向けて「すべてのパズルをぶっ壊す」と意味深予告を放った。

 NOAH武者修行開始から一貫して清宮と行動をともにしてきた大岩だが、ここに来て清宮が拳王と合体。新ユニット『ALL REBELLION』を結成し、突じょとして大岩と道が分かれた。

 そのタイミングで組まれた潮崎との一騎打ち。大岩は序盤から豪腕ラリアットを封じるべく右腕に照準。NOAHマットで磨きをかけてきた一点集中攻撃で潮崎を長時間苦しめた。引かない潮崎も痛む右腕で逆水平を連打。大岩の胸板が真っ赤に腫れ上がると、さらに厳しい腰攻めを展開する。

 その後も両者の攻防は一進一退。大岩が腕ひしぎ十字固めやアームロックで追い込む場面も見られたが、潮崎もゴーフラッシャーや左腕ラリアットなどで巻き返し、気づけば残り時間あとわずかに。

 大岩は豪腕ラリアットをことごとく防ぐと、スピアーからのジャックナイフ式エビ固めや回転足折り固めであわやの場面を作り出すも3カウントは奪えず。逆に潮崎が豪腕ラリアットをカウンターで振り抜いて決定機を生み出す。だが、右腕のダメージを引きずってフォールできず。粘りに粘った大岩が、豪腕を避けてスクールボーイに持ち込んだところで時間切れ引き分けのゴングが鳴った。

 潮崎相手に“殊勲の30分フルタイムドロー"となった大岩だが、当人にその認識はさらさらなし。試合後には自ら握手を求めて、その手を張り飛ばす勝ち気っぷりを発揮して悔しさをあらわにすると、「『勝てなかったですけど、負けなかったです』とか、死んでも言えねえよ。悔しいから! 悔しいからだよ」と叫んだ。

 さらには「初めてのメインイベントで30分引き分けだったとしても、俺は次の後楽園ホール、すべてのパズルをぶっ壊しにいくぞ。覚悟しとけよ。まだまだ俺はこんなもんじゃねえからな。よく見とけ」と意味深予告を放った。

 5・21後楽園大会では4人そろい踏みで本格始動する『ALL REBELLION』の相手を務める。突じょ新たな道を選んだ清宮に、大岩は果たしてどんな“答え”を突きつけるのか。もしかしたら大岩の武者修行は、ここからが本番なのかもしれない。

【潮崎の話】「仕留められなかったね。クソ。デビューして5年? 6年? 4年? 3年!? いや、アッパレだよ。 あれだけ気持ちと体が乗ってる選手、今少ねえんじゃねえか。いねえんじゃねえか。まあ、俺は仕留め切れなかっただけ…っていうのもあるかもしれないけど、最後まで俺に食らいつこうとしたよ。その気持ち、そのハートだけは忘れんじゃねえよ」

【大岩の話】「(コメントスペースに這うように現れて倒れ込むと)引き分けなんてこれっぽっちも嬉しくねえよ。どっかの誰かさんみたいに、『勝てなかったですけど、負けなかったです』とか、死んでも言えねえよ。悔しいから! 悔しいからだよ。初めてのメインイベントで30分引き分けだったとしても、俺は次の後楽園ホール、すべてのパズルをぶっ壊しにいくぞ。(立ち上がると)覚悟しとけよ。まだまだ俺はこんなもんじゃねえからな。よく見とけ」

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