【NOAH】船木「15年前の自分に勝ちたい」、桜庭「東北ナンバーワン決定戦も一緒に」 GHCナショナル調印式 2022/10/27
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10・30有明アリーナ大会のGHCナショナル選手権試合「(王者)船木誠勝vs桜庭和志(挑戦者)」に向けた調印式が27日、都内ホテルで開かれた。 2007年の『Dynamite!!』で大みそかのお茶の間を賑わせた両雄が、GHCナショナル王座を懸けて激突する。ノア初導入となる“GHCマーシャルアーツルール"(3カウントなしで、ギブアップ、KO、TKOのみで決着)が採用され、今回新たにレフェリーもPRIDEやDREAMで名を馳せた?“名物男"島田裕二氏が務めることも決まった。 調印式では、船木が桜庭への“特別な思い入れ"を回想。自身の現役復帰戦となった15年前の大みそかでは完敗しただけに、「試合終わって控室行って泣きましたね。やっぱり悔しかったです。何もできなかった。去年のように記憶してますね」と話した船木は、「自分としては15年経った今、どこまで追いついてるかわからないですけど、桜庭選手に勝って15年前の自分にも勝ちたいなという気持ちで。今回は逆に自分がチャレンジャーの気持ちで挑みたいと思います」と静かに闘志を燃やした。 一方の桜庭は「船木さんはずっとパンクラスとかで強かったので、憧れのイメージが今でも全然ありますね」と語りつつも、「青森(船木)と秋田(桜庭)出身なんで、東北ナンバーワン決定戦も一緒にしたいんですけど」とやはり自然体の“桜庭節"。 10・16福岡国際センター大会での前哨戦では、船木から一本勝ちをおさめているものの「前回まさか船木さんがニンジャチョークをやってくると思わなかったので。ニンジャチョークって僕、QUINTETの時にそれで一回負けてるんですけど、そこは鈴木さんがカット入ってくれた。ニンジャチョークは気をつけなきゃいけないかなって感じがしますね」と警戒していた。 【会見の模様】 ▼桜庭「どうも桜庭でございます。ほかにはない試合をしたいと思いますので、よろしくお願いします」 ▼船木「桜庭選手にはちょっと特別な思いが自分はありまして。ちょうど自分が15歳で新日本プロレスに入門した時に、実は桜庭選手も学年は1個下なんですけど、年が一緒でですね。お互い知らないんですけど、桜庭選手の方は自分を見て中学校を卒業してからでも、すぐにプロレスに入れるんだなと。お母さん、お父さんに相談したら『学校出てから行け』と言われて渋々、学校を卒業してから入ってきた。もしもその時、お母さん、お父さんが許してたら同じ時にレスラーになってたかもしれない。自分の方が先に入門して、桜庭選手は大学終わってからですかね。UWFインターに入って。その時、自分はパンクラスだったんですけど。形としては何年ですか。7年ぐらい業界の中では後輩になると思うんですけど、そこからいきなり自分の感覚としては同じ年で、自分の方が先に走ってたんですけど、いきなり後ろからスポーツカーに乗って自分の横を通り過ぎていった。そんなイメージでした。特にホイス・グレイシーと1時間半ぐらい試合した時は、自分はあんまり人のことうらやましいと思わないんですけど、ホイスにタオル入れさせた、凄いな。初めて思いました。同年代の後輩になるんですけど、うらやましいな、凄いな、どうしよう。その何ヵ月後かにヒクソン戦が決まってた自分がそこで相当、俺も勝たないとダメだなと追い込まれた記憶があります。そこで追い込まれたから負けたかどうかわからないですけど、プレッシャーが相当かかった記憶があって。常に自分の頭の中にどっかに彼はいた存在で、2007年のDynamite!! USAで、ちょうど自分が引退して解説をやってた時に目の前でホイスとリングの上で試合してた桜庭選手を見て、何で俺はここに座ってるんだろうな、復帰したいという火が付いた要因の一人でもあります。で、一度目の現役の時は一緒に試合することなかったんですけど、自分が復帰する時にちょうど15年前ですね。相手になってくれた、その選手が桜庭選手。その時は全然、自分の先を歩いてました。全然先です。自分7年休んでたんで、全然先を歩いていて、それでも降りてきて戦ってくれて、だけど全く歯が立たなくてですね。正直、試合終わって控室行って泣きましたね。やっぱり悔しかったです。何もできなかった。去年のように記憶してますね。なので自分としては15年経った今、どこまで追いついてるかわからないですけど、ここはひとつ桜庭選手と今戦って、勝ってですね、15年前の自分にも勝ちたいなという気持ちで。今回は逆に自分がチャレンジャーの気持ちで挑みたいと思います」 ――船木選手が思い入れを口にしたが、船木選手は船木選手にどんな思い入れがある? ▼桜庭「船木さんはずっとパンクラスとかで強かったので、憧れのイメージが今でも全然ありますね。思い出したんですけど、青森と秋田出身なんで、東北ナンバー1決定戦も一緒にしたいんですけど」 ▼船木「もちろん。あとこないだもらった新潟コシヒカリも」 ▼桜庭「よろしくお願いします」 ――島田裕二レフェリーがレフェリングを務めるが? ▼桜庭「島田さんは適当にやっときます(笑)」 ▼船木「一回、田村選手と試合した時にやってもらいました。それだけですね。いろんな人の試合を裁いてるんで、ベテランかなと思います」 ――ノア初のマーシャルアーツルールとなるが、福岡でのダブルバウトルールの反省点も踏まえて? ▼船木「自分としては今の桜庭選手の研究という形でやりましたので、こんな感じなんだなというのは把握できました」 ▼桜庭「3カウントなしですよね? 3カウントなしなんで下から攻撃とかいっぱいできるので、QUINTETの時みたいな感じでできるんで、僕はやっぱりいいなと思いますね。ただ、前回そうだったんですけど、一回極まりそうになっちゃったんですけど、まさか船木さんがニンジャチョークをやってくると思わなかったので。ニンジャチョークって僕、QUINTETの時にそれで一回負けてるんですけど、そこは鈴木さんがカット入ってくれたんですけど、ニンジャチョークは気をつけなきゃいけないかなって感じがしますね」
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10・30有明アリーナ大会のGHCナショナル選手権試合「(王者)船木誠勝vs桜庭和志(挑戦者)」に向けた調印式が27日、都内ホテルで開かれた。
2007年の『Dynamite!!』で大みそかのお茶の間を賑わせた両雄が、GHCナショナル王座を懸けて激突する。ノア初導入となる“GHCマーシャルアーツルール"(3カウントなしで、ギブアップ、KO、TKOのみで決着)が採用され、今回新たにレフェリーもPRIDEやDREAMで名を馳せた?“名物男"島田裕二氏が務めることも決まった。
調印式では、船木が桜庭への“特別な思い入れ"を回想。自身の現役復帰戦となった15年前の大みそかでは完敗しただけに、「試合終わって控室行って泣きましたね。やっぱり悔しかったです。何もできなかった。去年のように記憶してますね」と話した船木は、「自分としては15年経った今、どこまで追いついてるかわからないですけど、桜庭選手に勝って15年前の自分にも勝ちたいなという気持ちで。今回は逆に自分がチャレンジャーの気持ちで挑みたいと思います」と静かに闘志を燃やした。
一方の桜庭は「船木さんはずっとパンクラスとかで強かったので、憧れのイメージが今でも全然ありますね」と語りつつも、「青森(船木)と秋田(桜庭)出身なんで、東北ナンバーワン決定戦も一緒にしたいんですけど」とやはり自然体の“桜庭節"。
10・16福岡国際センター大会での前哨戦では、船木から一本勝ちをおさめているものの「前回まさか船木さんがニンジャチョークをやってくると思わなかったので。ニンジャチョークって僕、QUINTETの時にそれで一回負けてるんですけど、そこは鈴木さんがカット入ってくれた。ニンジャチョークは気をつけなきゃいけないかなって感じがしますね」と警戒していた。
【会見の模様】
▼桜庭「どうも桜庭でございます。ほかにはない試合をしたいと思いますので、よろしくお願いします」
▼船木「桜庭選手にはちょっと特別な思いが自分はありまして。ちょうど自分が15歳で新日本プロレスに入門した時に、実は桜庭選手も学年は1個下なんですけど、年が一緒でですね。お互い知らないんですけど、桜庭選手の方は自分を見て中学校を卒業してからでも、すぐにプロレスに入れるんだなと。お母さん、お父さんに相談したら『学校出てから行け』と言われて渋々、学校を卒業してから入ってきた。もしもその時、お母さん、お父さんが許してたら同じ時にレスラーになってたかもしれない。自分の方が先に入門して、桜庭選手は大学終わってからですかね。UWFインターに入って。その時、自分はパンクラスだったんですけど。形としては何年ですか。7年ぐらい業界の中では後輩になると思うんですけど、そこからいきなり自分の感覚としては同じ年で、自分の方が先に走ってたんですけど、いきなり後ろからスポーツカーに乗って自分の横を通り過ぎていった。そんなイメージでした。特にホイス・グレイシーと1時間半ぐらい試合した時は、自分はあんまり人のことうらやましいと思わないんですけど、ホイスにタオル入れさせた、凄いな。初めて思いました。同年代の後輩になるんですけど、うらやましいな、凄いな、どうしよう。その何ヵ月後かにヒクソン戦が決まってた自分がそこで相当、俺も勝たないとダメだなと追い込まれた記憶があります。そこで追い込まれたから負けたかどうかわからないですけど、プレッシャーが相当かかった記憶があって。常に自分の頭の中にどっかに彼はいた存在で、2007年のDynamite!! USAで、ちょうど自分が引退して解説をやってた時に目の前でホイスとリングの上で試合してた桜庭選手を見て、何で俺はここに座ってるんだろうな、復帰したいという火が付いた要因の一人でもあります。で、一度目の現役の時は一緒に試合することなかったんですけど、自分が復帰する時にちょうど15年前ですね。相手になってくれた、その選手が桜庭選手。その時は全然、自分の先を歩いてました。全然先です。自分7年休んでたんで、全然先を歩いていて、それでも降りてきて戦ってくれて、だけど全く歯が立たなくてですね。正直、試合終わって控室行って泣きましたね。やっぱり悔しかったです。何もできなかった。去年のように記憶してますね。なので自分としては15年経った今、どこまで追いついてるかわからないですけど、ここはひとつ桜庭選手と今戦って、勝ってですね、15年前の自分にも勝ちたいなという気持ちで。今回は逆に自分がチャレンジャーの気持ちで挑みたいと思います」
――船木選手が思い入れを口にしたが、船木選手は船木選手にどんな思い入れがある?
▼桜庭「船木さんはずっとパンクラスとかで強かったので、憧れのイメージが今でも全然ありますね。思い出したんですけど、青森と秋田出身なんで、東北ナンバー1決定戦も一緒にしたいんですけど」
▼船木「もちろん。あとこないだもらった新潟コシヒカリも」
▼桜庭「よろしくお願いします」
――島田裕二レフェリーがレフェリングを務めるが?
▼桜庭「島田さんは適当にやっときます(笑)」
▼船木「一回、田村選手と試合した時にやってもらいました。それだけですね。いろんな人の試合を裁いてるんで、ベテランかなと思います」
――ノア初のマーシャルアーツルールとなるが、福岡でのダブルバウトルールの反省点も踏まえて?
▼船木「自分としては今の桜庭選手の研究という形でやりましたので、こんな感じなんだなというのは把握できました」
▼桜庭「3カウントなしですよね? 3カウントなしなんで下から攻撃とかいっぱいできるので、QUINTETの時みたいな感じでできるんで、僕はやっぱりいいなと思いますね。ただ、前回そうだったんですけど、一回極まりそうになっちゃったんですけど、まさか船木さんがニンジャチョークをやってくると思わなかったので。ニンジャチョークって僕、QUINTETの時にそれで一回負けてるんですけど、そこは鈴木さんがカット入ってくれたんですけど、ニンジャチョークは気をつけなきゃいけないかなって感じがしますね」
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