プロレス/格闘技DX

　10・30有明アリーナ大会のGHCタッグ選手権試合「(王者)杉浦貴&小島聡vs拳王&中嶋勝彦(挑戦者)」に向けた調印式が27日、都内ホテルで開かれた。


　小島が『あぶない刑事』を気取り、杉浦が仕方なく付き合って妙な存在感を強めるGHCタッグ王者“タカ&サトシ"杉浦&小島組に、拳王&中嶋組が強力金剛コンビが挑戦する。

　拳王&中嶋は4月両国大会でのGHCタッグ奪取に一度失敗しており、調印を済ませた中嶋は「拳王とタッグに挑戦するのは2回目。まだ拳王とタッグのベルトを巻いていない。今、タッグのベルトを巻いてるのはオッサンチーム。この現状打破も含めてタッグのベルトを奪取したい」と意気込んだうえで「奪取したら、このタッグのベルトを拳王と二人で他団体に行って、どんどん広げていきたい」とも見据えた。

　迎え撃つ“タカ&サトシ"はやはりチグハグ…。小島が「タカ&サトシは第62代GHCのタッグチャンピオンです。ということで62歳になるまで防衛したいと思います。2032年まで防衛したいと思ってます」と独走気味に発言。すると杉浦は「こんなふざけたことはホントはやりたくないんだけど、サトシがどうしてもやってくれって言うので付き合ってます。62歳までこんなふざけたことはやりたくないんで、それは否定しておきます」とため息交じりに拒んだ。

　さらに拳王から「あぶない刑事はタカ&ユウジだろ。杉浦に言ってやるよ。本当にあぶない刑事をやりたければ、ユウジ、そうだ。永田裕志を連れてこい!」とツッコまれると、杉浦は「変われるんだったら変わってほしいよ、俺だって」とポツリ…。

　たまらず小島は「そんな寂しいこと言わないでくれないかな。こんな大事な時に」と焦りつつ、「タカ&サトシが結成されてから一度も負けたことがありません。私とタカはずっと勝ち続けてきてる」とフォロー。杉浦から一番大事な最終前哨戦で小島がピンフォール負けを喫したことをツッコまれても、「こないだ負けてましたね。すいません。でも全然、覚えてないんで、覚えてないってことは全然問題ないんじゃないかなと勝手に思ってるんで、とにかく大丈夫です」と根拠不明な自信をみなぎらせ、やはり本番へほんのり不安感を漂わせた…。

【会見の模様】
▼中嶋「今回、拳王とタッグに挑戦するのは2回目。1度目は敗れて、まだ拳王とタッグのベルトを巻いていない。今、タッグのベルトを巻いてるのはオッサンチーム。この現状打破も含め、俺たち拳王、中嶋勝彦でタッグのベルトを奪取したいと思う。奪取したら、このタッグのベルトを拳王と二人で他団体に行って、どんどん広げていきたいな。そして何よりも初めての有明アリーナ。声援OKだし、ともに戦って、ともに喜びを分かち合おう」

▼拳王「タカ&サトシって何であぶない刑事なんだよ? ナメんじゃねぇぞ!」

▼小島「小島聡です。タカ&サトシは第62代GHCのタッグチャンピオンです。ということで62歳になるまで防衛したいと思います。2032年、私とタカは62歳になります。その時まで防衛したいと思ってるので、拳王&中嶋は全然大丈夫だと思ってます」

▼杉浦「杉浦貴です。拳王選手が言ったように、本当にこんなふざけたことは俺もホントはやりたくないんだけど、サトシがどうしてもやってくれって言うので付き合ってるんで。そして今ちょっと驚きの2032年まで? 62歳までこんなふざけたことはやりたくないんで、それは否定しておきます。ただ、30日の有明での大会はしっかり防衛したいと思います」

――前哨戦を経てのチャンピオンチームの印象は?

▼拳王「印象? あぶない刑事はタカ&サトシじゃねえと言いたいよな。あぶない刑事はタカ&ユウジだろ。おい、杉浦に言ってやるよ。本当にあぶない刑事をやりたければ、ユウジ、そうだ。永田裕志を連れてこい、バカヤロー!」

▼杉浦「いつの間にかあぶない刑事風になってしまって、これは僕もまったく意味がわからないですけど。永田裕志に変われるの? 当日」

――難しいと思うが?

▼杉浦「変われるんだったら変わってほしいよ、俺だって」

▼小島「そんな寂しいこと、ちょっと言わないでくれないかな。こういう時に、こんな大事な時に。62代なんだから」

――前哨戦でも最後敗れてしまったり、今日も写真撮影で息が合わなかったりと不安点が多いが?

▼小島「タカ&サトシが結成されてから一度も負けたことがありません。私とタカはずっと勝ち続けてきてると思ってますので…こないだ負けてましたね。すいません。でも全然、覚えてないんで、覚えてないってことは全然問題ないんじゃないかなと勝手に思ってるんで、とにかく大丈夫です」