12/27【NOAH】有明アリーナへGHC王者・拳王が激怒の大演説 「方舟改革」示して危機感あらわ
1・2有明アリーナ大会でのGHCヘビー級王座戦に向けて王者・拳王と挑戦者・征矢学が27日、都内で会見。年初ビッグマッチに向けた“危機感"を露わにした拳王が、「方舟改革」と書いた半紙を示しながら激怒の大演説を展開した。
NOAH年間屈指の大舞台となる年初ビッグマッチも目前。「丸藤正道vs飯伏幸太」や新日本勢の参戦、佐々木憂流迦のデビュー戦など錚々(そうそう)たるカードがそろったが、直前会見で王者・拳王が絶叫しながら主張したのは“危機感"だった。
会見冒頭でいきなり「方舟改革」と書かれた半紙を広げた拳王は「1・2有明、カード全部見ても、これは本当にNOAHの大会なのか? NOAHの年間最大のビッグマッチって言ってたよな? NOAHのビッグマッチはNOAHと新日本の対抗戦なのかよ? すべてを見渡しても、これぞNOAHの戦いはGHCヘビー級選手権だけだろ?」と改めて問題提起した。
そのうえで「これに危機感持ってるNOAHの選手どこにいるんだよ? NOAH最終興行の(12・23)幕張の試合後もそうだ。なんだよ、あれ? (征矢、清宮海斗らで)『俺たちでNOAHを引っ張っていく。いくぞ有明、オー!』って…バカかよ!! お前らがNOAHに危機感をもってやれって言ってんだよ! おい、これで1・2終わったらNOAHに何が残るんだよ!?」と絶叫にも似た怒声とともに“危機感"を露わにした。
一方の征矢も「俺の生き様すべてかけて拳王を叩き潰す! 1月2日、有明アリーナ。GHCヘビー級のベルトを巻いて征矢学が! 絶景を創り出す!!」と負けじと絶叫して仁王立ちしたが、拳王の舌鋒は止まらない。
約2ヶ月間、実に14度に渡る前哨戦を展開してきたが「金剛を解散して征矢が一人で進んで、N-1ぐらいまではまだ良かったよな? でもGHCの挑戦者になったあたりで、なんだかすっげえ迷いが出てきた。これは何なのか? GHCのベルトを巻く器がないのか?」と指摘。さらには「絶景を創り出す? お前には無理だ、征矢。そして絶景は俺が皮肉を込めて言い出した言葉だろ? それをまたパクって何をやりたいんだ?」とバッサリ切り捨てた。
それでも征矢は「今は何を言われてもいい。1・2有明、俺が拳王を覆す。それだけだ」と多くを語らず。拳王による方舟改革のスタートか、それとも征矢悲願の捲土重来か。年の瀬の咆哮を経て、いよいよ年明けの決戦へ待ったなしとなった。
【会見の模様】
――試合に向けた意気込みを
▼拳王「(立ち上がると『方舟改革』と書いた半紙を広げて)方舟改革! 俺がNOAHを変えるぞ。1・2有明、カード全部見ても、これは本当にNOAHの大会なのか? NOAHの年間最大のビッグマッチって言ってたよな? NOAHのビッグマッチはNOAHと新日本の対抗戦なのかよ? すべてを見渡しても、これぞNOAHの戦いはGHCヘビー級選手権だけだろ? これに危機感持ってるNOAHの選手どこにいるんだよ? NOAH最終興行の幕張のあとも見ただろ? なんだよ、あれ? 『俺たちでNOAHを引っ張っていく。いくぞ有明、オー!』って…バカかよ!? お前らがNOAHに危機感をもってやれって言ってんだよ! おい、これで1・2終わったらNOAHに何が残るんだよ? 残せる結果があるのか? 俺しかいねえよな? この危機的状況のNOAHを変えるのは。おい、てめえらクソヤローども。1・2有明アリーナは方舟改革だ。何も考えてないNOAHのヤツら、そして会社のクソのヤツらを見返してやる。そういう戦いを俺がしてやるからな」
▼征矢「俺はもう拳王の持つGHCヘビー級のベルト、そこしか見てない。拳王を潰さない限り何も始まらないと思っている。俺の生き様すべてかけて拳王を叩き潰す! 1月2日、有明アリーナ。GHCヘビー級のベルトを巻いて征矢学が! 絶景を創り出す!!」
――征矢選手との前哨戦は2ヵ月間にわたって14回行われてきたが、振り返ってみての印象は?
▼拳王「金剛を解散して征矢が一人で進んでいって、N-1ぐらいはまだよかったよな? でもGHCヘビー級選手権の挑戦者になったあたりで、なんだかすっげえ迷いが出てきた。これは何なのか? GHCのベルトを巻く器がないのか? そこらへんは本当にわからない。ましてや今も聞いたけど、絶景を創り出す? お前には無理だ、征矢。そして絶景は俺が皮肉を込めて言い出した言葉だろ? それをまたパクって何をやりたいんだろう? おい、征矢。迷ってるのか? 大丈夫か? まあ、いいよ。最終戦で負けたのは本当に悔しいよね。(征矢は)いい感じに1・2持ってこれたかもしれない。その答えは1・2有明アリーナでわかるでしょうね」
――拳王選手の言葉を聞いて思うところがあれば?
▼征矢「彼の今年1年、NOAHに対する発信力、発言力。金剛時代から近くで見てきたし、大したものを提供してると思います。ただ! 今は何を言われてもいい。1・2有明、俺が拳王を覆す。それだけだ」