12/27【NOAH】王者ダガ「真の顔になる」 小島は「試合後に“大事なこと"伝えたい」 1・2有明アリーナ直前会見
NOAH年初ビッグマッチとなる1・2有明アリーナ大会に向けた会見が27日、都内で開かれた。
GHCジュニア王座戦を控える王者・ダガと挑戦者・Eitaはそろって出席。左ヒザを負傷して欠場中だったダガだが「絶好調」と全快を強調し、「隣にいるEitaはかつてメキシコで俺がいろいろ助けてやった。そしてもともとは友人だった。だが、この1月2日はこいつを徹底的にぶちのめしてやる。本当のNOAHジュニアの顔が誰なのかを思い知らせてやる」と通告した。
屈辱が続いてきたEitaも「今まで散々やられてきたんですけど、1月2日、有明で勝たないと、本当のNOAHジュニアの顔にはなれないと思ってます」と応戦。「当日、ガムシャラに戦ってベルトを獲ります」と真摯に意気込んだ。
デビュー戦目前となった元UFCファイターの佐々木憂流迦も、相手の杉浦貴とそろって会見。さすがの着こなしで目を引いたが「本当に一生に一度のこのプロレスのデビュー戦。対戦相手が杉浦選手ということで夜も眠れず、メチャクチャ肌が荒れました、本当に。今日、顔を見てまたちょっと夜眠れない日が続くかもしれませんが、そんなことよりも1・2すべて自分を出し切って勝ちにいきたい」と決意表明し、杉浦も「当日は憂流迦選手にはプロレスの凄さ、厳しさ、そして楽しさも。いろんな感情を試合で感じ取ってもらえればいいなと思います」と“洗礼"を予告した。
一騎打ちを控える潮崎豪と小島聡も対峙。「過去に2度、小島聡にはシングルでやられてます。この自分の中に引っかかる何かというのをやはり小島聡、彼を倒して、このしこりを取って、大きく羽ばたいていきたいと思います」と“3度目の正直"を誓った潮崎に対して、小島も「2010年G1 CLIMAX、2022年サイバーファイトフェスに続く3度目の勝利を挙げて、私も試合後に思いっきり大事なことを皆様にお伝えしたいなと思っています」と返答。試合後に何らかの“お知らせ"があるとしている潮崎に対抗してみせた。
シングル初対決を控えるマサ北宮と石井智宏も真っ向からのにらみ合いを展開。北宮が「プロレスリング・ノアvs新日本プロレスとうたわれてはいるが、この試合に関してはぶっちゃけ俺個人のわがままだ。言い出したのも俺だ。わがまま言ったからには最後までわがままを貫き通す」とシンプルに宣言すれば、石井も「過去2度タッグで対戦して、遅かれ早かれシングルでやらなきゃいけねえなと思ってたけど、北宮から俺の名前が出た時に『いよいよだな』と。それとよくぞ俺の名前を出したという思いで。その一報を聞いてから今に至るまで非常に気持ちが高ぶってる」と腕まくり。真っ向勝負の下地は整った。
会見におけるそれぞれのコメントは以下の通り。
【会見の模様】
――試合に向けた意気込みを
▼北宮「プロレスリング・ノアvs新日本プロレスとうたわれてはいるが、この試合に関してはぶっちゃけ俺個人のわがままだ。言い出したのも俺だ。わがまま言ったからには最後までわがままを貫き通す。1月2日、石井智宏ぶっ潰す。以上!」
▼石井「過去2度タッグで対戦して、遅かれ早かれシングルでやらなきゃいけねえなと思ってたけど、北宮から俺の名前が出た時に『いよいよだな』と。それとよくぞ俺の名前を出したという思いで。その一報を聞いてから今に至るまで非常に気持ちが高ぶっている」
▼潮崎「過去に2度、小島聡にはシングルでやられてます。この自分の中に引っかかる何かというのをやはり小島聡、彼を倒して、このしこりを取って、大きく羽ばたいていきたいと思います。I AM NOAH」
▼小島「新日本プロレスの小島聡です。2010年G1 CLIMAX、2022年サイバーファイトフェス、大きな舞台には必ず潮崎豪選手が目の前にいました。今度の有明大会も目の前にいてくれることをありがたく思って試合したいと思います。そして、また3度目の勝利を挙げて、私も試合後に思いっきり大事なことを皆様にお伝えしたいなと思っています。以上です」
▼杉浦「プロレスリング・ノア杉浦貴です。対戦相手の憂流迦選手が今回デビュー戦ということで、自分自身も23年前、有明の地でデビューしたってことで、今回、憂流迦選手も有明の地で。しかもビッグマッチでデビューってことで非常に緊張もするだろうと思いますが、記念すべき日なので、ぜひ当日は憂流迦選手にはプロレスの凄さ、厳しさ、そして楽しさも。いろんな感情を試合で感じ取ってもらえればいいなと思います。よろしくお願いします」
▼憂流迦「佐々木憂流迦です。本当に衝撃、感銘を受けた日本武道館から1年越しの2024・1・2有明でリングに立たせてもらえることは本当に光栄に思っています。本当に一生に一度のこのプロレスのデビュー戦。対戦相手が杉浦選手ということで夜も眠れず、メチャクチャ肌が荒れました本当に。今日、顔を見てまたちょっと夜眠れない日が続くかもしれませんが、そんなことよりも1・2すべて自分を出し切って勝ちにいきたいと思っております。ぜひ会場で見てください。そして見れない方はABEMAで僕の試合を見届けてください。よろしくお願いします」
▼ダガ「本来ならこの場では『ここにいられることを大変に光栄に思っている』と言うべきところかもしれないが、俺から言わせれば、俺が今ここにいることがみんなうれしいはずだろう。ここにライオンが戻ってきたんだ。1月2日、有明アリーナ。これはただの試合では終わらない。隣にいるEitaはかつてメキシコで俺がいろいろ助けてやった。そしてもともとは友人だった。だが、この1月2日はこいつを徹底的にぶちのめしてやる。本当のジュニアの顔が誰なのかを思い知らせてやる」
▼Eita「今まで散々やられてきたんですけど、1月2日、有明で勝たないと、本当のNOAHジュニアの顔にはなれないと思ってます。当日、ガムシャラに戦ってベルトを獲ります」
――左ヒザの具合は?
▼ダガ「ヒザは絶好調だ。帰る前に自分の姿を見た人もいると思うが、もう100%まったく問題ない。相手がEitaということであるなら、100%の状態でなくても十分にぶち壊すことができるんじゃないかと考えている」
――今の言葉を聞いて思うところがあれば?
▼Eita「100%の状態でチャンピオンがいるのであれば、それは勝ちがいがあるので、必死にベルトを獲りにいきます」
――RIZINでは入場パフォーマンスも印象的だったが今回のデビュー戦でも“プロレスラー・佐々木憂流迦"の世界観を出していきたい?
▼憂流迦「そうですね。前回、杉浦さんが『戦いは始まってるんだ』とおっしゃられていましたけど、もうすでにこの1・2に向けてすべてが始まってるんだと思ってます。その入場から試合、そして前後もすべてが一つ、本当に作品として出てくるものだと思ってるんで、ぜひそのあたりも楽しみにしてもらえるとうれしいです」
――前哨戦がない中で迎えるタイトルマッチということも踏まえて対策などは?
▼Eita「今までタイトルマッチ決まって前哨戦が一回もなかった。当日一発勝負なんですけど、僕にも戦略というか考えがあるんで。それは今ここでは本人がいるんで言いません。当日、僕が勝ちます」