【NOAH】“3分予告”の王者ダガに大原「ジャベ地獄」逆予告 GHCジュニア調印式 2024/2/1 16:00

 2・4仙台大会のGHCジュニアヘビー級選手権試合「(王者)ダガvs大原はじめ(挑戦者)」に向けた調印式が1日、都内で開かれ、改めて「3分以内に倒す」と予告してきたダガに対して、大原は“ジャベ地獄"を予告し返した。

 ダガは昨年末に“絶対王者"HAYATAを破って初挑戦初戴冠を成し遂げると、近藤修司、Eitaとトップファイター相手に完勝防衛。新たな“ノアジュニアの顔"として頭ひとつ抜けた存在となった。自らを百獣の王・ライオンに例え、大原戦に向けても「俺は史上最強の王者。3分で倒す」と予告していた。

 この日の調印式では、大原が“3分予告\"に真っ向から反論した。「俺はそんなカップラーメンみたいな、うまくて速い試合をするつもりはない」と言い切ったうえで、「前哨戦で当たってみて、3分間の力というのはすごく感じてる。だけど、その勢いを乗り切れば、全然、俺は勝機があると思ってる」と指摘。「彼はそうだね。ウルトラマンみたいなもんかもしれない。3分間だけ強い存在。そんな感じすらするよ。3分間を乗り切って俺がジャベ地獄に陥れて、猛獣・ダガを手なずけて、猛獣使いとして2月4日、仙台。ひと狩りしてきたいと思います」と、じっくり王者を弱らせたうえで料理する青写真を描いた。

 今年はデビュー20周年イヤーとなる大原。「私はメキシコ生まれの日本人ルチャドールです。(メキシカンの)彼に対してものすごく意識するところがあります。なので自分のジャベ、ルチャリブレというのは他の日本人とは一線を画している、全くといっていいほど違うもの。メキシコ人に対して、自分もルチャドールのプライドがあるので、それをぶつけたい」と力を込め、「もう11年もNOAHのリングで戦ってきた。その11年間、積み重ねてきたNOAHとしてのプライドも彼にはぶつけたい」と自身の集大成として挑むつもりでいる。

 とはいえダガは終始見下した笑みを浮かべて余裕しゃくしゃく。「ジャベは俺にとって朝食みたいなもんだ」と鼻で笑うと、「確かに大原は良い選手だが、特に印象に残らない選手。今の俺は間違いなくジュニアで最強の選手だ。ジュニアの絶対王者として君臨するつもりだし、ここ日本に自分からベルトを奪える選手が誰もいないようであれば、このベルトを持って世界中を回ってやる」とレベルの違いを強調しながら、早くも世界行脚も思い描いてみせた。

【会見の模様】

▼大原「大原はじめです。自分はとにかく結果とベルトが欲しいと思っています。HAYATAに勝って、Eitaに勝って、近藤(修司)に勝った今最強のチャンピオン・ダガに自分が勝つことで、今のNOAHジュニアに変革を起こせる、勢力図を変えることができると思ってる。ダガは非常に3分での試合にこだわってるようだけど、俺はそんなカップラーメンみたいな、うまくて速い、そんな試合をするつもりないし。彼は確かに非常に瞬発力がすごくて、前哨戦で当たってみて、3分間の力というのはすごく感じてる。だけど、その勢いを乗り切れば、全然、俺は勝機があると思ってる。彼はそうだね。ウルトラマンみたいなもんかもしれない。3分間だけ強い存在。そんな感じすらするよ。3分間を乗り切って俺がジャベ地獄に陥れて、猛獣・ダガを手なずけて、猛獣使いとして2月4日、仙台。ひと狩りしてきたいと思います」

▼ダガ「一つここで言っておく。彼には3分間あげよう。俺の今までの実績から考えると確実に3分以内で俺を倒せるヤツなんて絶対にいないから、ここはとりあえず3分間あげるとだけ言っておくよ」

――大原選手の印象は?

▼ダガ「さして驚くようなことはない。たいしたことないというか、大原が素晴らしい選手だというのはよくわかっている。テクニックもあるし、メキシコにいたこともあるし、いろんなスタイルに対応できるというのもよくわかっているが、俺は言っても最強のレスラーだ。どんなスタイルにでも対応できる。テクニカルなことであって、打撃系であっても、空中殺法であっても、俺は何でも対応できる。自分の実力から考えると(大原は)さほど印象に残るような感じではない」

――ダガ選手から徹底的に見下されているが?

▼大原「心配しないでくださいとお伝えしたいですね。2月4日、仙台でとても印象に残る試合が彼は経験ができて、いいお土産というか、いい思い出を持ってメキシコに帰れると思います」

――大原選手から「ジャベ地獄」を予告されたが、そこへの対応については?

▼ダガ「彼がジャベ地獄に陥れると言われても全く心配はしていない。俺はメキシコから来ているわけだから、十分にジャベを経験しているし、俺からしてみればジャベなんてものは朝食みたいなものだ。そんなたいしたことないから全く心配していない」

――今年はデビュー20周年イヤーだが?

▼大原「私の場合はそもそもメキシコでデビューしまして、メキシコでやってきた人間なので。デビューしてからメキシコにちょっと修行しに行きましたという、よくある日本人のレスラーとは全く違います。私はメキシコ生まれの日本人ルチャドールです。なので私は彼に対してものすごく意識するところがあります。なので自分のジャベ、ルチャリブレというのは他の日本人とは一線を画している、全くといっていいほど違うもの。俺はメキシコ人に対して、自分もルチャドールだってプライドがあるので、それをぶつけたい。20周年ということがあって、もう11年もNOAHのリングに上がって、NOAHのリングで戦ってきた。その11年間、積み重ねてきたNOAHのプライド、NOAHのリングでのプライドも彼にはぶつけたい。このままNOAHジュニアでいい顔をさせたくない」

――GHCジュニアのベルトをどんなところまで持っていきたい?

▼ダガ「今の俺は間違いなくジュニアで最強の選手だと思っているし、誰にも負けない、NOAHの中で最強の選手だと思っている。このベルトをずっと防衛し続けて、ジュニアの絶対王者として君臨するつもりだし、ここ日本に自分からベルトを奪える選手が誰もいないのであれば、このベルトを持って世界中を回って、他の国でもしかすると俺からベルトを獲れるんじゃないかというような選手の挑戦を受けていきたいと先々考えている」