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5/30【NOAH】杉浦が寝技対策&じゃんけん特訓に失敗…桜庭戦へ負の連鎖止まらず インタビュー

 あす(31日)の後楽園大会で桜庭和志の挑戦を受けるGHCナショナル王者・杉浦貴が、寝技対策とじゃんけん特訓にことごとく失敗…。初防衛へ不安を露呈した。

 杉浦軍の相棒・桜庭とのシングル初対決が、タイトルを懸けた舞台で実現。だが、前哨戦では桜庭の土俵に引きずり込まれてフットロックで一本負けを喫し、先日の調印式でも提案した“一気飲みで景気づけ”をスカされて「試合も絶対噛み合わない」と頭を抱えていた…。

 想像以上の“やりづらさ"に難儀する杉浦は、せめて寝技対策を…と出稽古に向かったものの、練習相手として現れたのは桜庭本人…。逆にことごとく一本を奪われてさらに自信を喪失し、勝つイメージも「想像できない…」と静かに目を閉じた。

 もともとは桜庭が挑戦表明し、これに杉浦が「俺にじゃんけんで勝ったら」と提案して王座戦が決まった経緯がある。追い詰められた杉浦は、「なかなか決着がつかなった場合、試合の決着も“じゃんけん"にしてもらおう」と妙な方向に活路を見いだすと、近くにいたノア女性スタッフを相手に“じゃんけん特訓"を開始。

 …が、何を出しても次々に敗れる恐るべき“じゃんけんの弱さ"を発揮。弱り目に祟り目。この女性スタッフが異様にじゃんけんが強い説もあるが、さらなる負の連鎖を自ら招き、初防衛へ不安を露呈する形となった…。


【杉浦貴インタビュー】

――改めて桜庭とタイトルマッチで戦う日が来るとは…

▼杉浦「いや自分自身、そんなに驚きはないかな。前回の藤田とも同門マッチだったし、もともとナショナルについては(GHCヘビーと差別化する意味でも)色んな相手とやっていきたいって思ってたからね」

――ずっと相棒だった桜庭和志を“対戦相手"として見てみると?

▼杉浦「やりづらい! 前哨戦でも負けてるけど、やりづらいね。パートナーの時は気づかなかったけど。技術的な部分でも確かに凄いけど、普通のプロレスのセオリーじゃないから。試合のリズムを作りづらいって意味でも、やりづらい」

――藤田戦は壮絶な真っ向勝負となったが、同じ同門対決でも今回は…

▼杉浦「まったく違う試合になるだろうね。藤田とはお互い同じ土俵で勝負したけど、あの人(桜庭)は自分の領域からは徹底して出ないからね。でも寝技になったら“真っ向勝負"を仕掛けてくる」

――前哨戦では寝技に持ち込まれた末にフットロックでギブアップ負けを喫したが対策は?

▼杉浦「だから寝技対策に行ったんだよ。そしたらジムに桜庭和志がいて、逆に何回も(一本)取られちゃったよ! また足首とか極められちゃったよ!」

――まさか本人を相手に対策をするとは…

▼杉浦「だって練習相手が3人しかいなかったんだもん。ミノワマンと、そこのジム(ナチュラルナイン)を経営してる美木航さんと、あとは桜庭さん。その中で回しながらスパーリングやるしかないから」

――逆に自信を失ってしまったのでは…

▼杉浦「うるせえよ! だからそこ(寝技)で勝負しちゃダメなんだよ。いかに寝技に引き込まれないようにするか。寝技になったとしても、いかに極められないように防御して、立て直して自分の形に持っていくか…っていう」

――勝利のイメージはある?

▼杉浦「それが…ないんだよ。全然想像がつかない、うーん………(※長考)」

――では少し話を変えて、以前より格段に付き合いも増えただけに、人間・桜庭和志についての印象は?

▼杉浦「まぁ昔から、俺が高田道場とかラフターセブンに(出稽古に)行ってた頃から話してはいたんだけど、こうしてノアに上がって付き合いが深くなって思ったのは『あぁ、案外この人って難しい人じゃないんだな』ってことかな。他の人からは『(桜庭は)あんまり心開かないよ』って聞いたりもしてたから。心開いてくれてるってことなのかな……でもあの人、話なげえんだよな。電話とかかかってくると。しかも、ちょうどこっちが忙しい時に電話してくるんだよな…。用件話してからが長いんだよ」

――実は不満に思っていたこともあると…

▼杉浦「“ガールズバーのお返し"もしてもらわないといけないし」

――ガールズバーのお返し?

▼杉浦「いやさ、以前あの人のYoutube出たんだよ。酒飲みながら座談会するみたいな感じで。で、その撮影終わって『飲みに行こう!』って言うから、『じゃあ俺の知ってるガールズバーに行きますか』って話になって。で、行ったんだけど、あの人財布持ってきて無かったんだよ! あり得る!? この業界さ、やっぱり先輩が払うもんだし、なんなら向こうが『飲みに行こう』って言い出したんだぜ? それなのに財布持ってきてないとか…」

――ガールズバー事件の清算マッチでもあると…

▼杉浦「そうだな。だからタイトルマッチが終わったら、どっちが勝とうがお返しとして、どっか連れてって欲しいよね」

――そして当日は、三沢さんのメモリアル大会。三沢さんが亡くなって今年で十三回忌になる

▼杉浦「うん。三沢さんへの思いはずっと変わらないけど、今年のメモリアルでは桜庭和志と初めてシングルで戦う。三沢さんがいた頃のノアでは考えられなかったカードだから、そういった意味でも“今のノア"を見て欲しいよね。まだまだ俺もベルトに絡んでるからこそ、こうやってメモリアルでタイトルマッチができるワケだし」

――まだまだ全盛期を見てもらうためにも、改めてどんな勝ち方を?

▼杉浦「いやぁもう…想像つかねえんだよな。何が効くのかもよく分からないし。うーん……あっ! 試合の決着も“じゃんけん"にしてもらおうか! なかなか決着つかなかったらさ、途中でマイク握って『おい! こうなったら最初はグーで勝負だ!』って」

――それはそれで斬新だが、さすがに…

▼杉浦「(※無視して)よし! じゃあ早速特訓だな!」

※近くにいたノアの女性スタッフと“じゃんけん特訓"を行うが、連戦連敗。恐るべきじゃんけんの弱さを露呈して、逆にさらなる不安を招く結果に…

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