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5/19【NOAH】GHC奪回へ丸藤が決意表明 リミッター完全解除で8年ごし“丸藤時代"到来へ意欲(写真あり)

 7・5有明コロシアム大会で永田裕志の持つGHCヘビー級王座に挑戦することになった丸藤正道が19日、東京・有明のノア事務所で決意表明会見。“リミッター"の完全解除による至宝奪回を宣言したうえで、「これからのノアのためには、俺がよりしっかりしないといけない」と約8年ごしの“丸藤時代”到来へ使命感を燃やした。

 今年2月に森嶋猛を破ってGHCヘビー奪取を果たした永田は、奪回に立ち上がったKENTA、杉浦貴、マイバッハ谷口、モハメド ヨネをことごとく撃破。「もう緑のマットは青く染まった」と“完全制圧"を宣言したが、そこで名乗りを上げたのが丸藤だった。

 これまで丸藤が奪回に名乗りを上げなかったのは、特段シングル戦線での実績に乏しいことも理由の一つではあったものの、「レスラーとしての欲が少し欠けていたのが正直なところ」でもあったという。

 確かにこれまでは、どうしても副社長として周囲を気遣う部分もあった。だが、5・17後楽園大会でついに奮い立った。壮行試合でKENTAを見送り、“KENTAのいなくなるノア"を実感。そしてメインでは4人目の方舟戦士が永田の前に屈した。「『やらなくてはいけない』という使命感が改めて生まれた」ことで、“ジーパンに上半身裸"という帰り支度の真っ最中なことも忘れて、気がつけば永田が踊るリングに向かっていたという。「俺の中にどうしても色んな部分でストップがかかってた…という側面もあったんで。そういうものを全部とっぱらって、振り切って、今回ベルトを獲りにいきたい」と“リミッター"の完全解除を宣言した。

 これまで永田とのシングルは新日本のG1 CLIMAX、ノアのグローバル・リーグ戦で2度実現しているが、いずれも敗れている。「個人的にも借りを返したい。苦手意識はないんですけど、なぜか詰めがうまくいかない。スキを突いているように見えて、逆にスキを突かれてた部分が多々あるので、そういった部分を気をつけながらいく」と5・24上越大会から始まる前哨戦を通じて、攻略の糸口を探るつもりだ。

 かつてGHCヘビーを巻いていたのは約8年前の2006年。田上明、秋山準を連破して王座奪取に成功し、ノア初の“GHC全タイトル完全制覇"も達成した。KENTAとの防衛戦ではその年のプロレス大賞ベストバウトも獲得。本格的な“丸藤時代"到来を予感させた矢先に、暮れの武道館大会で故・三沢光晴さんに敗れて陥落し、“時代"を築くまでには至らなかった。

 その後、杉浦や森嶋、KENTAが長期政権を築いて“時代"を作っていったものの、丸藤には縁がないまま。「これからのノアのためには、俺がよりしっかりしないといけない、という気持ち。逆に言えばこれが良いきっかけになると思うんですよね、レスラーとして。まだまだ終われない」。8年越しの“丸藤時代"到来へ。まずは至宝奪回で“天才新章"幕開けといく。

※会見における丸藤の詳細コメントは容量の都合上、別項に掲載いたします

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