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5/27【ZERO1】大谷が6・1後楽園でのKAMIKAZE討伐で「副社長から引きずりおろす」、横山は後任に名乗り(写真あり)

 6・1後楽園ホール大会でKAMIKAZE&TARUと対戦する大谷晋二郎&横山佳和が27日、都内・ZERO1道場で会見。大谷が「ここでキッチリ決着をつけて、改めてKAMIKAZE本人から副社長を降りると言わせたい」とKAMIKAZE解任を誓えば、横山は後任に名乗りを上げた。

 現在、ZERO1において懸案の一つとなっているのがKAMIKAZEの存在だ。副社長の座に就きながら、リング上では悪行三昧。5・6後楽園大会では大谷と保持したNWAインターコンチネンタルタッグ王座から陥落後、電動ドリルで大谷の額を突く暴挙も働いた。

 それまでは大谷もKAMIKAZEの「ZERO1愛」を信じてきたが、ついに堪忍袋の緒が切れた。「この間のタイトルマッチで負けたあとの暴挙を見た段階で、僕はこいつから副社長という肩書きを外さないとZERO1のためにならない」との思いを強くし、6・1後楽園大会でのKAMIKAZE討伐を決意した。

 そこで大谷はKAMIKAZEを軍門に下らせ、副社長を解任させる構えだ。しかもあとで言い逃れできないように「かけろとかありふれたものではなく、終わってから奴の口から副社長でいられないという言葉を吐かせたい」としっかり言質もとるつもり。逆にKAMIKAZEから社長の座をかけるよう要求されることも考えられるが、「僕は社長を降りません。どういう理由であれ社長を降りたら音を上げることになる」と言い切った。

 パートナーに抜擢された横山も「副社長になってから試合でも反則ばかりやって、最近ではドリルまで使って。ホント何をやりたいのかわからない」とKAMIKAZEには疑問と不満しかない。「副社長にふさわしくない」と大谷に同調した横山は「自分がKAMIKAZEを倒し、自分が副社長になりたい」と後任に名乗り。「社長としての姿をずっと見てきて、大谷さんのサポートをしていきたい気持ちがあります」と訴えた。

 横山の副社長就任はさておき、大谷はZERO1の秩序を守るためにもKAMIKAZEの暴走に歯止めをかける。

【会見における大谷&横山】
▼大谷「次の後楽園ホール大会、横山と二人でKAMIKAZE、TARUと戦うことになりました。この試合、考えてみれば向こうのトップツーだと僕は思うんですね。その二人と戦う時にパートナーが横山。こいつと結果を出してZERO1に新しい風景を作りたい。これ以上、奴らの好き勝手させるわけにはいかない。最近、パチンコ玉三郎さんのイベントで横山が新潟で2連勝、自分の力で結果を出してきてます。僕はやってくれると信じてます。僕も全力で戦い、しっかりあの二人から勝ちを奪い、そろそろ副社長という肩書きを彼に任せちゃいけないんじゃないかという気持ちが正直してきました。前まではいろんなことをやりながらプロレス愛、ZERO1愛というものがあると僕は信じてましたけど、この間のタイトルマッチで負けたあとの暴挙を見た段階で、僕はこいつから副社長という肩書きを外さないとZERO1のためにならない。僕はそう思い始めました。ここでキッチリ決着をつけて、改めてKAMIKAZE本人から副社長を降りると言わせたい。降りざるを得ない状況に追い込んで副社長の座から引きずりおろしたい。全力で戦います」

▼横山「ここ最近のKAMIKAZEの行動に限界を感じてます。副社長になってから何をやりたいのかわからないし、試合でも反則ばかりやって、最近ではドリルまで使って。ホント何をやりたいのかわからない。副社長にふさわしくないと思うので、自分がKAMIKAZEを倒し、自分が副社長になりたいと思います」

――KAMIKAZEは副社長の座をかけろと?

▼大谷「試合が終わって、僕が一番望むべき形はKAMIKAZE本人から『副社長にいるわけにいかない』と吐かせたいんですよ。ここでかけろとかありふれたものではなく、終わってから奴の口から副社長でいられないという言葉を吐かせたいのが僕の気持ちの中にありますね。横山も本音をぶつけて、奴らに対する思いを言いましたけど、僕は冷静な立場から言って、副社長を俺がやるうんぬんはいいけど、今そういうものを背負わずイチレスラーとして全力でやってもらいたい気持ちがあります。奴らを倒すために自分にハッパをかけるためにそういうことを言うのはいいと思います」

――KAMIKAZEは逆に社長の座をかけろと要求してくるかもしれないが?

▼大谷「ここで『よっしゃ俺も社長かけてやる』と言ったらかっこいいのかもしれないけど、僕は社長を降りません。降りるわけにいかないんですよ。僕は何年もやってきて、どういう理由であれ社長を降りたら音を上げることになるからね。売り言葉に買い言葉で『お前も社長の座をかけろ』と言うでしょう。かけません! 負ける気は毛頭ないけど、どういう結果であれ、かけません。音を上げたくないからです」

――副社長になりたい理由は?

▼横山「いつも最近、大谷さんと組ませていただいて、社長としての姿をずっと見てきて、大谷さんのサポートをしていきたい気持ちがあります」

▼大谷「若干怖いですね。大谷のサポートをしたいと、KAMIKAZEが副社長になる時、全く同じ言葉を言ったからね。ちょっとドキッとしました。一言一句、同じ言葉だったんでびっくりしました。でも信じてます」

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