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6/12【NOAH】“TMDK”ニコルス&ヘイストが7・5有コロでのGHCタッグ挑戦名乗り 杉浦指名に呼応(写真あり)

 マイキー・ニコルス&シェイン・ヘイストのTMDKコンビが12日、東京・有明のノア事務所で会見し、7・5有明コロシアム大会でのGHCタッグ王座挑戦に名乗りを上げた。

 “弾丸ヤンキース"杉浦貴&田中将斗組は4月のグローバル・タッグリーグ戦を制したばかりか、ZERO1のNWAインターコンチネンタルタッグ、ノアのGHCタッグ両王座も奪取。GHCタッグ初防衛戦の舞台を7・5有コロ大会に指定した杉浦は、「賞を獲ったことがあるような、誰もが認めるタッグチームとやりたい」と暗にTMDKコンビを指名していた。

 ニコルスが所要で渡米していたため、先週行われた東北ツアーはヘイストのみが参加。この日、ニコルスが来日して2人揃ったことから、早速会見が開かれ、ニコルスが開口一番「ベストタッグといったら俺たちしかいないし、実際去年(プロレス大賞の)ベストタッグ賞を獲ってる。俺たちしかいないでしょ。挑戦させてくれ」と挑戦を表明した。

 昨年はプロレス大賞の最優秀タッグ賞を受賞したTMDKコンビだが、今年1月に森嶋猛&マイバッハ谷口組に敗れてGHCタッグ王座から陥落。4月のグローバル・タッグリーグ戦でも終盤に杉浦&田中組に敗れたことが響いて優勝を逃し、勲章からは見放されている。

 だが、ヘイストは「彼ら(杉浦&田中)はタッグリーグもGHCタッグを獲ったばかりか、ZERO1でもタッグタイトルを獲ったんだ。最近の勢いはマジでヤバい。逆に俺たちはここ最近、結果を残せてない。でも失うものは何もない状態なんだ。あとは上がっていくだけ」と強調。ニコルスも「振り返ってみれば俺たちはオーストラリアで何もない状態からノアのトップグループまでのし上がっていった。何もない状態。それがTMDKで一番力を発揮できる状態とも言える」と同調し、取り戻した“ハングリーさ"を最大の武器とした。

 妥協なき怒とうの畳みかけで相手を一気に飲み込むのが杉浦&田中の身上でもあるが、「彼らはまっすぐに突進してくる。そこにスキが生まれるんじゃないかな? 僕らの持ち味は適応能力。どんなタイプのチームが来ても適応できる自信がある」とニコルスが“切り返し"に自信をみせれば、ヘイストは「俺たちのほうがより若いし、よりデカい。コンディションでもフィジカルでも上回ってるはず。スギウラが俺のアゴを狙ってエルボーを打ち込んでくるなら、どうぞそうしてくれ」とアゴを指差しながら“真っ向勝負"にも自信をみせた。

 ともあれ、これで有コロタッグ王座戦は決定的に。KENTA退団後初のビッグマッチは、図らずも“内容重視"の4大GHC戦が並ぶことになる。ヘイストは「その中でも一番ハイクオリティな試合をするよ。飛んでも、殴っても全てでオーサム(すごい)と言われるような試合。オーサムレスリングで他のタイトルマッチを食ってやる」と言い切った。

 TMDKにとってのGHCタッグベルトは「日本での成功の象徴。TMDKの“一部"」(ヘイスト)、「俺たちのすべてを表すベルト」(ニコルス) ハングリーさを取り戻したTMDKが、今度は半年ぶりにGHCタッグベルトを取り戻すか。とにかく名コンビ同士の王座戦は、熱戦必至な一番となる。

※会見におけるニコルス&ヘイストの詳細コメントは容量の都合上、別項に掲載いたします。下記関連リンクからご覧下さい

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