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6/26【IGF】ハンマー鈴川vsバーンマシン川口? 7・13博多『GENOME30』で鈴川と川口が3度目の一騎打ち(写真あり)

 IGFは26日、7・13博多大会『GENOME30』で「クラッシャー川口vs鈴川真一」のシングルマッチを行うと発表した。鈴川はハンマー、川口はバーンマシンでの練習効果を強調しつつ、真っ向勝負を誓い合った。

 両者の対決は3回目。これまでの対戦成績は鈴川の2戦2勝だ。この日、そろって東京・高円寺のIGF道場で会見した両雄は「2回ほど勝ってるんで3回目もしっかり勝って、力関係を確定させたい」(鈴川)、「2回やって2回とも負けてるんで、次こそは勝つ。自分自身としても4月(両国)のブレット・ロジャース戦がああいう形(※MMAルールで28秒KO負け)に終わってるんで、キッチリやっていきたいと思う」(川口)とそれぞれ意気込んだ。

 博多大会は『GENOME』シリーズの大会とあって、GENOMEルール(旧プロレスルール)での対決となる。双方ともにGENOMEルールでの試合は久々となるものの、「GENOMEルールはしばりがないし、IGFに入った頃からやってきたルールなんで自信がある。『あれやっちゃいけない、これやっちゃいけない』が無いんで、力と力でぶつかり合える」(鈴川)、「特にルールは意識してない。とにかく4月は何もできなかったんで、今回は自分らしさを出せるように。東京では負けてるんですけど、地方では勝ち続けてる。ゲンかつぎじゃないですけど、地方での連勝記録も伸ばしたい」(川口)とそれぞれ話した。

 現在は高橋義生・新コーチのもとで、道場で汗を流す鈴川と川口ではあるが、ともに“こだわりの練習"がある。

 “先手"を打ったのは川口。練習方法を問われるや、「ちょっと待ってください」とおもむろに道場の奥から“バーンマシン"を取り出した。

 バーンマシンはアメリカで開発された筋トレ用品。両手を使って回転させるだけで、上腕や三角筋に高負荷をかけることが可能で、UFCファイターの75%が活用していることで有名になったという。

 早速“実演"してみせた川口は「最近はこのバーンマシンを取り入れています。パンチ力も回転も上がるし、相手を“つかむ力"もつく。息上げにもちょうどいいし、スタミナもつく。これで15000円。自宅用にも買いました。お買い得です(笑)」と、セールスマンさながらにアピールした。

 対する鈴川は“ハンマー"だ。話を振られると、川口同様「ちょっと待ってください」と一拍置いて、道場奥からバットとハンマーを持ち出した。

 これまで素振りの反復でパンチや蹴りの原動力となる腰の回転を強化してきた鈴川だが、そこにハンマー・トレも追加。「最近は素振りに加えてハンマー・トレーニングを取り入れてます。一日何十セットも振り回したり、振り下ろしたりを繰り返して、おもに背筋を鍛えてる。この動きを生かした技も考えてるし、単純に打撃力もついた」と説明した鈴川は、「さっきは50キロのバーベルを持って近所を散歩しました。通報されないように気をつけます」とコワモテの風貌で笑った。

 それぞれ独自の方法で鍛えた結果は試合で出す。「相変わらず前に前に出るつもり。打撃だけじゃなくて、レスリングも高橋コーチにみっちり仕込んでもらってるんで、その成果もみせたい」(鈴川)、「お互いそういう(正面からいく)スタイルなんで、そういう展開になるはず。バーンマシンとハンマーの打撃力対決?なのかもしれないけど、パンチの回転数ならこっちが上」(川口) 真っ向勝負を誓い合った両雄は、そのまま撮影のためIGF道場の入り口に移動。親子連れが行き交う昼下がりの閑静な住宅街の中で、筋骨隆々の男2人がバーンマシンとハンマーを持ってにらみ合うという異様な光景が展開された…。

 7・13博多大会『GENOME 30』の決定分カードは以下の通り。


☆7/13(日)福岡国際センター『GENOME 30』16:00開場、17:00開始

▼シングルマッチ(GENOMEルール)
クラッシャー川口
vs
鈴川真一

▼IGFスペシャルタッグマッチ
天田ヒロミ
ジェロム・レ・バンナ
vs
ミノワマン
小川直也

▼シングルマッチ(GENOMEルール)
橋本大地
vs
藤田和之

プロ格 情報局