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7/2【ARISTRIST/WWE】蝶野30周年イヤーに“nWo・Tシャツ"がWライセンスで復活! 9月に“黒い(?)法人”立ち上げも予告(写真あり)

 かつて大ヒットした『nWo』Tシャツが蝶野正洋運営のアパレルブランド・アリストトリスト(AT)と米WWEのダブルライセンス商品として復活することが2日、発表された。

 プロレス界では“伝説"と化しているTシャツが復活する。1990年代後半、米WCWではハルク・ホーガン、新日本マットでは蝶野を中心に一大ムーブメントを起こしたユニット『nWo』だが、なかでもTシャツは記録的な売り上げを誇った。日本国内だけでも20万枚以上を売り上げたといわれ、“プロレスTシャツ史"に今もなお金字塔を打ち立てている。

 復活の契機となったのは蝶野の“記念イヤー"だ。今年デビュー30周年を迎える蝶野は、記念イヤーにふさわしい商品展開を計画。ライセンス事業を手がける『株式会社イングラム』を通じて現在nWoの版権を持つWWEと接触し、ATとWWEの“ダブルライセンス"で販売されることになった。

 この日蝶野は東京ビッグサイトで開かれた展示会『ライセンシングジャパン』内で、イングラムの加藤勉社長とともに会見。「nWoは自分の大きな分岐点となったユニット。30周年記念でより多くの人にATに親しんで欲しいと考えていたので、ライセンス販売が実現できてうれしく思います。かつてのファンも自分と一緒に年齢を重ねてると思いますが、最近はバラエティ番組やEテレに出演していることもあって、若い世代への認知度も上がってきた。これを機にぜひ、女性やお子さん、親子で着て欲しい」と語った。

 まずは“第1弾"としてオーソドックスな復刻版「nWoロゴ」Tシャツを9月から発売。両袖にATとWWEのロゴが入る。幅広い世代を意識してサイズは「S、M、L、XL、XXL、Jr.M」の6サイズを用意し、カラーはブラックとホワイトの2色、価格は3500円だ。第2弾以降にロゴ以外の新デザイン版nWo・Tシャツが販売される可能性もあるという。

 蝶野自身もnWoへの思い入れは強い。「アメリカでホーガン、ナッシュ、ホールの3人が、与えられた企画以上のものを発想してレスラー主導でムーブメントになった。俺もあの頃は、ちょうど新日本隊を抜けて一匹狼になったところで、何かヒントをつかもうと軽い気持ちでアメリカに視察に行った。自分自身で考えての行動だったんで、思い入れは強いね。Tシャツが爆発的に売れて新日本も潤(うるお)ったし、業界全体が潤った。業界におけるマーチャンダイジング(商品展開)の形をひとつ示せたものだと思う」と振り返った。

 30周年イヤーとして、他の“仕掛け"もある。「9月ごろに“ある法人"を立ち上げます。詳しくはまだ言えないけど、30周年の柱になるもの。その設立記念も兼ねて秋口にパーティも開く予定」と久々に“黒い予告\"も放った。

 先日は新日本の親会社・ブシロードともタッグを組むなど、記念イヤーにおいて精力的に動く黒のカリスマは「各団体、厳しい経営状況でも潰さずに、絶やさずにやってきた。ブシロードを通じて新日本の現状も聞いたけど『頑張ってるな!』と。業界トップを走る新日本だって、決して余裕のある状態じゃなくて、必死に走ってる。プロレス業界から離れれば離れるほど、バイタリティを感じるね。ちょうど今、業界全体が上昇してる機運を感じる。時代がプロレスに向き始めてると思う」と蝶野。その機運に、nWo・Tシャツ復活がさらなる追い風となるか。

☆AT×WWE nWoTシャツ
[価格]
3500円(本体価格)

[サイズ]
S、M、L、XL、XXL、Jr.M

[カラー]
ブラック、ホワイト

[販売スケジュール]
・一般発売予定:9月
・7月25日AT独占先行発売開始
・7月26日AT大阪販売会、7月27日AT名古屋販売会でも先行販売

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